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痴漢被害を目撃したら…?EXIT兼近「意外と正解がない」


テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA(アベマ)」は18日、ABEMA NEWSチャンネルにて、ニュース番組『ABEMA Prime』を生放送した。

この日の放送では、人気ロックバンドのライブ中に痴漢被害を受けた観客がいたことに注目した。

被害者は、「ライブを中断させたくなくて、その場で声をあげられなかった」など訴えていることから、声を上げやすい環境作りについて考えていった。

番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITの兼近大樹は「以前は『人混みに行くからだ』『嫌なら行くな』という声が多かったが、最近は『痴漢するヤツは来るな』という風潮に変わってきた。意識改革がちょっとずつ進んできたが、これまでにどれだけの被害を見過ごしてきたんだろう?」とコメント。

また、「この話題になると、女性と男性とが対立している様子をネット上で見かける。例えば、女性から『男ってこういうことするよね』という声が上がり、それに対して痴漢をしない男性は『なんでそんなこと言われないといけないんだ』と反発することで、溝が生まれている。男女間で対立する必要はなく、痴漢をしたヤツを批判するべきなのに違和感がある」との指摘も。

グラビアアイドルの麻倉瑞季は「私もライブで痴漢被害にあった。ダイブした観客を受け止めるために両手を上げていたら、後ろから胸を揉まれた。今でも泣きそうになるくらいのトラウマです。そして、私もライブ中に声を上げられなかった。他の観客から『盛り上がっているのにシラケる』と思われるかもしれないと、すごく怖かった」と話した。

また、痴漢対策について、兼近は「第三者がとるべき行動には、意外と正解がない。様々なケースを想定したマニュアルがあった方が傍観する人が減り、対応しやすくなるのでは?」と提案。その理由について、「最近、新宿駅で男性同士のケンカを止めに入ったら、片方の人が動画を撮りながら『この人痴漢なんです』と言った。僕は『痴漢をしたとされた人が冤罪だったら?』『もし僕が見逃すことを選んだら?』など色んな展開がよぎった。とりあえず、お互いに暴力をふるっていたわけだから、警察にいきましょうということで、駅員に引き渡した。だけど、現場に居合わせた時の正解が見えないから、ケンカを止めない人が多い。だからこそ、マニュアルのようなものが必要だと思う」と自身の体験を交えて話していた。

(C)AbemaTV,Inc.

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