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荻野目洋子、「ダンシング・ヒーロー」ミニライブに熱狂


大阪府立登美丘高校ダンス部が「日本高校ダンス部選手権」で準優勝した「バブリーダンス」動画がきっかけとなって、爆発的な人気を呼んでいる荻野目洋子の代表曲「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」(初出音源は1985年11月21日発売)。同校ダンス部の動画再生回数が2,700万回(12月23日現在)を突破する一方、ダンスのBGMに使用された「ダンシング・ヒーロー」もビルボード・ジャパン・チャートで2位になるなど、各チャートで急浮上し、驚異のリバイバル・ヒットを記録中。

この大ブレイクを受けて、荻野目は12月20日にオリジナル・ヴァージョンを含む「ダンシング・ヒーロー」全15トラックを収録したCDシングル「ダンシング・ヒーロー ジ・アーカイブス」をリリース。その発売を記念して23日、東京ドームシティ ラクーアガーデンステージにて、ミニライブ&握手会を開催した。

「ダンシング・ヒーロー ジ・アーカイブス」は荻野目にとって、2001年10月24日発売の「LOVE」以来、16年ぶりのシングルとなるが、85年にEPレコードとしてリリースされた「ダンシング・ヒーロー」がCDシングル化されたのは今回が初めて。12月27日(水)からは主要配信サイトで、2014年制作の「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」ニュー・ダンス・ヴァージョンのミュージックビデオが配信されることが決定するなど、空前のブームを呼んでいます(dTVでは先行配信中)。年末の大型音楽番組でも相次いで披露され、『第59回 輝く!日本レコード大賞』では“荻野目洋子&大阪府立登美丘高校ダンス部”名義で特別賞を受賞するなど、今いちばん注目されている作品のリリースイベントとあって、会場には約2,000人のファンが詰めかけた。

これ以上ない好天に恵まれ、屋外で開催されたミニライブは、事務所の後輩でもあるお笑いコンビ“キャン×キャン”の司会で14時にスタート。CDのジャケットと同じ、シルバーのスパンコールをあしらった純白のスーツに黒いエナメルのハイヒールという、まさにダンシングヒロインともいうべき衣装で登場した荻野目洋子が、1曲目の「六本木純情派」(86年10月29日発売の10thシングル)を披露すると、会場のボルテージは一気に上がりました。
ミニライブでは3曲を歌唱しましたが、2曲目はクリスマスにちなんで「赤鼻のトナカイ」をギターの弾き語りで披露。事前にSNSを通じて「鈴を持ってきてね!」と呼びかけていたこともあり、歌に合わせて鈴を鳴らす観客も多く、ファンとっては嬉しい「歌のクリスマスプレゼント」となった。
曲間で司会のキャン×キャンと軽妙なトークを展開した荻野目は、今回のリバイバル・ヒットを改めて感謝。3曲目の「ダンシング・ヒーロー」では10名のダンサー(荻野目によって“ダンシング・ヒーローズ”と命名)に加えて、振り付けを担当したコレオグラファーの三浦享と、DA PUMPのKENZOも飛び入りで参加し、パワフルなボーカルとキレのあるダンスで満場のファンを魅了した。

ミニライブ終了後は「ダンシング・ヒーロー ジ・アーカイブス」や、配信アルバム『ダンシング・ヒーロー“ALL EAT YOU UP”』を購入したリスナーを対象とした握手会を開催。この日を待ちわびたファンとの交流を深め、リリースイベントは大盛況のうちに幕を閉じました。

<荻野目洋子コメント>
32年前に「ダンシング・ヒーロー」をレコーディングしたときは、まさかこんな日が来るとは夢にも思いませんでした。大阪府立登美丘高校ダンス部の皆さんや平野ノラさんがこの曲を使ってくださったことがきっかけで、改めて注目されることになりましたが、多くの方たちのお力添えのおかげで今回の現象があると思っていますので、今日はファンの皆さんと一緒にこの歌を共有できてよかったです。
最初に登美丘高校ダンス部の動画が盛り上がっていると聞いたときは信じられない気持ちでしたし、「こんなにキレのあるダンスをする高校生たちがいるんだ」と驚きました。それもあって、テレビ番組で初めて対面したときはとても感動したんですが、共演を重ねるうちに「授業もあるのに大丈夫かしら」と保護者の目線にもなったりして…。でも動画がきっかけとなって幅広い世代の方と繋がることができて本当にうれしく思っています。
 この曲自体は、バブルの時代よりも前にリリースされたものなんですが、今でも歌うたびに細胞が活性化されるというか、テンションが上がります。初めて歌った32年前は「自分に歌えるだろうか」という不安もありましたが、いざ歌ってみるといろいろな人に愛されて、さらに今また注目されて。私にとっては、その都度、自分を大きくしてくれる歌ですので、これからも大事に歌っていきたいです。

<ミニライブ セットリスト>
M1. 六本木純情派
M2. 赤鼻のトナカイ
M3. ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)

Photo by 久保永隆二

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