武井壮、9歳で兄と2人暮らし…月7万5千円を稼いだ驚きの生活力

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、「ABEMA NEWSチャンネル」にて、厳選したエンタメ情報をお届けしているニュース番組『ABEMAエンタメ』を放送中。その独自企画「Re:MAKE 〜拝啓、あの頃の君へ〜」は、出演者が人生のターニングポイントとなった過去の写真と向き合い、“あの頃の自分”へ言葉を贈るセルフドキュメント企画。今回は、“百獣の王”の異名で知られるタレント・武井壮が出演。幼少期に兄と2人で生活を支え合った日々や芸能界を志した兄との関係、そして亡き兄への思いを胸にスポーツとエンターテインメントの世界で挑戦を続ける現在について赤裸々に語った。
東京・葛飾区で生まれ育った武井は、父親が美容室を3店舗経営し、幼少期は裕福な生活を送っていたとか。しかし、父親の事業不振や両親の離婚を経て生活は一変。大好きだった母親が家を出た後、「『母親が帰ってこないかな』とか思いながら、ずっと眺めている時間があった」と窓の外を見つめていた日々を振り返った。その後、父親も家に帰らなくなり、9歳の頃から2歳年上の兄・情さんと2人で暮らすように。当時は「もう毎月半分くらいは電気・ガス・水道が止まっていることもあった」という厳しい生活だったが、武井は小学生ながら自ら仕事を考案。近所の家のゴミ出しを請け負い、「『毎日それをやるので月に500円をください』ということを、1番多いときで150軒くらいやっていて、7万5千円くらい貰って、それがほぼ生活費になっていた」と明かす。「ここからは自分の力で社会をやっていかなきゃいけないと思った瞬間でしたね」と振り返り、そんな当時の自分へ「いまだに僕は彼(過去の自分)を尊敬しているし、感謝している」「きっといつかすごい男になるから、安心して今できることを一生懸命頑張れよ」とエールを送った。
兄と支え合いながら生活を送り、学業とスポーツに打ち込んでいた武井。しかし、15歳になった兄が「芸能人になる」と言い出したことで、兄弟の関係に変化が生じたという。「何を言ってんだ」「夢みたいなことを言って、芸能人になるってそんなのできるわけないだろ」と兄の夢を否定していた当時を振り返り、「自分への焦りをぶつけていた感じかもしれない」と吐露。その後、兄が舞台やドラマなどに出演するようになると、次第に関係も変化。「小さかった頃、大好きだったお兄ちゃんがもう1回戻ってきたような気になって、うれしかった」と振り返る。そんな中、大学で十種競技に打ち込んでいた武井は、兄が末期がんを患ったことを知り、病院へ駆けつける。闘病中の兄と映画『メジャーリーグ2』を観た際には、「(兄が)今まで見たことないくらい楽しそうに笑っていた」と回顧し、鑑賞後に「『俺、病気治ったらまたお芝居頑張るわ』」と語った兄の姿が忘れられないと語った。
その後、24歳で兄が他界。武井は「そこからの人生は自分だけの人生では確実になくなった」と語り、「自分の大好きなスポーツと、兄貴が愛していたエンターテインメントを2つ重ねて、その上で現実味のある人生を作っていこう」と決意。「50代になったら、兄貴がやりたかったお芝居を俺が代わりにやってやろう」と、現在の活動につながる目標を掲げたことを明かした。
兄への思いを胸に、スポーツとエンターテインメントの世界で挑戦を続けてきた武井はおよそ8年間の下積みを経て、39歳で芸能界デビュー。現在53歳となった武井は、兄との別れについて「兄貴がきっと生きたかった時間というのが、もうひとつ、しっかり2倍以上になって自分の中には残っている」と語り、「この歳まで本当に1日もサボらずに進んでこられたのは、ひとえにあの頃を真っ直ぐ生きていた兄貴の姿だったり、兄貴が手に入らなかった時間だったりとか、そういうものに大きく支えられて今があります」と挑戦を続ける原動力を告白。「俺1人じゃ思いつかなかった人生」「兄貴がいなくなって初めて、こんなふうに生きたいって心の底から思った人生を、いまだに最高の形で送れている」と現在の充実した日々を振り返り、亡き兄へ「『あの頃ごめんな』と伝えたいのと、わかってあげられなくてごめん。そういう力を与えてくれて本当にありがとう。最高に幸せです」と感謝を伝えた。
番組ではほかにも、50代から挑戦している海外での俳優活動や日本から世界的なヒーローを生み出したいという今後の夢についても語っている。
幼少期の経験を糧に自らの道を切り拓き、亡き兄への思いを胸に挑戦を続ける武井壮。“あの頃の自分”へ贈った言葉と、53歳の今見据える未来とは?そのすべては現在もABEMAにて無料配信中。
(C)AbemaTV,Inc.
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