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日本一の絶品オムライスが決定! 大予想★オムライススタジアムに行ってきた

老若男女に親しまれている洋食の定番人気メニューのひとつ「オムライス」。古くはその起源は明治時代とも大正時代とも諸説があるが、いまや“和製洋食”として日本で独自にさまざまなアレンジが加えられ、家庭をはじめ、コンビニエンスストアや飲食店など、幅広く愛されるメニューとして変貌を遂げている。

そんな「オムライス」の日本一を決める実食イベント「カゴメ オムライススタジアム」が、5月16日、17日と2日間にわたり東京スカイツリータウン®4階スカイアリーナで開催された。本イベントに出場するのは、全国9エリアで実施された地方予選大会を勝ち上がってきた猛者10店舗!

まずは、熾烈な予選を勝ち抜いた10店舗のオムライスを写真とともに紹介。

【北海道大会代表】
「士別バーベキュー」仔羊の赤ワイン煮オムライス

【東北大会代表】
「キッチン ポテ」ガーリックチキンのふわふわオムライス

【首都圏・関東大会代表①】
「3 Little Eggs」クラシックトマトソースのオムライス

【首都圏・関東大会代表②】
「街のひいき屋 エチカ池袋店」マジックオムライス Wソース

【北陸大会代表】
「Kaga Noto Zawatalian La Forest」カルボナーラなオムリゾット

【東海大会代表】
「洋食のことこと屋」トロトロ玉子のオムハヤチーズ ハンバーグON

【関西大会代表】
「浪花オムライス」浪花オムライス

【中国大会代表】
「The.Kitchen」フヮッ~トロ~オムライス 大山鶏のクリームシチューソース

【四国大会代表】
「レストラン高知」南国土佐のオムライス

【九州大会代表】
「レッフェル熊本流通団地店」まうごつ、うまか!「赤のくまオム」

どうです!? このバラエティに富んだラインナップ!
この趣向を凝らした10店舗の「オムライス」の中から日本一が決っするとあって、この熱い戦いを見届けなくては……という思いに駆られ、Entame Plex編集部は、開催最終日となる17日に東京スカイツリータウンの会場へ行ってきました。

全種類試食したかったのだが、ひとりでの取材となり胃袋にも限界が……、ということで、泣く泣く3種類に絞ることに。。。そこで、投票前に勝手にEntame Plex的、大予想を実施! 上位3つを予想し試食してみた。

10店舗中3つ、どのオムライスを食べるべきか、目移りしてしまうほど迷いに迷った挙句・・・・・・選んだのは、以下の3品。

◎本命

まず、【東海大会代表】「洋食のことこと屋」のトロトロ玉子のオムハヤチーズ ハンバーグONが、1位になるのではと予想。子どもや女性が“好き”であろう食材がふんだんに詰まった「オムライス」だけに、多くの票を集めるのでは!? と思い、こちらをチョイス。

トマトベースのしっとりリゾットライスにトロトロ半熟玉子、そこにじっくり煮込んだ洋食店のデミグラスシチューをたっぷりとかけてあり、さらにオリジナルチーズフォンデューとじっくり煮込んだハンバーグがのった何とも贅沢なひと品。

実際に食してみると、ハンバーグは想像以上ふわっとした食感で、自慢の濃厚なデミグラスが絶品! まさに洋食屋さんの王道が詰まった「オムライス」でひと皿あっという間にペロリ。

○対抗

続いて、【北陸大会代表】「Kaga Noto Zawatalian La Forest」のカルボナーラなオムリゾットも、優勝争いに加わるのではと予想し、2品目にこちらをチョイス。カルボナーラ×オムリゾットという、これまた女性が好きそうな組み合わせが票を集めるのでは!? と予想。

イタリアンならではの炊き込みリゾット風のオムライス。豚バラ肉の香ばしさや旨み、オムレツとチーズのトロトロ感、アルデンテのお米、素揚げしたレンコンのシャキシャキ感など、多彩な食感は食べごたえあるひと品。

口に運んでみると、ややあっさりめなケチャップライスにトマトの程よい酸味、パルミジャーノチーズ、クリームの絶妙なバランスにビックリ。芯のあるリゾットにレンコンなど豊かな食感を楽しんだあと、黒コショウのアクセントが効いて「ボーノ!」。ひと皿平らげたあとだっただけに、“重いかも……”との試食前の心配をよそに、こちらも瞬く間に完食!

