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風邪対策「ネギを首に巻く」のは効果的!?

トレンド総研は、風邪の民間療法について日本全国の男女750人を対象に調査、医師・医療ジャーナリストの森田豊氏、漢方専門医の尾崎正時氏にその効果について尋ねた。

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「『効果がある』と聞いたことがある民間療法」では、57%の人が「生姜湯を飲む」と回答、「卵酒を飲む」(49%)、「ネギを首に巻く」(40%)と続いた。更に「実際に行っている風邪への対処方法」を“食”と“それ以外の方法”に分けて聞くと、“食”では「生姜」(54%)、「りんご」(32%)、「にんにく」(32%)という回答が得られ、“それ以外の方法”では「体を温めて寝る」(82%)が最も多かった。

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森田氏は「食品が風邪に有効かは個人差がある。効果的な成分を含む食品だとしても摂取量を満たさないと効果が期待できない」と前置きした上で、ネギやにんにく、生姜は「代謝を高める効果や滋養強壮、殺菌効果のあるものは一定の効果は期待できる」と効果を認めたが、「ネギを首に巻く」という対処法は「効果があるとは言えない」と効果を否定。また「卵酒を飲む」ことについて、飲酒は「脱水のリスクが高まり、粘膜を乾燥させ、風邪を悪化させる」と実践を勧めなかった。りんごは、「栄養素が豊富だが、直接的に風邪に効果があるかは分からない」と述べた。

また尾崎氏は「体温が上がるとウイルスを不活化させる機能が強くなる」と解説。汗をかいて熱を体外に発散させる“発汗療法”で、早く風邪を治すことができると述べた。