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次々変わる…ローソン新スイーツの「掘り進む楽しさ」


砂や粘土などが積み重なって、色とりどりの“ボーダー柄”に思わず目を奪われる地層。そんな地層のような美しい色合いのスイーツが、コンビニ大手「ローソン」から7月4日(火)より発売された。

「ごちそう」と「層」を引っ掛けたその名も「ごち層スイーツ」は、全部で3種類。いかなる味なのかを味わってみた。

「マンゴー&ミルクゼリー」(税込み297円)はアートボードのような、だいだい色と白色のツートーンが美しい。しかしよく目を凝らしてみると、マンゴーの層には埋まった化石のようにミルクゼリーがあちこちに散りばめられている。

ふたを開けると、ホイップの中央に顔をみせるマンゴーの色が愛らしい。スプーンですくうと、「マンゴーの王様」と呼ばれるアルフォンソマンゴーの生命力のある香りが鼻をつく。まず一口目は「あ、うまい」という身もふたもないストレートな感想が口からこぼれた。マンゴープリンとふんわりホイップが絶妙な舌触り。さらに「地層」を掘り進んでいくと、ここにプルプルのミルクゼリーが加わり、奥行きが増す。鮮烈な味が最後まで続く一品だ。

「カフェラテ&珈琲ゼリー」(税込み297円)は、落ち着いた色合いの3トーン。こちらはより「地層感」が強く、横からはゴロゴロとした岩のようなコーヒーゼリーが見てとれる。カフェラテプリンのビターな風味が甘さを抑えたホイップクリームによく合う。

ここまではスマートさが全面に出るが、最下層のゼリーが加わると表情は一変する。ガツンとした強い味。徐々に盛り上がって爆発する、まるで室内管弦楽のごとき味わい……とは大げさだろうか。いずれにしても味の変化の激しいスイーツだ。

続いての「お抹茶&ミルクプリン」(税込み297円)は、一見は2層だが、抹茶クリームの下は抹茶寒天&抹茶ソース、さらに下はミルクプリンと複雑な4層仕様。凛としたたたずまいに、姿勢を正していただく。

上品なグリーンをすくうと、その中に寒天の粒がちらり。まずは抹茶特有の苦みがやってきて、次に程よい寒天の甘み、そして白いミルクプリンの層にたどり着くと、さらなる甘みが……。MVPは寒天だ。甘みと苦みをつなぐハブとして役立ち、段階を踏んで味わいを変化させていく。

年齢や好みによってどれが一番かは異なるだろうが、3品に共通しているのが「楽しさ」だ。発掘作業が進展すれば、味も変わる。この掘り進める楽しさがまさに商品名に表れている。

<関連サイト>
「ごち層スイーツ」商品サイト
https://www.lawson.co.jp/lab/uchicafe/art/1470610_4787.html