△単穴

そして、【関西大会代表】「浪花オムライス」の通称“なにオム”こと浪花オムライスも、上位戦線に絡んでくるのではと予想。大阪発祥の牛スジの土手煮とオムライスを合体させたなんとも珍しいオムライス。

国産和牛(佐賀牛)のカッパという部分を使用した土手煮、そして淡路産玉ねぎがデミグラスやケチャップライスに甘みがしっかりと引き出されており、全ての相性が抜群。ほろほろにほぐれた柔らかい牛スジが、最高! 3皿目とあって満腹感はあったものの、ノンストップでこちらも完食。

以上の3皿を食べ終わり、あとは結果発表を待つのみ。

人気店舗の前は、90分待ちの長蛇の列ができ、時間が経つにつれ完売となる店舗もちらほら。16時で投票が締め切られ、集計がスタート。「カゴメ オムライススタジアム」公式サイトでのWEB投票(4月16日~5月16日)のポイントと、本イベント会場での2日間の投票ポイントの合計が一番高かった店舗がグランプリとなる。

17時、いよいよ結果発表の時を迎え、まず表彰されたのが、特別賞の中のひとつ浜内千波賞。テレビや雑誌などでも活躍の人気料理研究家:浜内千波が登壇し、発表されたのは【中国大会代表】「The.Kitchen」のフヮッ~トロ~オムライス 大山鶏のクリームシチューソース。浜内は「ネーミングの通り、卵が口の中に入った瞬間にフヮッ~とトロけてきて、そして、何よりもケチャップライスが絶妙でした。これには私も勉強したいなと思うくらいハイレベルなオムライスでした」と大絶賛。浜内氏が推したひと品だけに、試食できなかったのが非常に残念でした。

続いて、WEB投票賞は、対抗に予想していた【北陸大会代表】「Kaga Noto Zawatalian La Forest」のカルボナーラなオムリゾットが受賞。奇しくもグランプリは逃したがWEB投票では1位ということで、ある意味予想は外していなかったというところでしょうか。

そして、準グランプリ(2位)に輝いたのは、【四国大会代表】「レストラン高知」の南国土佐のオムライス。トッピングに高知の名物である鰹(カツオ)をカリッと揚げて特製のタレと、これまた高知の名産であるショウガのすりおろしを絡めたひと品だったのだが、これは、まったくもって予想だにしていなかった(「レストラン高知」さんゴメンナサイ!)。こちらも結果を聞いたあと、無性に食べてみたい衝動に駆られるも時すでに遅し。

さて、次はいよいよグランプリの発表。多くの観衆が固唾を呑んで見守る中、「オムライス」日本一の栄冠を手にしたのは、【東海大会代表】「洋食のことこと屋」のトロトロ玉子のオムハヤチーズ ハンバーグON! 本命に挙げて試食していただけに、嬉しい気分に。

見事グランプリに輝いた「洋食のことこと屋」店長の都戸川 景司氏は「最高です! どの店舗もレベルが非常に高くて勉強させていただくことが多かったです。オムライスはまだまだ可能性を秘めているんだなと感じました。またイチから出直します」と謙遜しながらも「もし次回も大会があれば、また出場して優勝を狙います!」と目を輝かせていた。

2日間合わせて7000食を想定していた開催当初の予想を大きく上回り、投票締め切りの16時時点で12500食のオムライスが提供されるほどの大盛況ぶりだった「カゴメ オムライススタジアム」。公式サイトでは、グランプリを争った10店舗が出品していた「オムライス」のレシピが公表されている。本イベントに参加できなかった人、イベントに行ったけれども、食べれなかった店舗の味を楽しむべく、家庭でも“究極のオムライス”作りにチャレンジしてみてはいかが?

<関連サイト>
カゴメ オムライススタジアム http://www.kagome-cp.jp/vote_omusta/