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ブルーハーツの名曲を稀代の監督&俳優により映像化


甲本ヒロトや真島昌利らを擁し1985年に結成。しかし、1995年に惜しまれながらも解散した伝説のバンド:THE BLUE HEARTS。2015年には結成30年を機に、彼らの名曲6曲が日本を代表するクリエイターにより「ブルーハーツが聴こえる」と題し映像化。それがいよいよ4月8日より全国で公開されることが決定した。

今作「ブルーハーツが聴こえる」は飯塚健、下山天、井口昇、清水崇、工藤伸一、李相日の6名の監督が、いまなお愛されるTHE BLUE HEARTSの名曲「ハンマー(48億のブルース)」、「人にやさしく」、「ラブレター」、「少年の詩」、「情熱の薔薇」、「1001のバイオリン」をそれぞれ自由な解釈で映像化。しかも、そこに参加するキャストも豪華で、飯塚健が手掛けた「ハンマー(48億のブルース)」には尾野真千子、角田晃広、萩原みのりらが出演。下山天による「人にやさしく」には市原隼人、高橋メアリージュン、浅利陽介ら。井口昇による「ラブレター」には斎藤工、要潤、山本舞香。清水崇による「少年の詩」には優香、内川蓮生、新井浩文。工藤伸一による「ジョウネツノバラ」には永瀬正敏、水原希子、藤崎ゆう。そして、李相日による「1001のバイオリン」には豊川悦司、小池栄子、三浦貴大らが出演し、どれも個性溢れる、涙あり、笑いありの作品となっている。

しかし、今作は各作品をとりまとめていた製作幹事会社が突如立ちいかなくなり、劇場公開ができないという状況に。そんななかでも、2016年にはゆうばり国際ファンタスティック映画祭をはじめ様々な映画祭で取り上げられ、ファンの間からも劇場公開を望む声があがり、昨年12月7日よりクラウドファンディングサイト「Makuake」で資金を調達。このたび、見事に公開が決定した。
なお、より多くの人に今作を届けるべく「Makuake」ではクラウドファンディングが続行中。支援者には好きな作品のエンドロールに名前を入れる権利などプレミアムなリターンが用意されている。

また、今回劇場公開を祝い、各作品の主演6名からコメントが到着。

「ハンマーのお話をいただいた時、歌が好きだった私は、ブルーハーツと聞いて、運命だ!と勝手にブルーハーツに運命を感じ、台本も読み切らないうちにやってみたいとお応えし、このお話で飯塚監督、何が起こるんだろう、台本からどんな風に飛び出すんだろうとドキドキワクワクしました。やってみて共演者皆さんのコラボレーションが凄くて、ついていくのに必死の毎日でした。でもほんと楽しかったー。毎日変わっていく台本、飯塚節、炸裂です!それがまた面白かった。出来上がりを観て不思議な感覚だったのですが、とても新鮮な感じがしたんです。早くたくさんの人に見て欲しいです!」(尾野真千子)

「ブルーハーツは僕の青春でありバイブルです。この作品に参加出来た事を心から嬉しく思います。今の生活や環境からかけ離れた未来の世界を感じながらの撮影は独特で貴重な時間を過ごさせて頂きました。アクションもお楽しみ下さい」(市原隼人)

「数年前、ブルーハーツと映画を愛する人間が集まって、好奇心や夢を乗せて汗水垂らして作り上げた作品が、こうやって時間をかけて公開に辿り着く事には意味があると思います。この世知辛い世の中、映画に問わず色々な事柄に困難や事情は付き物ですが、この『ブルーハーツが聴こえる』は映画を愛する皆様の差し伸べて下さった眼差しにより、本当の意味でこの春完成します。手前味噌でなく珠玉の作品群です。多くの汗が報われます。感謝の気持ちでいっぱいです。映画は”現場”だけで無い事、誰による誰の為のモノか改めて学ばせて頂きました。四月劇場での再会を願っています」(斎藤工)

「清水監督とまたご一緒出来ること、大好きなブルーハーツの曲を映画にした作品に参加できるということが嬉しくてたまりませんでした。 息子役の蓮生くんの真っすぐなまなざしに心が震えました。こんなステキな時間を過ごせて幸せでした。たくさんの方に観て頂けたらさらに幸せです」(優香)

「難産でした、、、。でも皆さんの応援のお陰で“6つの情熱”が公開される事になりました。オムニバス映画『ブルーハーツが聴こえる』 決して諦めなかった6人の監督・スタッフの皆さんに、THE BLUE HEARTSのメンバーの皆さんに、そして、この作品を産んで頂いた沢山の皆さんに感謝しています。一人でも多くの方々にこの作品が届きます様に」(永瀬正敏)

「1000のバイオリンを聞きながら、福島第一原発を眺めていた。 防護服をまとって、スタッフ達が撮影の準備をしていた。 生き物の匂いのしない寒風に吹かれて、現実味のない事実の中で、僕と三浦君はシバイをした。 李監督は映画でしか出来ない映画を創っていた。 圧倒的な虚無を、希望の端くれで塗りつぶしていくような作業、 未だ福島の人々が強いられている作業、 ヒマラヤほどの消しゴムで、一思いに消すことができれば、どんなにか楽だろう。この小さな映画に託した僕らの思いが、誰かの何かに少しでも届くなら、 台無しにした昨日を少しでも帳消しにできるなら、 この映画を創った意味があるだろう。一人でも多くの目に触れることを願っています」(豊川悦司)

映画「ブルーハーツが聴こえる」は、4月8日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー。

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