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家入レオ、初の日本武道館ライブで感じたこと


4月30日に初の日本武道館公演を行った家入レオ。
2012年2月にシングル「サブリナ」で現役高校生シンガーとしてデビューし、「Shine」「太陽の女神」「Silly」「君がくれた夏」など、数多くのヒット曲を生み出してきた。今年2月にデビュー5周年を迎えた彼女は、初のベストアルバム『5th Anniversary Best』をリリース。

そのベストアルバムをフィーチャーし、5周年という節目を記念して行った念願の武道館ライブは、家入にとって集大成的なまさしくベストと呼べるパフォーマンスを見せてくれた。

その日本武道館公演の模様が、5月28日(日)よる7時よりWOWOWにて独占放送されることが決定! これを受け、家入にこのライブを振り返ってもらった。

――“日本武道館”は多くの名立たるアーティストがライブを行ってきた場所ですが、家入さんはどんな思い入れがありますか?

「デビュー前からすごく憧れていた場所で、ずっと立ちたいと思っていたステージです。でも、そこは自分の努力だけでは何ともならない場所じゃないですか。応援してくださる方たちがいてくださって立てるステージなので、その場所で歌えたことがすごく嬉しいです」

――デビュー5周年という節目での武道館公演。感慨深いものがあったと思いますが。

「デビューして5年で武道館っていうのは、人によって早い遅いっていろんな感じ方があると思うんですけども、私はこのタイミングで立たせていただいて良かったと思っています。たくさんの方に祝福していただいたステージだったので楽しく歌えました」

――どんなライブにしたいと思って臨みましたか?

「年表みたいなものを見た時に、この5年間でよくこの枚数のシングルを出したなぁって思ったんです(笑)。普段のツアーだと新しいアルバムの曲がメインになるので、過去のアルバム曲もそうなんですけど、シングル曲でさえもなかなか歌えなくなっている曲があるんです。今回のライブは、5年間支えてくれたみんなにありがとうって気持ちを伝えたいというのが一番だったので、ちゃんとシングル曲を披露しようと思いました。ただ、ファンの皆さんはコアな曲も聴きたいだろうなと思ったので、中盤にコアな曲をやりました。自分の中のダークな部分をみんなに感じてもらえるような選曲だったので、いいバランスだったんじゃないかなって。初めて私のライブを観るという人もずっと支えてくれた人たちも楽しんでもらえるように、両方を汲み取りました(笑)」

――衣装についてはどうですか?

「今回、3種類の衣装を着させていただきました。デビューして最初の3年は、自分というものを持ってないと一度ブレちゃうと舵を切り直すのが難しくなってしまうんだろうなという気持ちがあったので、周りから『そこまで意識しなくてもいいんじゃない?』って言われるぐらい細部にまでこだわってやってたんですよ。“これは私らしくないな”とか。でも今、自分というものがある程度のことでは崩れないっていう自信が生まれてからは、いろんなことにトライしてもっと自由にやっていくべきなんだなって思うようになりましたし、“自分はこうだから”って決めつけると世界が小さくなっちゃうなって」

――アーティストイメージを固めるのも大切ですけど、それが後に自由さを奪うこともありますからね。

「そうなんです。自分で考える自分らしさってたかが知れてるし、『レオちゃんはもっとこういう歌も歌えるよ』って提示してもらえるのってすごく嬉しいことなんだなって気づきました。一つのことにこだわって“これしか歌えない”っていうのもかっこいいけど、私は喜怒哀楽の一つ一つがハッキリしてる人間なので、どんなタイプの曲も歌いたいんです。誰かとコラボしたり、セッションしたりすることでそういう面白さを引き出してもらえたらいいなという気持ちもあるので、最近は音楽もそういう作り方をしています。衣装もそう。今回の衣装のデザイナーさんは去年のツアーでもご一緒させていただいたんですけど、ズボンだけじゃなくていろんなトライをしたいなと思った時に知り合って、今回もお願いさせていただいたらいいお返事をいただきました」

――白いワンピース、赤いロングチェックシャツ、白のタイトめなワンピース。どれもステージ映えする衣装で、衣装によってステージの雰囲気がガラリと変わりましたね。

「ありがとうございます! 私も衣装は大事だと思いました。私の場合、衣装でモードがすごく変わるんです。白いワンピースを着ると、変な話ですけど“自分ってやっぱり女性なんだな”って思ったり(笑)。優しい曲を歌う時はこんな衣装がいいなとか、激しい曲を歌う時はあんなのがいいなとか、そういうところまで考えちゃいますね」

――ライブのオープニングは「僕たちの未来」でした。

「この曲にはすごく強い思い入れがあって、『ここから新たに歩いていくんだ。私じゃなくて“僕たち”で』って気持ちを刻んだ曲なので、武道館の1曲目にふさわしいと思いました」

――「Hello」はMCで「この曲を武道館で歌いたかった」と言ってましたよね?

