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Crystal Kay“桜シーズンに出したいって思っていた”新曲は自身初のサクラ・ソング


昨年末にアルバム『Shine』をリリースし、日本での活動を本格的にリスタートしたCrystal Kay。
そんな彼女の2016年第一弾シングルは、自身初の桜ソング、その名も『サクラ』。
切なくも前向きな歌に込められた思いとは……。
さらには、古川雄輝出演で話題のミュージックビデオ、そして今後新たに挑戦してみたいことなど、いろいろと聞いてみた。

――昨年末にリリースした約3年半ぶりとなるアルバム『Shine』の反響はいかがでした?

「みんなすごく『聴きやすい』、『元気が出る』アルバムだって言ってくれました」

――前回インタビューさせていただいた際にも、自分がやりたいポップスができたと言ってましたね。

「そうですね。それを伝えることができて嬉しいです。リリースの後にはツアーも行ったのですが、そこでもみんなすごくアルバムを聴いて予習してきてくれたみたいで。歌っていても新曲を披露しているって感じがあまりしませんでした。まだリリースして2カ月しかたっていないのですが、そんな感じが全然しなくて。ライブでは昔の曲も歌ったのですが、その中で今回の新曲『サクラ』も織り交ぜて」

――その新曲『サクラ』のCDの発売日となる3月23日には追加のライブもあったんですよね。それは偶然?

「そうなんですよ、偶然にも(笑)。浸透してくれるといいな」

――『サクラ』は2016年第一弾の曲になりますよね。そういうのは気にします?

「今回はアルバムもあったのでそんなに気にはしなかったのですが、それ以上にリリースが早いなって(笑)。でも、この曲は実は去年レコーディングしていた曲で、そのときから桜シーズンに出したいって思っていました。だからようやくリリースできて嬉しいです。しかも、初めての桜ソング!!」

――そうなんですよね。桜ソングは初。

「しかも、去年NYから帰ってきて最初にレコーディングしたのがこの曲だったんです。だから余計に緊張していて。久しぶりに日本語で歌うし(笑)。ちゃんと思いを届けられるかなとか、そのときは事務所を移籍したばかりでどういう曲でリスタートするのかなとか。いろいろな気持ちで緊張しながら歌っていた気がします」

――先ほど桜シーズンに出したかったと言ってましたが、タイトル含め本当にこの時期ぴったりの曲ですね。切なくも前向きな感じとかも。

「そうですね。私自身、切なさよりも前向きさ、ポジティブさをすごく感じます。作詞があがってきたときも、すごく今の時期にぴったりだと思いましたし、日本に帰ってきて最初のレコーディングで、初めて聴いたときはいつリリースされるかもわからない中で気持ち的にも切り替えられたというか、“ここで次のCrystal Kayを始めるぞ!”みたいな気持ちにもなって。メロディもすごくキレイで伝えやすいですし、みんなにもすぐ覚えてもらえそうだし、カラオケでも歌いやすいと思います」

――聴いているといろいろな映像が浮かぶというか、様々な思いが頭をよぎりますね。

「そう言ってもらえると嬉しいです。歌詞もひとつひとつ置いていくような感じだから、歌っている間に歌詞にあわせてそのシーンを考える時間があると思うし」

――自分でも何か思い出しました?

「思い出すっていうより、優しく、若かったころの自分に歌っているような感覚でした。でも、ライブではきっといろいろと思い浮かべながら歌えそうな気がして、これは歌いやすいかもって思いました。でも、いろいろな桜ソングがある中で今回私にとっては初めての桜ソング、それだけに数ある曲の中でも光りたいです(笑)」

――桜ソングは本当にたくさんありますからね。そのあたりはやっぱり意識しますか。

「たくさんありますけど……私の曲はカタカナなんで(笑)。カタカナの“サクラ”っていうタイトルあまりないらしいんですよ。そこが勝負です(笑)。新しい桜ソングになるといいな~」

――今年だけじゃなく、来年、再来年も歌ってほしいと。

「もちろん。今回はシーズンソングができたって感じです。これからずっと残っていってくれるといいです。メロディも覚えやすくて、歌いやすいし、サビも聴いたら忘れられないような感じだと思うので」

――“桜”と聞いて何か思い出すことはありますか?

「小学生のときに満開の桜の中でピクニックをしたことです。そこでユーミンさんの『春よ、来い』を超聴いていた思い出があります。あの曲は本当に大好きなんですよ」

――でも、そんな「春よ、来い」さえも超えたいと。

「そうなんですけどね……あれを超えるのは……でも頑張ります(笑)」

――ミュージックビデオも素敵でしたね。

「今回は古川(雄輝)さんに出演してもらったのですが、反響がスゴいですね。古川さんと小島梨里杏さん、2人のピュアな感じがなんとも言えずいい感じで。曲のメッセージともすごく合っていていいですよね。お互いそれぞれ自分の道があって、現実を受け止めながら強くなっていくみたいな。それがすごく素敵に仕上がっていてよかったです。何より大人になったときの彼女の顔が超リアルでヤバかったです」

――今回はリリースにあたって、出張ライブも計画されているとか。

「そうなんですよ。いろいろ募集して、北海道にある卒業生が5人だけの中学校にサプライズで先日行って『サクラ』を歌ってきました! 小さいころからずっと一緒だった5人が、中学校卒業でばらばらになると聞いて、5人が学校で集まる最後の日に私の『サクラ』を届けられて、本当に嬉しかったです」

――アルバム、そして今回のシングル『サクラ』といよいよ本格的に活動再開という感じですが、これから何かやってみたいこと、新しく挑戦してみたいこととかありますか?

「ライブをたくさんやりたいっていうのは変わらないのですが、あとは……学園祭とか出たことないので出てみたいですね。そして、国内でもまだまだ行ったことがないところがたくさんあるので各地をまわってみたいですし、フェスにも出たいです! それから、ドラムを叩きながら歌ってみたいし……」

――ドラムですか? それはちょっと意外。練習してるんですか?

「練習まではしてないんですけど、ドラム好きなんですよ。リハ中とかに遊んでる感じです。最近はギターも弾き始めたので弾き語りとかもやってみたいですね」

――『サクラ』の弾き語りとかすごくよさそうですけどね。

「そうですね! 早速練習しないと!」

衣裳:河辺菜津子(KIKI INC.)
メイク:武田隼人

<関連サイト>
Crystal Kay http://www.universal-music.co.jp/crystal-kay
“Crystal Kay流の王道ポップス”約3年ぶりの新作で魅せる新たなステージ https://www.entameplex.com/archives/25877