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「高くなきゃダメ?」1983年から変わらないエリクシールの姿勢


「大事なのは、心まで潤わせてくれるか」──。資生堂グローバルセンター(横浜市)内で29日、化粧品大手「資生堂」が開催したイベントでは、美容家・神崎恵からそんな言葉も飛び出した。

同イベントは、資生堂のエイジングケアブランド「エリクシール」の「エリクシール リフトモイスト ローションSP」と「エリクシール リフトモイスト エマルジョンSP」が9月21日(水)に新発売されるのを記念して催されたもの。

前半では、神崎と資生堂の堀場研究員と宗研究員が登壇し、最新の知見による肌の張りへのアプローチなどについてトークセッションした。堀場研究員によると、これまで資生堂では肌の土台となるコラーゲンをいかに補い、分解を抑えるかに注力し研究を続けてきたが、ここ5~6年模索するなかで、壊れたコラーゲンを取り除かなければ細胞の活動が抑制され、コラーゲンをつくる力が減少することがわかったという。

そこで「取り除く」力に着目した。壊れたコラーゲンを「掃除」する視点を取り入れ、分解と掃除、産生のサイクルを正常に回す「コラーゲン代謝」を推奨。「掃除」を担う免疫細胞の一種、マクロファージのバランスを整えることでコラーゲン代謝を正常にし、若々しい肌の張りが望めると話す。堀場研究員は「がれきが残ったところに新築の家を建てるのではなく、更地にした状態で建てた方が、その町に住む細胞たちも元気になる」と画像を交えて説明した。

専門家の説明に神崎は頷き「理解しながら、頭の中で想像しながらケアをするのは大事なこと。目に見えずとも自分の肌でこんなことが起きているんだと想像するだけで、それでも肌の張りが満ちてくるよう」と話した。

後半は研究員2人に代わり「エリクシール」の越間ブランドマネジャーが登壇し、神崎とともに新商品の特徴などを来場者に説明した。新商品の化粧水と乳液はさっぱりタイプからしっとりタイプまで各3種類あり、肌の状況に応じて使い分けができる。計6種類の商品にはそれぞれに別の研究員が担当するという熱の入れようだ。

神崎は「張りと艶なくして美しさは成り立たない。新商品はそのバランスが素晴らしい。エリクシールでは『つや玉』という表現を使うが、まさに(つければ)“歩くつや玉”になる」と絶賛。一方で、同商品の感触や質感もほめ「化粧品で大事なのは成分がいいだけではなく、どれだけ自分を酔わせてくれるテクスチャーなのか。肌だけでなく心もうるおうのがとても重要」と自身の哲学を話した。

価格帯にもこだわったと越間ブランドマネジャーは言う。エリクシールは、3,000円という値段を1983年の誕生以来貫いてきた。越間ブランドマネジャーは「私たちの思いとしては日々のケアでお客様に肌の実感値をしっかりと感じていただきたい。続けやすい価格は、重要なポイント。みなさんのお守り的な存在になりたい」とその理由を語った。

最後に神崎は「コスメを紹介すると『高くないとダメですか』と聞かれる。でもエリクシールを使い続けているのは手応えがあるから。私はエリクシールでケアをした後に、鏡との距離が近くなった」「エリクシールで自分の美しさの可能性を広げる、距離が近くなると思ってもらえれば」と話した。

トークセッションの終了後には、体験コンテンツコーナーが開放。新商品を間近で体験しようと、多くの来場者でにぎわった。

<関連サイト>
エリクシール公式サイト
https://www.shiseido.co.jp/elixir/index.html