「はい。ファーストアルバムに入っていた曲なんですけど、福岡から上京して東京でやっていけるのかなって不安の中でも『やっぱりこっちで頑張るからね!』って気持ちを歌った曲なので、ファンの皆さんとこんなふうに一緒に歌えて幸せです!」

――中盤、アコースティックを持って歌ったのが「I promise you」でした。

「これは私が13歳の時に初めて作った曲なので、当時の自分が知ったらビックリすると思います(笑)。スクリーンに映し出された日記は、実際に当時書いてたものなんですよ。一瞬であの時に戻れました」

――中盤の「Free」から「Bless You」までの怒涛のメドレーは迫力があってどんどん気持ちも高ぶっていく感じでした。

「自分の心の階段をどんどん下に潜っていくような流れにしたいと思っていたので、尺(時間)にもこだわりました。“この曲は2番を歌った方がいいかな?”とか、バンドのメンバーに付き合ってもらいながら、何度もリハで試して、しっくりくるものを作っていきました」

――1曲でも多く聴きたいファンにとっては、メドレーも聴けて嬉しかったと思います。

「シングル曲はキャッチーさメインで作っているので1曲目から10曲目までダーっとフルで並べても聴きごたえがあるし、その部分も自分のリアルなところではあるんですけど、私、明るいか暗いかで言うと暗い人間なんです(笑)。その部分を武道館でどう見せようかなって考えた時、暗い曲を長くやっちゃうとひとりよがりというか、“それってただの自己満足じゃないの?”っていうふうになっちゃうのが嫌で。瞬発力が大事だと思ってるんですけど、ダークな世界を表現する時は尚更そう。それでも1曲でも多く聴いてもらいたかったから1曲を短くしてパパパパっと歌った方が自分の本当の伝えたいところが伝わるんじゃないかなって。だからメドレーにしてよかったです。シングル曲をフルで長く歌って、そのあとに毒を少しだけ差し込むからかっこよさが際立ったと思いますから」

――本編の最後はデビュー曲「サブリナ」でしたね。

「この曲に勝るものがなくて(笑)。いや、何て言うんですかね……デビュー曲っていうだけで意味を持ち過ぎると思うんです。“武道館を締めくくる曲って何だろう?”と思って、いろんな曲をセットリストの最後に置いてみたりしたんですけど、やっぱり『サブリナ』が一番しっくりくるんです」

――デビュー曲「サブリナ」自体の楽曲の持つ力を考えると1曲目か最後がふさわしいですよね。

「そうなんです。『サブリナ』はこの5年間を象徴できる曲だと思いますし、一番変わった曲でもあります。あれだけキツくて「寂しくて愛がほしい」って歌っていた17歳の私の曲が、今、ライブの定番曲になっていて、みんなが笑顔で大合唱してくれるんです! この5年間の時の流れが一番刻まれてる曲だなって思いました。この曲が本編の最後で良かったです」

――この日本武道館公演の模様が5月28日にWOWOWで放送されますが、どんなふうに観てもらいたいですか?

「正直、今まではライブは生が一番だと思っていて、もちろん今もその気持ちは変わらないんですけど、“何のためにライブDVDやライブ映像を観るんだろう?”と考えた時、あの夢の瞬間を何度でも何度でも味わいたいからなんだって思ったんです。過去の出来事っていいことばかり覚えてたりしますよね? もし今ツライことがあったとしても、あの時のライブはあんなだったなとか、元気になれると思うんです。もちろんこの放送で初めて観るという方も楽しんでもらえる映像だと思いますので、たくさんの人に観てもらいたいです」

「家入レオ 5th Anniversary Live at 日本武道館」は、5月28日(日)よる7時よりWOWOWライブにて独占放送!

<関連サイト>
家入レオインタビュー! 駆け抜けた5周年とこれから
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