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堺雅人、クローンをテーマにした新作ドラマで天才医師役を熱演


本日15日、都内にてドラマWスペシャル「パンドラ~永遠の命~」記者会見が行われ、本作の脚本:井上由美子、監督:河毛俊作、そして主演の堺雅人が登壇した。

この作品は、革命的な発明により“パンドラの箱”を開いた人々の運命を描いたオリジナルドラマシリーズの第四弾。これまで三上博史、佐藤浩市、江口洋介が主演をつとめ、最新作となる今回は堺雅人が主演をつとめ、クローン技術をテーマに物語が進行する。

天才医師・鈴木元役を演じるにあたり堺は「シリーズに参加出来て嬉しい気持ちと責任感を感じるとともに新しい風を吹き込めたらいいなと思います」と意気込みを語り、「いい意味でシンプルなストーリーなので、あまり難しい事を考えず沸き起こる世界にそのまま身を浸していけばいいかなと。過去3作は連続ドラマでしたが、今回は単発の作品なので、連続ドラマとはまた違ったエピソード・ゼロのような作品」と台本を読んでの印象を語った。

河毛監督は、今作での堺の演技に対し「今回は、最近堺さんが演じてきたものとはまた違ったキャラクターでしたが、堺さんって止まってても早い。目の表情がちょっと動くだけでも風を起こせる俳優さんだなと」と、見た目だけでも早そうに見えるスポーツカーを例えに挙げながら話すと、これを受けた堺は「目の動きだけで風を起こせる俳優だという自覚がなかったので、これからどんどん風を起こしていきたい(笑)」と返し会場を沸かせた。

撮影中のエピソードについて話題がおよぶと、宮崎県出身の堺だが、今回ドラマのロケ地となった神戸市に0歳から2歳まで住んでいたと言い「撮影の合間に、当時住んでいた団地を見に行きました」と懐かしげに語りつつ「とはいえ、当時の記憶は何にもないんですけど(笑)自分が産まれた土地で撮影することができて、再訪できたこともありがたかった」とコメント。

そして、今回“クローン技術”がテーマということで、今作と同じ6歳児の自分に出会ったとしたら何をさせたいかとの質問には「撮影前に6歳の頃のアルバムを見たんですけど、特に戻りたくはないですね(笑)。ただ、もし会ったら、苦手な白身魚は大人になったら食べられるようになりますと教えてあげたい(笑)」と話していた。

また、最後に今後堺に演じてほしい役、堺には演じてみたい役は、という話しになり、脚本の井上は「静かな男が女性に片想いしているイギリス映画みたいなラブストーリーを」、河毛監督も「『グレート・ギャツビー』みたいな作品を」と話すと、それに対して堺は「役者は受注の商売なので僕からこういう役をしたいというのはないが、静かな片想いのイギリス映画も素晴らしいし、『グレート・ギャツビー』のような作品を、舞台を向島などに移して撮るのも面白いかも」と笑顔で発言。そして最後に「再生医療を扱った作品ですが、テーマに興味がなくても気軽に観れて考えさせられる大人のドラマが出来ました。どうぞ楽しみに」と視聴者へのメッセージを述べて会見を締め括った。

今作では主演を務める堺のほか、尾野真千子、石黒賢、鈴木浩介、中村敦夫、伊武雅刀、高橋克実ら錚々たる俳優陣が脇を固めている。

ドラマWスペシャル「パンドラ~永遠の命~」は、WOWOWにて4月27日(日)夜10:00より放送。

<関連サイト>
ドラマWスペシャル「パンドラ~永遠の命~」 http://www.wowow.co.jp/dramaw/pandora/
『半沢直樹』 Twitterにみるヒットドラマの法則 https://www.entameplex.com/archives/4551