ドジャースのロバーツ監督が選ぶポストシーズンMVPは?

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、大谷翔平、ベッツ、フリーマンをはじめ多くのスター選手が所属するロサンゼルス・ドジャースを率いて昨シーズンのワールドチャンピオンに導いた名将、デーブ・ロバーツ氏への「ABEMA」独占のインタビュー企画『おはようロバーツ』#30・#31を11月14日(金)より配信した。
本配信回では、MLBワールドシリーズ2連覇達成から1週間後、サンディエゴにあるロバーツ監督の自宅を初訪問。激闘の余韻が冷めやらぬ中『ワールドシリーズ舞台裏SP』と題して独占インタビューを実施。
ワールドシリーズ第7戦、前日に100球近くを投げながら再び登板し、チームを優勝に導いた山本由伸選手の“伝説の連投”について、ロバーツ監督は「第6戦のあと『第7戦で投げられるよう君を準備させる』と由伸に言った」と回顧。「矢田修センセイが力になって体とメンタルの両方を整えてくれた。由伸はトレーニングスタッフに『投げられる』と伝えていた」と振り返り、「由伸がどれだけ投げられるかは分からなかったけどプレーオフ前に『負けるという選択肢はない』と言っていた」と準備の背景を明かす。そして山本選手の精神面についても「日本の選手は文化的にも競争心やタフさが根付いているけど由伸のマインドは本当に強い」と称賛。
また、「ロバーツ監督が選ぶポストシーズン“MVP”は?」という問いには「由伸です」と即答。「ポストシーズン史上最高の活躍をした一人だと思う」と続けたロバーツ監督は「チームに最も必要とされたとき、しっかりと応えてくれた。由伸を心から誇りに思っている」と今季のドジャースを象徴する存在として最大級の敬意を表した。
加えて、ポストシーズンにはクローザーとして活躍した佐々木朗希選手について、ロバーツ監督は来季からの起用方針を明言。「来シーズンから先発に復帰します」と断言し「シーズン序盤はケガもあり思うような投球ができなかった。しかし彼は諦めなかった。復帰するために懸命に努力し続けた」とその姿勢を高く評価。先発転向に向けた課題については「スプリットでストライクを取るために練習しなければならない」とし「先発投手は3つの球種が必要で、もうひとつ変化球が必要」と明確な課題と伸びしろを提示した。
さらに、2026年春に開催されるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で日本人3選手が出場するか注目されていることについて、ロバーツ監督は「WBCは選手にとっても各国にとっても非常に重要で彼らが決めること」と選手自身の判断を尊重する姿勢を示しつつも「個人的にはWBCに出場しないでほしいです」と率直な本音を吐露。「ピッチングに関しては特にそう」と強調し「選手をケガから守るために2026年のシーズンに備えてゆっくり休んでもらいたい」とシーズンを見据えた立場からの想いを語った。
そして、メジャー挑戦を表明している村上宗隆選手と岡本和真選手についてドジャース獲得の可能性を訊かれると、ロバーツ監督は「個人的に興味はありますが、私に決める権限はないし今は休暇中です」と冗談を交えつつ「彼らは素晴らしい選手だと思いますがチームの編成は私の担当ではありません」とコメント。続けて「正直なところ、来年に向けて誰かを取る必要はあまり感じていません」と明かすと「先発投手陣は充実しているし、リリーフ陣も戻ってくる選手がたくさんいる。野手も戦力はそろっていると思います」とチーム内の層の厚さを強調。「基本的には今年と同じメンバーが来年もプレーすると思います」と現有戦力への高い信頼を示した。
『おはようロバーツ』最新話は「ABEMA」、ABEMA野球公式YouTubeにて配信中。
(C)AbemaTV,Inc.
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