auじぶん銀行、多様性のある森づくりを通じたSDGsを推進
auじぶん銀行株式会社(以下、auじぶん銀行)、岐阜県東白川村、一般社団法人more trees(以下、 more trees)、株式会社山共(以下、山共)は16日、森林保全および地域活性化に関する連携協定(以下、本協定)を締結した。
■協定締結の背景
auじぶん銀行は、環境保全活動「ecoプロジェクト」の一環としてmore treesの取り組む「多様性のある森づくり」を支援しており、この度、岐阜県東白川村にある山共の保有林で、広葉樹の植栽を行う「auじぶん銀行の森」を開始した。これを受けて、4者で今回の取り組みの更なる推進を目的として「森林保全および地域活性化に関する連携協定」を締結した。本協定は、多様性のある森づくりや地域活性化のほか、地域資源の保全や人材交流も目的としている。なお、more treesを介して東白川村と企業が連携協定を締結することは今回が初めてとなる。
■記念植樹の実施
協定式の後は、現地の「auじぶん銀行の森」を訪れ、広葉樹であるクリの苗木15本の記念植樹を行った。「auじぶん銀行の森」では、お客さまの「ecoプロジェクト」への参加による寄付を通じて、今回の記念植樹を含めて、クリやコナラ、ヤマザクラなど合計180本の苗木の植樹が行われた。今後も「多様性のある森づくり」として、苗木の生育状況を見守りながら植樹を行い、2025年までに約1.5haの対象地に1,080本の植栽を予定している。
■関係各者によるコメント
・auじぶん銀行株式会社 執行役員 笠井良徳
私たちauじぶん銀行は、2022年4月より環境保全活動「ecoプロジェクト」を開始しました。「ecoプロジェクト」とは、お客さまに特定の商品やサービス(円定期預金、住宅ローン、じぶん銀行スマホデビット)をご利用頂くことで、auじぶん銀行がお客さまに代わって環境保全団体に寄付を行うプロジェクトです。森林保全への取り組みは今回が初となるため、この度の協定締結をスタートに、東白川村さま、more treesさま、山共さまと協力しながら本活動の更なる推進を目指したいと考えています。最後になりますが、関係各社さまはもちろん、当行の「ecoプロジェクト」の活動にご支援をいただいた皆さまに深く感謝いたします。本当にありがとうございました。今後とも、auじぶん銀行と共に未来を創る活動にご協力をよろしくお願いします。
・東白川村 村長 今井俊郎
東白川村の90%以上を占める森林、今その森林が持つ多面的機能が見直されています。森林から木材生産による経済効果だけではなく森林が健全に保たれることによる治山、治水の災害防止の機能、二酸化炭素固定による環境問題への寄与、都市住民の方々への癒しの空間の提供などが上げられています。東白川村は早くからこのことに注目し国際的な森林認証制度FSCによる森づくりや令和3年には「東白川村100年の森林づくり構想」を樹立して森林のもつ多くの価値の創造と情報発信を実施して、先人のたゆまぬ努力により守り創られた森林を未来の子供たちに繋ぐことが今を生きる私たちの使命と考えて民間の皆様との協働により東白川村のより良い森林創りを進めています。
そのような状況下にあって、今回auじぶん銀行様との「森林保全および地方創生に関する連携推進協定」を締結できたことは誠に喜ばしい限りです。ご協力いただいた株式会社山共様、一般社団法人more trees様に厚く感謝申し上げます。今後は本協定を基軸に民間同士の人的交流や関係人口といわれる都市住民の方々との交流が益々盛んにおこなわれることを期待いたしております。
・一般社団法人 more trees 事務局長 水谷 伸吉
私どもmore treesは、都市と森をつなぐ橋渡し役となることで、「森と人がずっとともに生きる社会」を目指しています。今回、こうしてauじぶん銀行様とご縁をいただき、橋渡し役として東白川村における「多様性のある森づくり」をスタートできたことを大変嬉しく思います。村の90%以上を森林に覆われた東白川村の方々にとって森林は生活していくうえで欠かせない存在です。そうした森林をより豊かな形で後世に残していくために、異なるセクターが手を取り合いともに創りあげていくことが大切だと考えます。また、森づくりをきっかけに人材交流などを進めることで関係人口の創出にも発展していくべく力を尽くしてまいりたいと思います。
・株式会社山共 代表取締役 田口 房国
私共は森林所有者として、木材産業に関わる者として、または山村に住む者として、どのような森づくりをし後世に遺していくかを常に考えています。その一環として自社林にて広葉樹林の育成に取り組み始めたところですが、当面のコストと知見不足に苦慮していました。今回auじぶん銀行様をはじめとして各方面からご協力いただけたことは非常にありがたく、無事広葉樹林化の第一歩を踏み出すことができました。ここで培われた知見を関係者と共有しながら、森林資源の多様化、森林の社会的機能の増幅、森林そのものの魅力の向上、生態系の充実などを目指し、これからの森づくりを考えるきっかけになることを願っています。
<関連サイト>
「ecoプロジェクト」について
https://www.jibunbank.co.jp/landing/eco_project/
auじぶん銀行の森活動レポート
https://www.jibunbank.co.jp/landing/eco_project/forest/