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Wi-Fiの課題について実態調査! 利用者の約半数が不満!?


インターネットインフラサービスを展開する株式会社グッド・ラックは、総務省からの行政指導を受け、「どんなときもWiFi」の「無制限プラン」の終了を決定。既存ユーザーに向け、代替プランへの移行あるいは無償での解約を行うことを発表した。

今回発生した多くの顧客の通信低速化を招いた障害をもとにクラウドSIMサービス全体の課題を洗い出すことはもちろん、今後の事業に反映させることを目的に、同社は動画の発表、さらには、2020年7月23日~27日の期間において、プライベートで利用するWi-Fiサービスを自身で契約している全国の20代以上の男女500名を対象に「Wi-Fiの課題」に関する調査を実施した。

まずWi-Fiサービスを選ぶ際に重視するポイントについて質問。その結果、最も多いのは「通信速度(55.6%)」「月額料金(55.6%)」という結果に。「通信制限の有無(27.6%)」「通信容量の大きさ(21.2%)」という回答も多く、総合的に“スムーズに通信できること”を重視するユーザーが多い傾向が明らかになった。

実際に「通信制限」に悩まされた経験について聞いてみると、およそ3人に1人は通信制限に悩まされた経験があることが判明(31.8%)。多くのユーザーが“スムーズに通信できること”を重視している理由が見て取れる結果に。

続いて料金について調査してみたところ、現在利用しているWi-Fiサービスの月額料金は「4000円~5000円未満(22.0%)」が最も多く、その次に多いのは「3000円~4000円(21.8%)」。約4割は「3000円以上5000円未満」の範囲で、Wi-Fiサービスを利用していることが分かった。

一方、理想の月額料金について聞いてみると、7割以上が「3000円未満」と回答し、現実よりも安い価格を求めている傾向が明らかになった。

次に、現在利用しているWi-Fiサービスの満足度を調査すると、約半数が「満足していない」と回答(46.0%)。その理由として最も多かったのは、「通信速度が遅い(42.6%)」という回答だった。通信速度が遅いのは、通信制限がかかってしまっているという状況が考えられる。Wi-Fiサービスを選ぶ際に重視するポイントである“スムーズな通信”について、満足していない人が多い実態が明らかになった。また、やはり同じく重視するポイントとして挙がった月額料金について、「(月額料金が)高い(39.1%)」という不満を抱えている人も多いことが分かった。

さらに、およそ3人に1人はWi-Fiサービスを乗り換えた経験があると回答しており、「通信制限」「月額料金」といった不満は想像以上に深刻であることが伺える。

また、Wi-Fiサービスで通信する主な目的としては「ネットサーフィン(34.2%)」が最も多く、その後には「動画視聴(YouTubeなど)(27.0%)」「SNSの閲覧・更新(13.8%)」といった回答に票が集まった。中には「リモートワーク」という回答も見られ、新型コロナの影響も。おうち時間が長くなり、プライベートではネットを利用したり仕事も自宅で行ったりと、モバイルWi-Fiサービスの利用機会は増えていると考えられる。

「無制限プラン」を提供してきた「どんなときもWiFi」は、2020年2月から3月にかけて多くの顧客の通信が低速化するという障害が発生。この事態に対応するため、関連事業者間で協議を重ねた結果、無制限での安定した通信環境の提供が継続困難だという判断に至り、無制限サービスの終了を発表。そして、これらの障害や、今後の展開についてまとめたWeb動画「どんなときもWiFi 無制限プラン終了と代替プランを発表」を公開。

今回の事象を真摯に受け止め、“通信環境に悩む人を1人でも減らしたい”という会社の想いはそのままに、さらなるサービス向上を目指していく、と方針を示している。

<関連サイト>
「どんなときもWiFi」公式サイト
https://donnatokimo-wifi.jp/