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お金はどう使うべき? 「儲かる投資」の先にあるもの


「auじぶん銀行」が16日、同銀行のイメージキャラクターを務める水原希子とファイナンシャルプランナーの塚越菜々子氏を迎え、「ミレニアル世代女性に送る “じぶんらしく”生きるためのマネーセミナー」をオンライン会議システム「Zoom」上で開催。それぞれの価値観に合わせた支出や資産形成術について話し合った。

多様化する社会で、貯蓄や消費のやり方も人それぞれ。塚越氏は「普通」や「常識」にとらわれず、自身の価値観に合わせたお金の動かし方を提唱する。「こうしようと考えて、その目標のためにお金を動かすのが自分らしいお金の使い方」と話し、環境問題に関心を寄せる水原にはESG(環境・社会・企業統治)投資を、資産形成の一つの方法として紹介した。

ESG投資とは、環境問題や人権問題などの世界的な社会課題に配慮した企業に対して投資すること。水原は「自分の投資先がどんな活動をしているか見える状態なら、すごくいい。(投資した企業の活動に)興味がないのに『儲かる』からやる、はなんだかな、という気持ちがある。でも全部がとてもクリアな状態ならいいですよね」とうなずいた。

塚越氏によると、興味や関心ごとを、お金を動かす起点にすると自分らしい使い方がみえてくるという。「アニメやゲームなどのエンターテインメントに対して、応援したい企業の株を買う方法も立派な投資です。自分らしくお金を使うきっかけは、日常生活のいろいろなところに転がっている」と塚越氏は説いた。

水原は「今回お話を聞いて、何かわからないものに投資するのではなく、自分が納得できるものを選ぶため、焦らずにじっくり考えていきたい。(お金をネガティブにとらえず)気軽に考えてもいいのかなって」。普段使うお金のように、投資を日常に取り入れていければと語った。

またミレニアル世代女性へのエールを求められると「自分の好きなことをよりできる時代。どんな人生にしたいのか、ということを大切に。無理をせず人生を豊かにしていくために、一緒にお金のことを考えていけたら」と答えた。

第2部は、塚越氏が「じぶんらしいお金の使い方を学ぶ」をテーマに、具体的な資産形成術などについて数値データを交えながら指南。年齢から老後に必要な額を知る重要性に始まり、無駄な出費の抑え方、目標に向けた資産形成の方法とそのメリット、デメリットなどをわかりやすく伝えた。また、最後に塚越氏は「自分らしいお金の使い方、ひいては自分らしい人生を実現することに向けて、今日お話しした内容が少しでも参考になればうれしい」と思いを語った。

<関連サイト>
「auじぶん銀行」公式サイト
https://www.jibunbank.co.jp