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BMW、MINIが示す未来の車、MINIビジョン・ネクスト100とは?


世界的自動車メーカーBMWが創立100周年を迎え、その記念事業の一環として同社が誇るブランドのひとつMINIから、未来を見据えたコンセプトカー:MINIビジョン・ネクスト100が発表された。

このMINIビジョン・ネクスト100は、絶えず変化する自動車の存在、使い方について、未来のシーンに向けて打ち出すひとつの答え。その中核思想としてはパーソナル・モビリティにおいて地球の資源を大切に使っていくことにあり、同ブランドのキャッチフレーズ“すべてのMINIが、私のMINI”とあわせてカーシェアリングに対する独自の考え方を表している。それはすなわち完全持続のデジタル知能により個人にニーズにあわせていつでもどこでも使え(未来には24時間365日いつでも呼び出せ、さらには自動で迎えにきてくれることも)、さらにはユーザーの趣味や興味にも適応する、かつてない自動車ライフの新提言。

また、MINIは未来のモビリティに対して様々な形からアプローチ。そのキーワードは“デジタルマイカー”、“クーパーライザー”、“アーバン・ゴーカート”。
“デジタルマイカー”とは、“すべてのMINIが、私のMINI”というキャッチフレーズを実現すべく、ドライバーがそれぞれマイカーをセッティングすることが可能に。MINIデザイナーが“まっさらなキャンバス”と言い表すシルバーのボディもどう使うかは人それぞれ。そのときの気分や状況でフレキシブルに使用でき、さらにはルーフや室内照明の雰囲気も変えられるという。

そして“クーパーライザー”。これは中央に配置された円形メーターのことで、エンターテインメントや通信、自動運転のオプションに至るまで各ドライバーに最適な設定を選ぶ能力を完備。これによりドライバーによる運転、自動運転にしてもそれぞれに適合した走りが可能となり、さらにはドライバーの趣味趣向や活動にあわせて情報を選び、提示。車の方からドライバーに情報をすすめてくれたりするという。
また、“アーバン・ゴーカート”は小さく、賢く、キビキビ走るMINIの特性は今後も変わらずと考え、これまでと変わらぬ、それ以上の楽しい走りを提供。フロントエンドがら見える迫力満点の前方景色、拡張現実(AR)ディスプレイによりルートや最適な走行ラインを表示することでエキサイティングな走りを演出し、MINIの特徴であるコンパクトさを継承しつつも車内での体の動きの自由度を高め、なおかつ市街地での乗り降りも楽になるという。

その他にも、丈夫でかすかに虹色に見えるアルカンターラのニットをシートカバーに使用したり、ホイールもその機能性だけでなくデザインまでを追求したりと細部にまでこだわりをみせるMINIビジョン・ネクスト100。BMWグループ・デザインを統括するシニア・バイス・プレジデントのアドリアン・ファン・ホーイドンクは「MINIは五感にアピールするスマートな特注の都市モビリティをお届けしていますが、将来的には、実際に車を持たなくてもそのメリットが楽しめるようになるでしょう」と話しており、MINIデザイン部長のアンダース・バーミングも「MINIビジョン・ネクスト100はMINI独自の世界観が未来にどのような形を取るかを示すものです。そこでは走りの体験が引き続きエモーショナルな中核を形成し、その周辺に簡単円滑に利用できる一連のサービスが展開されることになるでしょう」とコメントしている。

MINI Japan
http://www.mini.jp/