宮崎県小林市の移住促進PRムービーが、８月27日より公開中。この動画では、様々な角度から小林市の魅力を伝えているのだが、最後に実は……という、なんともユニークな仕掛けが話題になっている。

小林市は、宮崎県の南西部に位置する人口46,439人(2015年8月1日調べ)、面積562.95平方キロメートルの小さな街。面積の3/4が森林という大自然と人が共存する風光明媚な場所であり、観光地、歴史的な名所、文化や伝統行事などもたくさん有している。

そんな小林市に焦点を宛てたこの動画の主人公は、とあるフランス人男性。彼が遠い異国の地からこの街に移住し、そこで感じた様々なこと、それはたくさんの自然、森が残っているにも関わらず“小”林市ということや、水道からは天然水が出るにも関わらずペットボトルのお水が売っていること。さらには、日本一の星空があるのにプラネタリウムがあることなど、素朴な不思議に対して彼がツッコんでいくもので、その美しい情景とナレーションのギャップがなんとも微笑ましい、笑える動画になっている。

しかし、この動画はそれだけで終わるものではなく、最後には大きなどんでん返しが。実は、主人公のフランス人がしゃべっている言葉は流暢なフランス語と思いきや、すべて宮崎県小林市の方言である西諸弁。西諸弁の激しいなまりを活かした空耳・ブランデッド・コンテンツ・ムービーとなっている。
映像の最後にはネタばらしされるとともに、YouTubeでは字幕機能をオンにすることで「西諸弁」の字幕をあわせて見ることができるとのことで、最初から改めて見てみると本当に日本語（西諸弁）で話していることがよくわかる。

ちなみに、この動画のタイトルにもなっている“んだもしたん”とは、西諸弁で“おやまあ”という意味だとか。

＜関連サイト＞
宮崎県小林市 http://www.city.kobayashi.lg.jp