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モード誌で注目のモデル“中山咲月”の動画公開!


株式会社ワコールは11日、モデル・役者として注目を集める中山咲月が出演するコラボ企業CM 「We are BeauTiful.」をWeb上で公開した。

本動画は中山がフリーマガジン「TOKYO VOICE」本誌で語った重みをもって紡がれる言葉、アイデンティティと向き合う美しい生きざまにワコールが共感し映像化したもの。

Web上での公開に先がけて、3月8日18:50には人で賑わう渋谷スクランブル交差点大型街頭ビジョン3面と原宿表参道ビジョン1面の計4画面にて一斉オンエア。満を持してWeb上での公開となった。

動画内では、メンズ服を美しく着こなし、性別を超えた魅力を放つ彼が大切にしているもの、悩みの先にあったものなど、人生観を語る。撮影は渋谷・原宿・台場を舞台に行い、中山のファッション性に加えて、さまざまな表情を映し出している。

また、コラボ企業CM「We are BeauTiful.」の撮影に伴い、中山への特別インタビューを実施。好きなものやこだわり、恋愛、性別に対する考え方など、さまざまなことについて語ってもらった。

――「自己紹介してください」と言われた時にどう答えるのか教えてください。

中山:自己紹介する時は、自分にとっては普通のことを言ってるんですけど、それが普通じゃないと捉えられるみたいです。みんなと同じように好きなことだったり、趣味だったり、好きな色だったりを言っています。でも、あんまり性別のことには自分からはふれないです。性別がどっちとかはちゃんと言いません。

――モデルに興味を持ったきっかけは何ですか?

中山:まわりの親戚とか友達とかに勧められて、この業界に入ってきたんですけど、最初は正直やめたいって思っていました(笑) 。当時はまだ自分のこのスタイルが確立する前で、モデルさんとなると、この服を着てって言われて、着るじゃないですか。やっぱり可愛らしい服とか、スカートとかが入ってて、その時は何もわからなかったんですけど、服が嫌いだったんですよ。服を着ることが好きじゃありませんでした。ただ与えられたものを着るだけって、違和感がずっとあったので、モデルって仕事が嫌な時期がありましたね。レディスのどんなにかっこいい服を見ても、なんか違うなっていうのがあって。でも、メンズファッションを初めて見た時に、これ女の人着てないけど私すごい好きだなって思えました。

――言語化すると「ジェンダーレス(無性別)」ってことになってしまうと思うのですが、この言葉で表現できていると思いますか? もしくは他の言葉で説明するとしたらどう説明しますか?

中山:細かく見ていけば、性別ってひとことでまとめても、もう何百通りもあると思っています。やっぱりひとことで表現するのは難しい。なので、最初は迷っていました。どうにかこの私自身を広めていくにあたって、ひとことで表せる言葉がないといけないなってずっと思ってたんですが、今はもう言語にとらわれずにありのままで生きています。「どういう性別なの?」って聞かれた時は、こうで、こういうとこがありますって言った後に、「中山咲月で覚えてください」って言えたらいいなって思っています。同じような悩みを持ってる人がたくさんいるので、そういう時にパッと“中山咲月”を思い浮かべてくれたら嬉しいです。

――美しさって何だと思いますか?

中山:私が思う美しさは、ずっと追求してくことだと思います。自分自身はゴールのない勝負をしてるというか、何かを追いかけてる人ってすごいキラキラしてるじゃないですか。自分の好きなもの、似合うことに対してずっと突き進んでく姿はすごい美しいって思います。見た目とか関係なしに誰に何を言われようとも、突き進んでいけるその姿勢っていうのが美しさなんじゃないかなって思います。

――いつか人を愛せる時が来ると思いますか?

中山:来ない気がしていますね。良い意味でも悪い意味でも人にあんまり興味がありません。結局気がつくと自分自身のことばかり考えてる時間が多いので、自分自身をちゃんと愛せるまでは人を愛せないのかなって思います。

<関連サイト>
「We are BeauTiful.」特設Webサイト
https://www.wacoal.jp/wearebeautiful/