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BREAKERZ、同期シドとのガチ対バンライブに大阪湧く


2017年7月にデビュー10周年を迎えるBREAKERZが18日、大阪・Zepp Nambaで「BREAKERZ 10周年 10番勝負 -VS-」3rdバトルとなるシドとの対バンライブを開催した。

1月21日より始まったこの対バンバトルも早や第3戦目、GRANRODEO、SKY-HIに続いて今宵登場したのはシド。

耽美的なエレクトロ・ビートのSEに導かれてメンバーが登場するや、超満員99%以上女子の視線が一斉にステージに吸い寄せられる。オープニングは、まさにBREAKERZのデビュー10周年の祝福にピッタリなナンバー「ANNIVERSARY」。軽快なナンバーに乗せて、ボーカル・マオの「歌ってみる?」の一言で最初から会場全員がシンガロング。両手を振りかざし、ド頭からすでにID-S(※シドのオフィシャルファンクラブ)もTEAM BREAKERZ(※BREAKERZファンの呼称)も分け隔てなくバンドを応援するその光景が美しい。続いての「V.I.P」はまさにVIP対応!? で呼ばれたゲストに相応しいベテランならではの演奏力を聴かせ、続けざまにビート感溢れる「Dear Tokyo」で再びサビメロの大合唱が起これば、そこはもうシド独壇場の世界に会場が魅きこまれた瞬間だった。

「約2年振りの大阪ライブ~ みんな最後まで楽しんでください。新曲です」とのMCから1月にリリースされたばかりの最新シングル曲「硝子の瞳」を披露。そして、続いてメジャー1stシングルの「モノクロのキス」でアーティスティックな世界観をしっかりと構築。確かな演奏力と楽曲の構成力は、シドの築いてきたヒストリーを見せつけた。

BREAKERZとの楽屋話を披露して和ませた後に「今日は懐かしい曲や珍しいバラードもやっていきます」と話し、アコースティックで叙情的なバラード「hug」、「空の便箋、空への手紙」、「憐哀-レンアイ-」と畳みかける。
「いよいよ後半戦ですよ~」と再びオーディエンスを焦らせての新曲「チイサナツバサ」そして「もうあと2~3ヶ月したら夏だよ」と心地よいグルーブで後半戦を盛り上げていく「夏恋」。さらにスカ・ビートを取り入れた色気溢れる「妄想日記」、ラストは黒っぽいリズムがじわっと熱量を上げさせる「眩暈」。バンドの音楽性の幅広さと世界観の深さを届けた。歓声の中、何度も「ありがとう」を繰り返しながらステージを去って行くマオの姿が印象的だった。

続いて、BREAKERZが登場。「いくぞ、オオサカー!」とDAIGOの弾ける声と共に拳を振り上げるナンバーが始まった。畳みかけるビートとハードなギターの曲だ。BREAKERZが10番勝負で魅せる彼らの選曲やパフォーマンスは全くの出し惜しみ無しの内容で新旧ファンを楽しませること間違いなし。もちろんMCでのDAIGO節も健在。

この日のライブでDAIGOがしきりに言っていた「同じ時代を駆け抜けた同期の仲間、戦友であり同志」といったシドとの絆がライブの随所で見られ、この日の対バンが特別であることを印象付けていた。

また、ライブ中盤では、DAIGOがシドの曲の1フレーズを歌い、その流れから幻の曲として語り継がれていた伝説的な「ヒトリジメ」でのコラボが再び実現! さらにアンコールのセッションでは、シドの楽曲「嘘」とBREAKERZの1stシングル「SUMMER PARTY」を2バンド全員プレイで披露。ステージ上にWドラム&ベース&ボーカル、トリプルギターの総勢9人が集まって演奏する姿の豪華さ。エンディングではお立ち台ギリギリまでメンバーが寄り添って乗っているという仲睦まじさ、これはもうバトルというよりは“男子会”という楽しさに溢れたスペシャルな一夜だった。

まだまだ続く「BREAKERZ 10周年10番勝負 -VS-」第4戦目は、3月5日(日)にMY FIRST STORYと愛知・Zepp Nagoyaにて行われる。  

Photo by 山下桂子

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