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関智一「声優業界は椅子取りゲーム」業界の厳しさを語る


新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は24日、アニメLIVEチャンネルにて『声優と夜あそび 金【関智一×畠中祐】#22』を放送した。

本放送では、“夜あそび”でのコンビをスタートして半年が経つものの、「じっくり話す機会がなかった」という関と畠中の距離をより縮めるため、「もっと関さんとしゃべりたい!!!」を実施。スタッフのいない、カメラだけが置かれた楽屋で、関と畠中の2人っきりのじっくりトークを行った。

「聞いてみたいことをたくさん考えてきた!」という畠中は、関へ「役者になったきっかけは?」「挫折って経験したことあるんですか?」「苦しい時に自分を奮い立たせるためには?」と次々に質問。関はその質問一つ一つに丁寧に答え、芝居に興味を持つきっかけとなったという、小学生の頃に観た小劇場での舞台の話や、心が折れそうなときに意識していることなどを明かしていく。

続いて、「20代前半はどういう役者を目指していた?」と聞かれた関は、「ただがむしゃらにやってただけで、特に目標はなかったかな」と答えつつ、「でも、養成所のときに当時先生だった増岡弘さんに“お前はお芝居上手だね。でもいい芝居じゃない。もっと泥水を啜るような演劇をやれないとダメだと思うんだ”って言われて……汚い芝居をしたいなって思った」「芝居が綺麗とか、上手だねってハートがあんまないみたいな言われ方じゃん。一番言われたくないことだなと思って」と、“綺麗な芝居”と言われることにコンプレックスを抱えていたことを明かす。

また、周りから求められる“かっこいい芝居”と自分が目指す “汚い芝居”とのギャップに悩んでいたことも明かし、経験を通して「ハートも感じさせたいし、ニーズに応えるお芝居もできるようにしたい」と、プロの声優として目指す道に気づいたことを語った関。今では想像のつかない関の葛藤に、畠中は「そういう悩みが若い頃あったんですね」と驚きの声。

また、「“うまい芝居”っていうのがわからないんですよ。ものすごく整った上手さもあれば汚いうまみもあるし…」と悩みを打ち明け、深みのある芝居について尋ねた畠中。畠中からの本気の相談に、関は自身の経験も交えながら「最近は日本語に気をつけている」「この役が何が言いたいのかっていうのがブレちゃうと、ノリでやってるだけになっちゃうから、そこは見失わないように、この言葉はどこにかかっているんだろうとか、気にするようにしてる。どの言葉も絶対に目的があるから」とアドバイス送った。

そして話題は、常に役を取り合う声優ならではの悩みについてへ。アニメの役について、年長者や高齢のキャラクターが限られることから、年齢が上がっていくことに役が少なくなっていくことを話す関は、「椅子取りゲームだよね」と例え、その少ない席を争う声優業界の厳しさを語る。そうして、長く声優業界で活躍することの難しさや不安を明かしつつ、「仕事を呼んでもらえるような何かを、常に高めていかないといけないと思うよね」と語った関。今もなおハングリー精神を見せる関に、畠中は深く相槌を打ちながら、熱い芝居論に耳を傾けていた。

©AbemaTV,Inc.

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