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柴田恭兵「タカとユージは永遠に不滅」、正真正銘「あぶ刑事」ラスト舞台挨拶で熱弁


2月10日、都内で映画『さらば あぶない刑事』の大ヒット御礼舞台挨拶が行われ、俳優の舘ひろしと柴田恭兵、そして村川透監督が登壇した。

本作は、30年間におよぶ「あぶない刑事」シリーズの完結編で、10日現在で観客動員数が60万人を突破するヒットを飛ばしている。本作のキャスト陣らは、これまで様々なイベントに出演して宣伝していたが、いよいよこのステージが最後。これが「タカとユージ」を見るラストチャンスと、会場は熱心なファンで埋め尽くされた。

イベンド序盤では、映画のロケ地であるニュージーランドの関係者がステージに上がり、3人にオークランド市内にあるワイヘキ島のワインをプレゼントする一幕があった。ニュージランドロケの合間には、舘が柴田にラグビー観戦を誘ったり、元ラグビー選手のジョン・カーワンとともにパーティに参加するなど、現地でのプライベート時間を楽しんだようだ。

その後、特別企画として、会場を訪れた観客からの質問タイムを設けた。ある女性が「あぶない刑事」が完結となった今の気持ちを聞くと、柴田は「これで『大下勇次』ができなくなるんだなと思うと、とてもさみしいです。でも一番さみしいのはタカと二度と会えないんだなってこと。無茶振りなアドリブを受けてくれる人がいないんだなと思うと……」と本音を吐露した。

また、別の男性が「アドリブはその場で浮かぶのか?」との質問を寄せると、舘は「ある程度事前に決めてやるんですけど、それプラス(柴田が)いろいろやってくるんです。そうなると僕は固まっちゃって何もできなくなる」と返答した。

最後の質問は「撮影中、一番“あぶない”と感じた出来事は?」で、舘が「僕のセリフが4行もあったこと」と予想外の答えを返し、柴田は「舘さんが現場に女性を連れてきたこと」とコメントし、笑いを誘っていた。すると、会場から拍手が起こり、これに舘が「拍手するところじゃないから」とツッコミを入れる、会場からは爆笑が沸き起こった。

イベント終盤には、タカからユージへ、ユージからタカへ、最後の言葉が寄せられた。柴田は「感謝しています。大下勇次を産んでくれたのは舘さんです」と前置き、映画の内容に合わせてか「タカ、女に気をつけろ!」と伝えた。舘が「(ユージには)ずっと走り続けて欲しい。そう思います」とエールを送ると、会場からは再び大きな拍手が起こった。

さらに、ふたりはトレードマークのサングラスを外し、これまでシリーズを支えたファンに向かって感謝の気持ちを述べた。

柴田は「30年間支えてくれてありがとう。女性の方は、お孫さんに『私の初恋はタカとユージだった』と語り継いでいただけたら、タカとユージは永久に不滅です」と手を振り、舘は「すごく幸せでした。ありがとうございました」と、頭を下げて場を締めくくった。

映画『さらば あぶない刑事』は、大ヒット全国公開中!

© 2016「さらば あぶない刑事」製作委員会

<関連サイト>
映画『さらば、あぶない刑事』 http://www.abu-deka.com
舘ひろし&柴田恭兵が語る「あぶない刑事」リレーインタビュー最終回 https://www.entameplex.com/archives/27153