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清水富美加×飯豊まりえ『暗黒女子』本編13分解禁!


清水富美加と飯豊まりえによるW主演、全ての予測を裏切るラスト24分のどんでん返しが話題となっている映画『暗黒女子』が、4月1日(土)に全国公開となる。このたび、本作の公開に先駆けて、映画全体の12%にも及ぶ本編の冒頭13分が解禁となった。

ミッション系お嬢様学校である聖母マリア女子高等学院の理事長の娘で全校生徒の憧れの的である白石いつみ(飯豊)が謎の死を遂げる。彼女が会長を務めていた文学サークルのメンバーに疑いの目が向けられる中、会長の座を引き継いだ親友の澄川小百合(清水)は、いつみが死んだ理由と真犯人を突き止めるために、メンバー達に<いつみの死>について小説を書かせ闇鍋をしながら朗読会を開くことにする。

最初に発表するのは二谷美礼(平佑奈)による「太陽のような人」。成績優秀な特待生として入学したものの劣等感から学校に居場所を見つけられず孤独を感じていた彼女は、ある日いつみに誘われて文学サロンに足を踏み入れる。そこに高岡志夜(清野菜名)、ディアナ・デチェヴァ(玉城ティナ)、小南あかね(小島梨里杏)ら文学サークルのメンバーが勢ぞろいし、穏やかなやりとりが繰り広げられる。

しかし、美礼はいつみに魅せられる一方で彼女との交流を通じて志夜の裏の顔を知り、最終的に彼女がいつみを殺した犯人であると告発する――。

美礼の小説の中での文学サロンは豪華絢爛で柔らかな光が差し込む究極のファンタジー空間で、それまで硬い表情だった美礼も足を踏み入れた瞬間に思わず感嘆の声を上げるが、耶雲哉治監督は、「文学サロンはいつみの内面の象徴です。美礼が初めて入った瞬間に感じる感動というのは、いつみの内面に対する感動ともいえるんです」と語る。

その一方で、映画のオープニングを飾るのもこの文学サロンでの闇鍋シーン。いつみ亡きあとの“現在”シーンはこの暗闇によってのみ描かれ、鍋がグツグツと煮立つ音や激しい雷、紙が擦れるといったちょっとした音まで、音が丁寧に描かれていることが分かる。

観客も小説を発表するキャラクター達と同じように、暗闇で様々な想像を掻き立てられることになるのだ。耶雲監督は、「闇鍋シーンはもちろん、キャラクター達による独白が続く言葉が多い映画なので、この映画自体が言葉=音という意味で音の映画だなと思っていました。だから付けている音楽もすごく多く、シーンごとにテーマ曲も作っています」と、音に込めたこだわりを語っている。

©2017「暗黒女子」製作委員会 ©秋吉理香子/双葉社

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