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「ガンダム」メカデザイナー、遊び心満載のスマホケース


project Prod.Kaは25日、ガンダムシリーズで知られるメカデザイナー・カトキハジメ氏によるオリジナルデザインのスマホケース「[RAIL case/ts/Mk3 Mod1]Prod.Ka」をクラウドファンディングサイト「Makuake」を通じて販売開始した。

本商品は、ピカティニーレールとM-LOKといったアタッチメントを備え、フラッシュライトやグリップなどのミリタリーパーツを脱着できる、世界でも例を見ないスマホケース。iPhone XSおよびiPhone Xに装着可能で、製品単体での発売に加え、オリジナルデザインのQD変換アダプターとのセットなど、全6パターンの販売コースをラインアップ。ガンダムファン、ミリタリーやサバゲーファンのみならず、すべてのデザインファンも注目の「ミリタリーパーツで拡張するiPhone XS、iPhone X用ケース」となっている。

デザイン、機能の両面において最大の特徴となる、背面のレイルシステム。上部に「ピカティニーレール」、中下部にかけて「M-LOK」インターフェイスを搭載しており、さまざまなミリタリーパーツをマウントできる。また、M-LOKに市販の変換パーツを装着すれば、ピカティニーレールを延長することも可能。

ハンドガードの放熱穴をモチーフとしたデザインには、背面のメインカメラがiPhone XS、iPhone Xともにピッタリと収まる。

背面下部に空けられたストラップホールには、セット販売されるランヤードはもちろんアウトドアで使われるパラコード(パラシュートコード)を取り付けてカスタムすることも可能。また、ケースを装着したままでのLightningケーブルによる充電も可能となっている。

全体に施されたコーションレター(注意書き)もすべてカトキハジメ氏がデザイン。

「[RAILcase/ts/Mk3 Mod1]Prod.Ka」はケース本体がいわばコアユニットとなり、フラッシュライトやグリップといった市販されているさまざまなミリタリーパーツを装着し、無限に拡張させることができる。

今回デザインを担当したカトキハジメ氏に、コンセプトやこだわった点、楽しみ方などについて聞いた。

――デザインのコンセプトについて

「iPhoneの完成されたミニマルなデザインがとても好きで、私自身ユーザーでもありますが、ストラップホールがあればいいなぁと思っていました。日頃、スマホやカメラ、あと私の場合はストップウォッチなど、手に持つものにストラップがついていれば安心ですし、ポケットやカバンから取り出すときの利便性に加え、ストラップには自分のデバイスをカスタムしていくという楽しさもあります。そこでRAILcaseでは、当初からストラップやストラップホールをデザイン的に生かすことをコンセプトとしています。
一方、ミリタリーの世界ではここ十数年くらい、さまざまな機器にパーツを簡単に装着したり、外したり、交換できるような『レイルシステム』が流行しています。いわば、自分好みにカスタムすることで実用性を高める装備の一種です。
このレイルシステムを取り入れることで、サバゲーなどで使用するさまざまなミリタリーパーツだけでなく、ストラップやチャーム、コードなどをRAILcaseに装着できるようにしています。携帯電話のアクセサリはどれもそうですが、完全な実用というよりはコーディネートの一環として、仕事場に持ち込んでも許される、ちょっとした“遊び心”といったイメージです」

――ミリタリーモジュールによる拡張性について

「iPhoneケースに巨大なフラッシュライトなどを装着させることに合理的な意味はありませんが、こういったミリタリーパーツには実用品としての美しさ、機能的なゴツさがあり、iPhoneケースに装着してカスタムすることは男子心をくすぐる“かっこよさ”があります。
ストラップホールを装着するという実用面での目的に対して、『さまざまなミリタリーパーツを装着することで機能が拡張する』というコンセプトは、“大人の本気のお遊び”と捉え、RAILcaseは制作段階からさまざまなモジュールを装着したときの見栄えも考慮しています。コース別の付属品も含めて、ニヤリとしながら楽しんでもらえたらと思います」

――こだわったポイント

「こだわっているのは、ミリタリーの質実剛健な雰囲気と、手に馴染んでポケットに入れたときにも邪魔にならないコンパクトさという、相反する要素を両立させること。コンパクトにまとめていくための細部のデザイン処理は、普段プラモデルやトイを制作するなかで培ったテクニックを生かせていると思います。
厚さを1mmにするのか2mmにするのか、淵や断面の処理を90°にするのか60°にするのかなど、細かい部分で手に馴染む感触は大きく変わってきますが、開発スタッフもポリカーボネートや金型の専門家の方たちでしたので、強度とコンパクトさのバランスを絶妙に工夫してくれました」

――RAILcaseの楽しみ方について

「RAILcase本体のままでもミリタリーモチーフのiPhoneケースとしてインパクトがありますし、ミリタリー系のショップなどで装着できるパーツを探してもらえれば楽しみ方はさらに広がります。サバゲーなどをやる人は、使わなくなったミリタリーパーツを装着して、自分好みのiPhoneケースにカスタムしてみてください。
私はランヤードに繋げてポケットに入れるか、カバンにパラコードで吊るす予定ですが、それぞれが使いやすいものになればと思います。ぜひ“大人の本気の遊び”を楽しんでください」

<関連サイト>
スマホケース「[RAIL case/ts/Mk3 Mod1]Prod.Ka」
https://www.makuake.com/project/rail-case