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【成人の日アンケート】新成人の恋愛事情


楽天グループの結婚相手紹介サービス会社:オーネットは、2016年12月1日~12月5日までの期間において、2017年1月に新成人を迎える全国の独身男女600人(男性300人、女性300人)を対象に「恋愛・結婚意識」についてアンケート調査を実施。このたび、そのアンケート結果が発表されました。

今年1月に成人式を迎える若者たちは、1996年4月2日から1997年4月1日に生まれた若者たちになります。彼らは「アムラー」「たまごっち」「ポケモン」などの大流行のなかで誕生。いわゆる「失われた20年」の中で思春期を送っており、彼らが中学校の卒業を控えた2011年には、東日本大震災が起こりました。一方でその後、2012年からの第2次安倍内閣によってアベノミクスが始まり、株価が上昇し、徐々に景気が良くなっていく中で高校卒業や大学進学を迎えている世代でもあります。2008年、小学校6年生のときにスマートフォンが日本に初上陸し大流行。スマートフォン以外のいわゆる「ガラケー」を使ったことがないという人も多数いるのがこの世代。スマホの普及とあわせてコミュニケーションツールとして定着したLINEなどのSNSが、彼らと青春時代を送った主なツールでした。
そんな新成人は、恋愛や結婚についてどのように考えているのでしょうか。

これまでに異性との交際経験があるかを聞いたところ、男性は54.3%、女性は63.7%が交際経験ありと回答。さらに片思いも含めた恋愛経験となると、新成人全体の81.3%が経験ありという結果となりました。

草食化や恋愛に消極的とばかり言われる若者世代ですが、「現在交際相手がいる」と答えた新成人は、2012年以降増加傾向にあり、とくに今回の調査では2008年以来の高水準である30.7%となりました。今年はアベノミクスでの景気回復、『君の名は。』などに代表される恋愛コンテンツの流行など、さまざまな要因が若者の恋愛への意欲を高めたことが予想されます。

そして、昨年と比較して大きな変化が見られたのが、交際相手がいないと答えた男女に「交際相手をほしいと思いますか」と質問したところ、なんと男女ともに昨年と比べて10%以上増加。2007年以来の高水準である74.7%にまで上昇しました。

また、交際相手がほしい理由としては、「一緒に過ごす相手が欲しい」が男女ともに断トツの1位に。「ときめきたい」が2位に続き、少女マンガの映画化が続いた昨今、映画のような恋がしたいと思う男女が増えたのでしょうか。

「今の自分は異性との交際に積極的である」と感じている新成人は全体で34.2%。とくに女性は昨年の28.0%から39.7%と大幅に積極的派が増加。また、全体の6割以上が「交際相手をつくるには積極的な活動が必要」だと認識しており、そして実際に「今後は異性との交際を積極的にしたい」と考える新成人は昨年の40.3%から42.8%に増加。ここでも女性は昨年の40.0%から46.3%と伸びており、恋愛に積極的な女性が増えている傾向が見られました。

普段のデート費用についての考えを調査したところ、53.1%もの女性が、デート費用は「割り勘がよい」と回答。昨年の36.3%を大きく上回りました。一方、「男性がすべてを払うのがよい」、「男性がやや多めに払うのがよい」を合計すると男性は60.7%で女性の45.3%を上回りました。この結果からデートの費用については女性のほうが平等意識が強いことがわかり、「デート代は男性が払って当然」そんな風潮はもう一昔前のものになったのかもしれません。

2017年の新成人といえばSNSど真ん中世代! ということで、SNSに対する意識も調査してみました。「SNSなどで知り合った異性との恋愛はアリだと思う」と回答したのは37.3%で3人に1人と意外と慎重派な一面がうかがえました。とくに女性は34.0%と男性の40.7%に対して大きく開きがありました。これは「SNSなどで知り合った異性との結婚は避けたい」という設問でも同様で、SNSと恋愛に対する男女の意識の違いが見て取れました。

恋愛に関しては積極的な傾向に転じていることがわかりましたが、結婚観はどうなっているのでしょうか。

「将来、結婚したい」と思っている新成人は減少傾向にありましたが、今年は3年ぶりに増加となりました。その理由は「好きな人と一緒にいたい」が1位に。そして男女ともに「子どもがほしい」「家族がいると幸せだと思う」という理由が続きます。やはり、好きな人との子どもを持ち、“家族”になるということは結婚の醍醐味ですので、そこを魅力に感じる新成人が多いようです。

また「結婚意向あり」の女性の91.6%が30歳までに結婚したいと回答しており、さらに45.1%は25歳までの結婚を希望しており、昨年の39.7%から5%以上も増加していました。

その一方で、若い人たちから「結婚するメリットがわからない」という声が聞こえてくるようになっていますが、今回の調査では新成人男性の約半数が「結婚することにメリットを感じている」ことがわかりました。そんな気持ちの反面、男女とも6割以上が「自分は結婚できないのではないかと思うことがある」と答えており、幸せな結婚に憧れつつも、そこはかとない不安を抱えている姿が浮き彫りとなりました。
少子化が叫ばれる昨今、出生率の低さが問題になっていますが、新成人男女の69.7%が「結婚したら子どもがほしい」と考えていることが分かりました。さらにそのなかで「1人」と答えたのは8.1%に過ぎず、「2人」が69.9%、「3人以上」が22.0%と、合計で91.9%もの男女が「子どもは2人以上ほしい」という結果となりました。
未婚化、晩婚化、それに伴う少子化は深刻な社会問題となっていますが、今回の調査結果では、結婚すること、家族を持つことに意欲のある若者がまだまだ多数いることが分かりました。

※結婚相手紹介サービス「楽天オーネット」調査

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