2013年から2014年にかけての年末年始は、日並びが良く、12月30日(月)～１月３日(金)が冬季休暇の場合、その前後にある土日を含めると、有給休暇を取得せずとも９連休を取得することができる。そこで今回、生活者の意識・実態調査をおこなうトレンド総研が、20～40代会社員男女500名を対象に、年末年始休暇中の「帰省」と「旅行」に関する意識調査をおこなった。

「年末年始に帰省と旅行を両方楽しむのは難しいと感じますか」という質問に対し、「そう感じる」と回答した人は75%にのぼり、なかでも81%の人が「時間的な余裕がない」ことをその理由に上げた。そこで、「今年の年末年始に“９連休”が取得できた場合、帰省と旅行の両方を楽しみたいと思いますか」と質問したところ、71%の人が「そう思う」と回答。トレンド総研は、帰省の前後に別の土地に立ち寄る、帰省先の家族と一緒に旅行に出かける等、連休の一部を上手に使った“ちょい旅”の需要が高まると分析。

商品ジャーナリストの北村森氏は、「伊勢神宮」や「出雲大社」の遷宮イベント、「しまかぜ」や「ななつ星in九州」の観光列車デビュー等の影響で、例年以上に「国内旅行」に注目が集まっていることも“ちょい旅”需要への追い風になると予想している。