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Z世代とミレニアル世代の大学時代の「価値観」が変化!?


auじぶん銀行株式会社(以下、auじぶん銀行)は、18歳から22歳の現役大学生男女と、28歳から32歳の大卒者男女を対象に「Z世代とミレニアル世代の大学時代の価値観」に関する調査を実施。このたび、その調査結果を発表しました。

まずは、大学生の悩みについて調査を実施。Z世代の現役大学生には現在の悩みを、ミレニアル世代には約10年前の大学生の頃の悩みについて聞きました。

Z世代の悩み1位は「お金(60.1%)」、次いで「勉強(43.3%)」「友人関係(41.8%)」という結果になりました。ミレニアル世代の大学生の頃の悩みは「友人関係(50.8%)」「お金(48.2%)」「就職活動(48.2%)」となりました。「お金」については今も約10年前も悩んでいる人が多いですが、現役大学生であるZ世代の方が悩みを抱えている人が多い結果に。「就職活動」については、Z世代が約3割なのに対し、ミレニアル世代は約5割で、約10年前の大学生の半数が就職活動に悩んでいたことが分かりました。

Z世代の現役大学生には、現在流行っていること、ミレニアル世代には、大学生の頃に流行っていたことを聞いたところ、SNSや写真アプリ、ファッションに関する声が多く寄せられました。

Z世代の現役大学生の悩み1位にランクインした「お金」について深堀りして調査しました。Z世代には日本経済や自身の将来のお金に関して、不安を感じるか、ミレニアル世代には大学生の頃に不安を感じていたかを質問。結果、Z世代は「感じる(56.0%)」「どちらかというと感じる(31.6%)」を合わせて9割近くの人が、不安を感じると回答。ミレニアル世代で「感じていた(39.6%%)」「どちらかというと感じていた(30.0%)」と回答したのは約7割でした。両世代もお金に対して不安を感じている人が多数派ですが、約10年前と比べ、不安を感じる大学生は増えています。年金問題や、新型コロナウィルス感染症の流行など、さまざまなことから将来のお金について不安が大きくなっていると考えられます。

続いて、Z世代の現役大学生には投資に関心はあるか、ミレニアル世代には大学生の頃関心があったかを聞いたところ、Z世代は「ある(28.0%)」「どちらかというとある(33.6%)」をあわせて、6割以上の人が関心あると回答。一方、ミレニアル世代は「あった(16.4%)」「どちらかというとあった(16.0%)」と回答した人は約3割程度でした。約10年前と比べ、投資に関心を寄せている大学生が3割近く増加していることが分かりました。

投資に対して関心を持つ大学生が増えていることが分かったところで、大学生の頃に投資の経験がある人は実際どれくらいいるのか調査。「投資経験がある」と回答したZ世代は14.8%、「(大学生当時)投資経験があった」と回答したミレニアル世代は12.4%と、どちらの世代も1割程度に留まる結果となりました。現役大学生であるZ世代は、投資への関心が高い人は多いものの、実際に投資までアクションを起こせている人の割合は約10年前から大きな変化がないようです。さらに投資経験のある人に何をしている(していたか)を質問。両世代の1位にランクインしたのは「株式」でした。

就職に関する価値観について調査しました。現在、コロナ禍で採用面接がオンラインになるなど、動き方も変わってきている就職活動。Z世代の現役大学生には、今後就職する上で重視すること、ミレニアル世代には大学生の頃就職する際に重視したことは何か質問しました。両世代ともに上位にランクインしたのは「仕事内容」「給与や賞与の高さ」「仕事のやりがい」でした。Z世代は「社員の雰囲気・人間関係(40.0%)」や「会社の雰囲気(35.6%)」を求めている人がミレニアル世代よりも多く、他人とのコミュニケーションの取りやすさや働きやすさを重視している人が多い傾向にありました。

恋愛に対する価値観について調査しました。まず、Z世代の現役大学生には結婚願望はあるか、ミレニアル世代には大学生の頃結婚願望があったか質問。Z世代は「ある(32.0%)」「どちらかというとある(28.4%)」を合わせて60.4%の人が結婚願望はあると回答。ミレニアル世代は大学生の頃「あった(14.8%)」「どちらかというとあった(19.6%)」を合わせて34.4%の人に結婚願望があったことが分かり、約10年前と比較し、結婚したいと考えている大学生が約2倍に増えていることが判明しました。

次に恋人・パートナーの有無と、出会いのきっかけについて調査しました。Z世代の現役大学生で恋人・パートナーがいる人は45.6%、ミレニアル世代で大学生の頃恋人・パートナーがいた人は52.0%でした。その恋人・パートナーと出会ったきっかけを質問したところ、両世代とも1位にランクインしたのは「大学」で約3割の人が回答しました。Z世代の2位は「高校以前の学校(小中高など)(21.1%)」ですが、ミレニアル世代では6.5%という結果に。ミレニアル世代の4位にランクインした「友人や知り合いの紹介(12.3%)」は、Z世代では4.4%。ランク外のミレニアル世代の6.6%が回答した「合コン」はZ世代では0.9%に留りました。コロナ禍もあり、人と食事に行ったり遊んだりすることがなかなかできない現代の状況が反映される結果となりました。

各世代TOP5にランクインした「SNS」は、約10年間で一段と普及しました。さまざまなことがオンラインでできるようになった昨今、恋愛シーンにおけるSNSの使用意向にいて調査してみました。Z世代、ミレニアル世代の現在の価値観として、SNSを通して告白や別れ話をするのはアリかナシか質問したところ、Z世代の現役大学生のアリ派は48.4%、ミレニアル世代のアリ派は49.6%という結果になりました。世代間の差はほぼなく、約半数の人は「アリ」だと考えているようです。

■ファイナンシャル・プランナー 馬場愛梨コメント

今回の調査では、約10年前に大学生だったミレニアル世代と、Z世代と呼ばれる現役大学生のあいだでさまざまな価値観の違いが見られました。今の大学生はお金に関する不安が大きく、投資への関心が高いようです。昨今はインターネットやSNSで不況・値上げ・貧困などお金に関するネガティブな情報を目にする機会も多かったため、先行きへの不安が高まったことが影響しているのかもしれません。

国が「金融教育」を推し進めたり、スマホで簡単に手続きできる「ネット銀行」や「ネット証券」が増えたりしたことで、若い世代の投資へのハードルは確実に下がってきています。今は公的機関や専門家による動画や本など、低コストで投資を学べるツールもたくさんあるので、若いうちから少しずつ学んで実践してみてはいかがでしょうか。

<関連サイト>
auじぶん銀行
https://www.jibunbank.co.jp/