ヤマハ音楽振興会は、「#おんがくってひろがる」キャンペーンの実施に伴い、20代から50代の働く男女500名を対象に「楽器演奏」に関する調査を実施。このたび、その調査結果を発表しました。

様々な種類のある楽器。おうち時間が増えたコロナ禍で、楽器の人気が高まっていると言えます。学校の音楽の授業等を除いて、楽器演奏の経験があるかを働く男女に質問したところ、半数近くが「ある（46.4％）」と回答しました。また、男女別では女性の51.2％、男性の41.6％が楽器演奏の経験があると回答。9.6ポイントの差で、女性の方が楽器経験者が多いことが分かりました。

楽器演奏について、既に始めている人を除いて、今後についての質問では、「始めたい（16.1％）」「どちらかというと始めたい（22.5％）」を合わせて３人に１人以上が始めたいと考えていることが明らかに。始めたい理由では、「音色が好きなのでバイオリンを弾けるようになってみたい（東京都・29歳女性）」「新しい趣味として（東京都・32歳男性）」「独学でギターやウクレレを弾いているが、ちゃんと習ったことがないのでいつかちゃんと教えてもらたい（神奈川県・58歳男性）「クラリネットとピアノとドラム経験あり。音楽が好きなのでやりたい（東京都・28歳女性）」といった意見がありました。

今後楽器を始めると想定した場合、何を始めたいか質問したところ、最も多かったのは「ピアノ（36.2％）」続いて「ギター（34.0％）」「バイオリン（9.2％）」でした。ピアノとギターが他の楽器よりも回答数が多く、3割を超えています。また、女性の半数近くは「ピアノ（47.2％）」と回答し、男性の１位は「ギター（45.6％）」という結果でした。

コロナ禍で楽器を始めたか、という質問では、全体の８人に１人以上が「始めた（13.4％）」と回答。おうち時間が増えたことによって新たに趣味を探した人が多くいると考えられ、その一つとして、楽器の演奏を選択した人が一定数いることが明らかになりました。何の楽器を始めたのか質問したところ、最も多かったのは半数以上が回答した「ギター（52.2％）」でした。続いて、「ピアノ（44.8％）」「エレクトーン（16.4％）」という結果でした。「バイオリン（13.4％）」や「ドラム（10.4％）」、「チェロ（10.4％）」も１割を超えています。

SNSやYouTubeといったプラットフォームでは、一般の投稿を含む様々な演奏動画を視聴することが可能です。プロのミュージシャンによる演奏やMVを除いて、演奏の様子や音源を視聴することがあるかを質問。結果は「よく視聴する（9.6％）」「視聴する（9.2％）」「たまに視聴する（16.4％）」を合わせて、４割弱でした。最も視聴している人の割合が高かったのは「30代（44.8％）」、続いて「20代（39.2％）」、「50代（29.6％）」という結果でした。意外にも最も視聴しているのは、20代ではなく、30代。最も視聴していないのは、50代ではなく、「40代（27.2％）」ということが明らかになりました。

また、コロナ禍中（現在）に自身が演奏している様子や音源を投稿したかという質問では、「何度もある（5.8％）」「ある（3.4％）」を合わせると、1割近くがSNSやYouTubeへの投稿経験がありました。自身の演奏を広く聴いてもらいたいという人は一定数いることが明らかに。

楽器の演奏に関して初めから弾けるという人はめずらしいはず。楽器を始めてみて、挫折した経験の有無を質問しました。結果は「何度もある（15.8％）」と「ある（27.0％）」を合わせて、４割以上の人に挫折経験がありました。働きながら独学で楽器の演奏ができるようになるには、時間だけでなく、根気が必要です。始めるきっかけの一つとして、教室でレッスンを受けることを検討してもいいかもしれません。

特に好きなミュージシャンがいる人などは、楽器を上手に演奏できる身近な人に憧れを抱いた経験があるのではないでしょうか。楽器を演奏できる、または上手な人に憧れた経験の有無を聞いたところ、「何度もある（24.4％）」と回答したのは約４人に１人。「ある（32.0％）」を合わせると過半数に経験がありました。

さらに、告白された人数と楽器の演奏経験の有無について見てみると、５人以上から告白された人の57.5％に楽器の演奏経験があることが明らかに。楽器ができる人の方が、いわゆる“モテる”傾向にあると言えそうです。

■楽器に関するエピソード
「趣味で楽器をやっていた、普段は、内気で、寡黙な同級生が、文化祭で、ディープ・パープルのBurnを熱唱して、びっくりした（北海道・57歳男性）」
「海外のロックバンドが好きでギターにはまっていた （広島県・52歳女性）」
「若い頃にロックバンドやジャズバンドでライブを行っていたので当時はそれなりにモテた（福岡県・58歳男性）」
「仲間と集まって色んな曲をアンサンブルするのがとても楽しかった。音が一つになることはとても高揚した（福岡県・34歳女性）」
「学生の頃、クラスメイトの家に集まって一緒にギターを弾いていました（兵庫県・36歳男性）」
「亡き兄がチェロを弾いていたので、家族や親戚、友人の集まりで聴いてもらっていた。もう一度兄と演奏したいと思います（鳥取県・49歳女性）」
「楽器を始めたのは米国に住んでいた時だったが、ギターで楽曲を演奏していると人々が集まり一緒に歌い始めるのでとても楽しかった（神奈川県・50歳男性）」
「知人が音楽家で、よく一緒に歌を歌ったりしている。よく音楽の話をされるので、生活の一部です（兵庫県・26歳女性）」

最後に、働く男女に楽器を一緒に演奏したい俳優を回答してもらいました。その結果、１位新垣結衣さん、２位綾瀬はるかさん、３位石田ゆり子さんが、多くの票を集めました。ドラマや映画、CMに多数出演し活躍している方々がランクイン。男女ともに人気の俳優の皆さんが支持を集める結果となりました。また、選んだ理由についてもアンケートを実施したところ、一緒に演奏したら楽しそうという意見が目立ちました。

■一緒に楽器を演奏したい俳優ランキング　トップ10
１位 新垣結衣
２位 綾瀬はるか
３位 石田ゆり子
４位 長澤まさみ
５位 広瀬すず・北川景子・菅田将暉※同率
８位 石原さとみ
９位 深田恭子
10位 竹野内豊

なお、今回の調査によって、働く男女の一定数は楽器を始めたいと考えていることや、SNS、YouTubeの演奏動画の視聴状況、楽器の挫折経験者の割合など、コロナ禍で再び注目を集めている楽器に対する意識が見て取れる調査結果となりました。

音楽教育事業、音楽支援事業、音楽研究活動を通じ、音楽文化のさらなる発展をめざすヤマハ音楽振興会は、「#おんがくってひろがる」SNSハッシュタグキャンペーンを実施しています。４月１日（金）からは、キャンペーン第2弾を開始。ヤマハ音楽教室、ヤマハミュージックレッスンのSNSをフォローし、ハッシュタグ「#おんがくってひろがる」をつけてTwitterまたはInstagramに投稿すると抽選でヤマハ製のサウンドバーまたはワイヤレスイヤホンが当たります。

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「#おんがくってひろがる」SNSハッシュタグキャンペーン
https://www.yamaha-ongaku.com/music-school/hirogaru/hashtagcp2022/index.html