作詞家：松本隆が今年で作詞活動45周年を迎えることを記念して制作されたトリビュートアルバム「風街であひませう」（読み：かぜまちであいませう）が６月24日に発売されることが決定した。

本作は、総合サウンドプロデューサーに鈴木正人（Little Creatures）を迎え、松本の言葉の世界を2015年の声でトリビュートするのは、安藤裕子、小山田壮平（ex. andymori）＆イエロートレイン、草野マサムネ（スピッツ）、クラムボン、斉藤和義、手嶌葵、中納良恵（EGO-WRAPPIN’）、ハナレグミ、やくしまるえつこ、YUKIといった10組のアーティストたち。また、スペシャルトラックとして、細野晴臣、松本隆、鈴木茂の演奏によって新たに録音された、はっぴいえんど解散直後に残された未発表曲「驟雨(しゅうう)の街」を特別収録。

そして、ジャケットには、「逢沢りく」「きょうの猫村さん」などで知られる漫画家：ほしよりこによる書き下ろしイラストレーションを起用。

完全生産限定盤にはボーナスディスクとして、ポエトリーリーディングアルバム「風街でよむ」が付属される。これは、松本の歌詞を「詩」として、様々な俳優、女優、ミュージシャンが朗読するというメロディーから離れて松本の言葉の持つ新しい風景、新しい世界観を見出す前代未聞のプロジェクト。ディレクターを務めるのは、最新作映画「海街diary」の公開を控える映画監督の是枝裕和。スタジオ録音に加え、詩の世界のイメージに合う場所に飛び出して録音された屋外録音も交えた、映像監督ならではのドキュメンタリータッチのユニークな作品となっている。

また、完全生産限定盤は豪華ハードカバー書籍仕様となっており、朗読を含めた収録全歌詞はもちろん、松本隆×宮藤官九郎の初対談、新進気鋭の若手詩人、最果タヒによる解説、作家の山内マリコによる書き下ろしのオリジナルショートストーリー、是枝裕和インタビューなど、100ページ以上に及ぶ読み物で構成されるとのこと。

＜関連サイト＞
「風街であひませう」 http://www.jvcmusic.co.jp/kazemachi45/