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佐藤二朗「これが本になるのもおかしい……」ツイートが話題となり初版1万部で重版決定!


俳優の佐藤二朗が18日、東京・渋谷のHMV&BOOKS TOKYOで初の著書『佐藤二朗なう』(AMGブックス)発売記念イベントを開催した。

本書は、ツイッター開始1年間で10万人のフォロワーを獲得し、現在18万人を超えるフォロワーを獲得している佐藤のツイッターの投稿をまとめたもの。総計48万リツイートと100万の「いいね!」を突破した投稿の中から厳選した117のツイートに、佐藤によるツッコミを追加して書籍化。

この日のイベントでは、トークショーとサイン会が行われ、約200人のファンが集結。初版1万部の同書の重版が決定したことが発表されると、会場の観客からは歓声が飛んだ。そんな盛り上がりをみせたイベントの模様をレポート!

――現在の率直な感想をお聞かせください。

佐藤「みんな、おかしいよ。だってさ、これが本になるのもおかしいし、本当に買う人がいるんだなって今でも思っている。嬉しいですけどね(笑)」

――Twitterを始めたきっかけってなんだったんですか?

佐藤「『マメシバ』シリーズの主演をやらせていただいているんですが、そのプロデューサーから宣伝のためにやってくれないかと言われまして。まったくSNSというものに疎かったんですが、今の時代を生きていく俳優として、あまり食わず嫌いせず、そういうのに絡んでいこうかなと思ったのがきかっけです」

――これまでの人生をガラケーで過ごされているのには何か理由があるのでしょうか?

佐藤「なんだその上から目線の質問は! そんなのは答えないよ! もう(笑)! まあ、現場とかで、僕がツイッターをやっていることを知っているキャストやスタッフに驚かれます。それでツイッターやってるんですかって」

――今のガラケーは何年ぐらいお使いですか?

佐藤「なんだよ! またその上から目線の質問は(笑)! ガラケーは6年半くらい使っていましたが、最近壊れてしまったので、買い換えました。(ガラケーを持ち)ニュータイプです。書籍の表紙のガラケーが6年半使ったやつです」

――今後、スマートフォンに替えたりするご予定は?

佐藤「こうゆう風に形になってしまうと、なかなか引くにひけないですね。シンボルマークです」

――二朗さんのツイッターはフォロワー数が18万人にも及び、次第に増えている大人気ツイートとなっておりますが、この18万人というフォロワー数をどう受け止めていますか?

佐藤「え……、受け止められてません! 実感ないですね(笑)! 本当に宣伝目的で始めたので。書籍の冒頭にも書きましたが、役者は演じるということに没頭するべきだと思うし、その方がストイックでかっこいいと思う。あと、嫁とか子どものプライベートも一切明かさないほうが神秘的なイメージになるような気がします。ですが、僕はそうゆうことよりも、舞台やドラマの脚本のシナリオ等を細々と書いていて、書くという表現をもっとしたいなという欲求が演じるということとは別腹でにあって、その欲求を満たす1つのツールとしてツイッターを使うのはいいなと思い、書き始めたらありがたいことにフォロワーが増えていって、遂に本にまでなってしまった……おかしな現象です」

――今後もずっと書き続けていただければ、2冊目、3冊目と……。

佐藤「そうですか! わははは、夢の印税生活ですね。多少のマネーが僕にきましたら、それは養育費に充てます(笑)」

――ツイートをされる時はだいたいお酒を飲みながら?

佐藤「だいたいお酒を飲んでるわけではないです……7割位です。シラフの状態で書くこともあります。最近は酔う肴になる時があります。ツイッターをつまみに飲むみたいな」

――ツイートって大変だな、と思ったことはありますか?

佐藤「ないですね。楽しみになりつつある。ただ、あまり写真は載せません。基本的に文で」

――周囲の反響は?

佐藤「木南晴夏や松井玲奈、『神の舌を持つ男』の堤幸彦監督も読んでくれたみたいです。驚くことに皆、30分で読み終わったと。堤監督にいたっては15分だったそうです。気楽に読めるという褒め言葉だと受け取っています(笑)」

――奥さんは関心ないんですか?

佐藤「無関心なんですよね。だた、本の初稿の挿絵が美系だったので、現実と違うからもっとブサイクにしてくれとお願いされブサイクにしました。嫁はすごい喜んでいましたね、バカっぽくて良いイラストだねって」 

――書籍化を一番喜んでくれたのは?

佐藤「息子じゃないですかね。今日も出かける時に『佐藤二朗なう!』っていってました」

――今回、ファンサービスとなる公開イベントですが、これまで、この距離でファンの方々と触れ合う機会はありましたか

佐藤「ないですね。映画の舞台挨拶とかはありますけど、佐藤二朗個人としてこんな華やかな場所でできるなんて、本当に恐縮しております」

――最後にメッセージをお願いします。

佐藤「30分で読めます(笑)! 一気に読んでも良いし、徐々に読んでも良いし、ちょっとお疲れとか、つらいことがあった時にクスッと笑える感じでこの本を利用していただければ幸いです。ありがとうございました!」

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