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ケイン・コスギ、生のリアルアクションにこだわった『ニンジャ・アベンジャーズ』BD&DVDリリース記念インタビュー


“ハリウッド製”ニンジャ映画として劇場公開時にファンの注目を集めた『ニンジャ・アベンジャーズ』が、ブルーレイ&DVDになって帰還! “アクション・エリート賞”2013年度の、年間ベスト・アクション映画賞を見事受賞。格闘アクション界での最高評価を得て、“ニンジャ映画の最高傑作”との呼び声もかかる必見作について、アクションスター、ケイン・コスギに直撃インタビュー。日本で甲賀流忍者の修行を極めたアメリカ人の主人公ケイシー(スコット・アドキンス)が、何者かの襲撃でわが子を身籠った妻を失い、日本、タイ、ミャンマーと世界を股にかけた究極のリベンジ・バトルを開始する同作。CG全盛の今、CGやワイヤーを使わず、生のリアルアクションにこだわり抜いた渾身作について、ケイシーの兄弟子にしてバンコクで道場を経営する中原役のケイン・コスギが熱く語る!

――今作で格闘アクション界の最高峰とも称される“アクション・エリート賞”で年間ベスト・アクション映画賞を受賞されましたが、アクションを得意とする俳優として目指すものではありましたか?
 
「どのような賞であっても、受賞することはうれしいものです。作品を観ている方々が認めてくれたことは、素直にうれしいです。僕はただ、純粋にアクションが大好きですし、一生懸命にチャレンジして、そういう賞をいただけたことは励みにもなります」

――撮影中、アクション技術の到達点を感じる自覚みたいなものはありましたか?
 
「今回もハリウッド映画で、世界中のアクションスターやスタントマンが集まっていて、レベルの高い中でアクションができることが分かっていました。スコット・アドキンスさんとの共演のために体を絞ってしっかりアクションの練習をして臨みましたし、負けたくない気持ちはありました。そして、世界で活躍するアクションクルーが見たことないアクションをやっているのを見て刺激を受けました。そういう環境の中でも勉強しながら練習を重ねれば、自分はもっといいアクションができると改めて思いました」

――しなやかなアクションだけれど、烈しく荒々しい側面もある、そういう印象を受けました。
 
「アクションも肉体で表現する演技なので、ただがむしゃらにやるだけではなくて、キャラクターに入って表現しなければいけないです。今回特に意識したことは、先輩役なので長い期間、アクションや武道に携わっている指導者ということだから、クールな感じを出したかった。表情も意識して、後半はもしかすると負けるかもしれないという心情も入れて、動作も意識して演じていました」

――そもそも“ニンジャ”って、アメリカ人はどう思っているのですか?
 
「大好きです(笑)。映画の主人公になるほどヒーローに見えるみたいです。サムライはサムライですが、ニンジャは面をつけているので、アイアンマンみたいなヒーローに見えるのでカッコいいのかな? アジアのジェームズ・ボンド? 技もアクションもいろいろ出てきて、それがカッコいいかもです。サムライは刀ですけど、忍者は特別な武器もありますから。子どもの頃、父親(ショー・コスギ)がハリウッドで忍者の映画をずっとやっていましたので、友だちは“家はどうなっている?”“手裏剣はどうやって投げる?”とか、そういう質問が多かったですよ(笑)」

――その『ニンジャ・アベンジャーズ』、待っているファンにはどうすすめますか?
 
「速くて、力強い動きのアクションが楽しめます。久しぶり、ここまでのアクション映画は、なかなかないし、新鮮に感じるかもしれません。絶対に楽しめると思いますよ。自分もたくさんアクション映画を観ていますけど、CG、ワイヤーを使わず、ここまでいろいろなアクションがある映画はめずらしいです。観終わった後、スカッとした気分になります。昔の体一つでやっていた時代のアクションに近いので、もしかしたら懐かしく感じる方もいるかもしれませんね」

『ニンジャ・アベンジャーズ』のブルーレイ&DVDは好評発売中!

© 2012 N2 Productions, Inc. All Rights Reserved.
発売元・販売元:ポニーキャニオン
取材・構成・撮影/鴇田 崇(OFFICE NIAGARA)

<関連サイト>
『ニンジャ・アベンジャーズ』(ポニーキャニオン ) http://news.ponycanyon.co.jp/2015/04/6437