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川島海荷「9nineがあったから今の自分でいられた」ラスト公演で決意新たに涙の脱退


5人組パフォーマンスガールズユニット:9nineが23日、東京・中野サンプラザで全国ツアー『9nine LIVE 2016 「BEST 9 Tour」』の千秋楽公演を開催、本公演を以ってメンバーの川島海荷がグループを脱退した。

女優業への専念を理由に、今年4月に9nine脱退を発表していた川島。5人体制での9nine最後のパフォーマンスを一目見ようと、昼夜2公演で4,400人ものファンが会場に詰め寄せた。オープニングのSEと共にメンバーがステージに登場すると、大きな歓声が沸き、「SHINING☆STAR」「少女トラベラー」などヒットシングルをパフォーマンス。初のベスト盤「BEST9 」を受けてのツアーということで、それに相応しく初期の代表曲を続けて披露すると、観客もハイテンションで応える。

5人での最後のシングルとなった「愛 愛 愛」から、各メンバーのダンスメドレーにつなぎ「Just a 恋」、ステッキを使ったダンスによる「Love me」と、彼女たちの高いパフォーマンスに、会場の盛り上がりは最高潮に。
「5人のステージ今日がラスト、今までで一番笑顔の多いステージにしたいです!!」とメンバーの吉井香奈恵。観客の興奮を煽るかのように、「パリナイ」「Evolution No.9」「Re:」とさらにダンスナンバーが続き、「困惑コンフューズ」では、観客とメンバーがタオルをまわし、会場は一体に。そして、本編は「With You/With me」、「Cross Over」で締め括られた。

アンコールは、最新バラード曲「あと少しだけ」から始まり、曲終りのMCで川島は「今日は本当にありがとうございました。ライブ中は(今日が最後だということを)実感しないようにしていました。でもライブをやっているうちに、一曲一曲が最後だと思うと寂しくなってきたけど、自分で決めたこと。今までいろんな壁にぶち当たったけど、それがあってよかった。9nineがあったから今の自分でいられたと感じています。応援してくださったファンのみなさん、スタッフ、メンバー、家族友人、一人一人に感謝したい。出会った人に応援してもらえるよう、これからも頑張ります。よろしくお願いします」と感謝の気持ちと今後の決意を涙ながらに語った。

アンコールのラストは自己紹介ソングである「9nine o’clock」で締め括られるかと思われたが、会場から再びアンコールの声が。笑顔で登場したメンバーはファンとともに「SHINING☆STAR」を熱唱し幕を閉じた。

メンバーの西脇彩華は「9月9日(ナインの日)にshibuya duo MUSIC EXCHANGEにて4人でのワンマンライブが決まりました。嬉しい反面、不安です。でもこれまで海ちゃんがやってくれた役割に、逃げずに立ち向かっていきたいです。とにかく楽しく、みんなが不安にならないよう、一生懸命頑張ります。みなさんぜひワンマンライブを見に来てください!」と4人での初ワンマンライブの開催決定を発表した。観客は川島が今日で9nineとして最後のステージとなることの現実を改めて直面し、涙するファンも多くいる中、同時に今後の川島、さらには4人体制になるこれからの新生9nineを応援する温かい歓声で、会場は温かい雰囲気に包まれた。

<関連サイト>
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