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「モヤさま」でブレイクの狩野恵里アナが初のエッセイ本を出版! 就活生や社会人にエール


動物園で号泣、アスリートと対決し全力疾走……バラエティ番組「モヤモヤさまぁ~ず2」(テレビ東京系)で、局アナとは思えない体当たりが話題の狩野恵里アナウンサーが初エッセイ本「半熟アナ」(KADOKAWA)を2月20日に発売! 21日に、紀伊國屋書店・新宿南店にて書籍の出版記念お渡し会が執り行われた。

「モヤさま」では、さまぁ~ず2人からの過激ないじりをモノともせず、全力で応える彼女。その気取らず裏表のないあっけらかんさが人気を呼び、ORICON STYLEが開催する2015年「好きな女性アナウンサーランキング」では、堂々6位に選ばれている。

この本は、そんな狩野アナの生い立ちから新人時代など、これまでの経験を通じて得た様々なアドバイスや想いをつづったものだ。Entame Plexはイベント前に狩野アナを直撃し、インタビューを試みた。

――発売おめでとうございます。率直な感想をお聞かせください。

「ようやくできたんだな~という感じですね。およそ半年間、試行錯誤して書いたんですけど、がんばってよかったな、と思いました。売れるかどうかわからないのに自分のなかではもう既に満足しちゃってます」

――モノを書くのって大変でしたか?

「読むのは好きなんですけど、書くことは会社に入ってからはめっきり減りまして。ですから、夜寝る前に思いついたことをメモして、朝起きて文章に起こしたり。なかなか締め切り間際にならないと進めない性格なので、定期的に打ち合わせをしてお尻を叩いてもらって、ようやくここまでたどり着けました(笑)」

――こうして狩野さん自身の内面を世間にさらけ出すのはこれが初めてでは?

「そうですね。入社して先輩からどんなアドバイスをもらったか、アメリカに住んでいた学生時代の話とか、これまで話す機会もなかったのでほとんどが、初めてお伝えする内容になっています」

――さまぁ~ずが帯に寄せたコメント「この本誰が買うんだよ!(笑)」に驚きました。

「ホントですよね(笑)! でも、その通りかもなんて思っちゃったかも、誰が買うんだよって」

――さまぁ~ずらしい応援といえば、そうですね。

「愛を感じました。まさにこの間、さまぁ~ずさんが『誰が買うんだろな、ははは』と言いながら読んでくださって。私も周りも『うん、誰が読むんだろう』って、みんなして。でも、なんだかんだ言いながら読んでくれたみたいで(笑)、(『モヤさま』の)プロデューサーは『2分くらいで読める』って言っていました」

――よく言えば読みやすい。

「堅苦しいことは書いていないので、読み進めやすい本だとは思います」

――驚いたのは失恋についても語っていることです。ちょっと意外な気がしました。

「仕事により向き合えるようになった、というエピソードの肉付けとして少し触れた次第です」

――今年30歳を迎えますが、結婚願望などは?

「ストレートな質問ですね~(苦笑)。Facebookを見ていると、毎週周りの誰かが結婚したり子どもを産んだり、というトピックがあるので、ああ、そんな年代になってきたのかな、と。意識しないといえばウソになるんですが、まだ実感として湧かないですね。まあ、人生何があるかはわかりませんので」

――狩野さんの人生におけるターニングポイントを教えてください。

「ひとつは海外で生活したこと、もうひとつはアナウンサー職に就いたこと、それから『モヤさま』に出演したことが大きかったですね」

――2015年の「好きな女性アナウンサーランキング」では6位の好成績でしたね。

「ありがとうございます。でも、『何で入ったんだろう』というのが正直な気持ちです。テレビ東京の名前が露出して、会社に少なからず貢献できたのはうれしいですね。周りから『テレ東でも入れるんだ』って言われまして」

――ひどい(笑)。

「あとは『モヤさま』の印象が強いと皆さまから言われるので、番組の知名度アップに少しでも役に立ったのかなって。番組や会社に少しでも恩返しができていればありがたいです」

――「モヤさま」といえば、大江麻理子キャスターが狩野さんの前任を務めていますよね。最近では大江さんとは会う機会もあるのですか?

「『空いた時間にランチ行こうね』って話していても、取材などですごくお忙しそうなので、なかなか会えず寂しいです……」

――そういえば、先日の狩野さんご自身のTwitterに、さまぁ~ずや大江さんと居酒屋にいる画像を見ました。

「あれはロケの日だったんです。その日は大江さんがお休みで、さまぁ~ずのおふたりが『大江と飲みたい!』ってずっと言っているので、連絡してみたんです!」

――では最後に、この本をどんな人に読んでほしいですか?

「これから就職を控えている方や社会人になりたての方に読んでいただけたらうれしいですね。『狩野でもがんばってるんだから、自分もやれるかな』って思っていただけたら。あとはテレビ東京アナウンス部の先輩たちの言葉も書かれているので、テレビ東京マニアの方にもぜひ!」

<関連サイト>
狩野恵里(テレビ東京) http://ablog.tv-tokyo.co.jp/kanou09/