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島崎遥香「正直、パニックでした」主演ホラー作『劇場霊』DVD&BD発売記念インタビュー


AKB48の島崎遥香が主演を務め、「女優霊」をはじめ、「リング」、「クロユリ団地」といった数々のホラー作品を手掛けてきた中田秀夫監督最新作『劇場霊』のDVD&Blu-rayが、このたび、4月2日に発売された。
本作は、嫉妬、憎しみ、怨念がうずまく閉ざされた劇場を舞台に様々な惨劇が巻き起こる最恐のジェットコースター・ホラー。今回、本作のDVD&Blu-rayのリリースを記念し、主演の島崎がインタビューに応じた。

――AKB48グループ全員参加のオーディションを受けて主演に決まりました。どんなオーディションでしたか?

島崎遥香(以下、島崎)「最初は受けたい人だけ受けてくださいということで、内容もふわっとしていたんです。でもAKB48の場合は内容がふわっとしていることは多いので(笑)。1回目は、紙が1枚渡されて一部分だけを演じました。そのときは、こんな大きな作品の主演なんていう、すごいものだとは思っていませんでした。ドッキリとか、企画ものなんじゃないかなって思っていました(笑)」

――全体で3度のオーディションがあり、途中から中田秀夫監督(『女優霊』『リング』『クロユリ団地』)も参加していました。中田監督といえば、ジャパニーズホラーの巨匠です。さすがに本当なのかもと思い始めました?

島崎「2回目くらいから本当っぽくなっていきました。ちゃんと映画の内容も聞きましたし。でも実際に決まったときもまだ怪しいと思っていました。中田監督があるラジオ番組に出演されたときに、公開生電話みたいな感じで、いきなり電話がきたんです。そこで「合格です」と。まだ何か仕掛けられているんだと半信半疑でした。でも監督だから本当っぽいしなぁと、うれしい反面、信じきれなくていろんなことを考えてましたね(笑)」

――正式に主演が決まって、脚本を読まれたときの感想は?

島崎「ひとりで読んでいるということもあって、怖かったし、小説みたいに、普通にのめりこんで読んでいました。どうなっちゃうんだろうって。わたしは読書が好きなんですが、脚本を読むのもおもしろかったですね」

――物語の舞台は劇場です。AKB48も劇場には馴染みがありますが、そこに霊が出ることへの怖さは?

島崎「映画の中だと人形自体が劇場で使うものだから、それが動き出したら、やっぱり普通に考えたら怖いですよね。でももし本当に起こったら…。わたしだったら、最初は笑っちゃうかもしれないです。え、なんか動いたかも~って(笑)」

――これまでホラー作品は観ていましたか?

島崎「あまり興味を持ったことがなくて観ていませんでした。でも今回のお話が決まって、中田監督の作品を何本も観ました。怖いというより、感動しましたね。どういう過去があって、こんな思いがあって霊になってしまったという背景がきちんと描かれていたので。怖くもあるんですけど、でも怖いだけじゃない何かがありました。どの作品も、わたしは素敵だなって、感動しました」

――『劇場霊』もお化け屋敷的な単純な怖さではなくて、悲しい部分もありますね。

島崎「そうですね。その辺も惹かれました」

――相手役を務めた町田啓太さん(劇団EXILE)の印象は?

島崎「さわやかだな~って思いました。少しだけお話ししましたが、すごく怖がりなんです。町田さんは、人形が動くんじゃないかと言って怖がっていました。私のほうが大丈夫でした(笑)」

――劇中劇が出てきます。大きな作品で主役を張り、さらに劇中劇では違ったお芝居をしなければいけない。難しかったのでは?

島崎「舞台はお腹から声を出すようにとよく言いますが、私は声量が全然ないので大変でした。それから舞台での感情表現も難しかったですね。涙を流さなくても泣いているように見えるお芝居をしないといけないとか。ふつうの演技でさえ苦戦しているのに、そこにさらに劇中劇があって、正直、パニックでした」

――観ている側としては、発声もしっかりしていたし、舞台もいけるのでは? と思いましたが。

島崎「え~、声もつぶれましたし、全然ですよ。もしこの先、挑戦するとしても、まず発声からやらないとダメだと思います」

――順撮りではないことで感じた難しさは?

島崎「監督が全部教えてくださったので、そこに関してはさほど難しくはなかったです。でも人形に襲われるシーンやラストスパートで出す危機感が、どの辺まで出したらいいのか、自分の限界を分かっていないので、どこまでセーブしたらいいのかもわからなくて。セーブしすぎてもダメだし、その辺は悩みました」

――現場に首だけの人形とかはあったのでしょうか。

島崎「ありました。リアリティはありましたけど、でも動かないとわかっているから、怖くはなかったです。女優さんが人形を演じているシーンもあって、メイクの技術がすごくて人形に見えるんですけど、でも人形になる前の女優さんの顔も知っているので、それも怖くはなかったですね(笑)」

――できあがった作品を観たときは?

島崎「1か月半くらいかけて頑張って撮影したものが、何分かの映画になるわけですが、映画って本当に作るのが大変なんだと思いました。撮影現場にいた人たち以外にも多くの人が関わっている。エンディングのスタッフロールを観て、実感しましたね。その一番最初に自分の名前が出てくるのは不思議な感覚でした」

――できあがりで観てみて、びっくりしたシーンは?

島崎「CGを使っている部分は、こうなるんだ! と驚きました。特に全部CGの首がない人形が襲い掛かってくるというところ。あとは足立梨花さんとか、女の子たちが霊に襲われるシーンに驚きました」

――ご家族やAKB48メンバーのみなさんからの感想は?

島崎「家族は、まず私が映画で主演を務めていることに感動していました。メンバーからは作品を観たよとは聞きましたけど、詳しい感想は聞いてないですね」

――これまでもお芝居はされていますが、今回の出演で女優業にさらに興味が湧きました?

島崎「女優さんって大変なんだなと思いました。でもおもしろみも感じました。たくさんの人がひとつの作品を、多くの時間をかけて作ることへの達成感を感じられる職業だなって」

――では、私生活で20代のうちにやっておきたいことは?

島崎「私生活では友達を増やす(笑)。あと、誘われたらなるべく断らずに外に出るようにしたいと思っています」

――DVD&Blu-rayがリリースになります。特典のオーディオコメンタリーを収録した感想は?

島崎「中田監督がよくお話しされてました。初めて聞く話が結構あって、おもしろかったです。新しい発見もありました。ちょっとしたシーンでも、監督はこういうこだわりを持っていたんだとか、色々わかって楽しかったです」

――DVD&Blu-rayのリリースに向けてメッセージをお願いします。

島崎「DVDは一時停止もできるし、気になるシーンは何回も繰り返して観てほしいです。私の場合は…。やっぱりエンディングのテロップをじっくり観ちゃうと思います。そうそう、主題歌も秋元(康)さんが作詞していたということも、そのテロップで知りました。秋元さん、『劇場霊』でも頑張ってくれてたんだなって(笑)。だから主題歌も聴いてほしいですね」

『劇場霊』のDVD&Blu-rayは、発売中!

発売元:日活 販売元:ハピネット
©2015「劇場霊」製作委員会

<関連サイト>
『劇場霊』 http://gekijourei.jp
ぱるる主演、中田秀夫監督最新作「劇場霊」の最恐予告編が解禁に http://www.entameplex.com/archives/22385