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こってりが脳内占拠!?ローソン渾身の「天一」食べてみた


「ラーメンのつゆはですね、やっぱりにごりのない透き通ったあっさり味」。申し訳ないが、そういう人は今回、あっちに行ってもらいたい。「つゆは誰がなんと言おうとこってりでなくてはならぬ」。そんな人にとってのオアシスが、濃厚な鶏白湯スープで知られるラーメンチェーン「天下一品」だが、店に行かずとも自宅でその味が楽しめるフェアが、11月5日よりコンビニ大手・ローソンで展開されている。

天一の濃厚スープを使った全11種の味を提供する、その名も「天下一品こってりフェア」。それならばと、そのうちの5種類を買って味を確かめた。

まず“前菜”の「天下一品監修 からあげクンこってり味」(税込み259円)だが、においは普通のものとそれほど変わらない。一口目はチーズっぽい味。ところが何度もかむうちに、どんどん天一のスープらしさがにじみ出てくる。“クチャラー”が嫌われる昨今だが、できれば自宅でこれでもかというほど何度もかんでほしい。どんどんコクが増し、その存在感は「まだ1つしか食べてなかったか」と驚くほどだ。

続いては、定番の「天下一品監修 こってりラーメン」(税込み646円)。前フェアのリニューアルで、チャーシューを店舗と同様の部位に変更し、麺も良い食感のものに変更したそう。ふたを開けると「そうそう、これこれ」という、濃厚ないつものにおいが立ちのぼる。「これが家で食べられるなんて」と細麺を持ち上げ口に運ぶと、これまたやはり店の味。思わずほおが緩む。

「天下一品監修 赤んこってりラーメン」(税込み697円)は、天一の独自調味料「赤ん粉」を再現したスパイスが振られていて、ふたを開けた瞬間から唐辛子のつんとした香りが鼻をつく。一口目はいつものクリーミーさだが、じわじわと刺激が舌に突き刺さる。麺の上にはこれでもかという量のスパイスがのっているため、辛い、でもうまい、でも辛い……の連鎖で、いつの間にか平らげてしまった。

締めの“ご飯”に入る。「天下一品監修 こってり天津チャーハン」(税込み646円)も店では定番だが、個人的には初めての体験。あんに天一の鶏白湯はありなのか。「禁断の味」という言葉が頭に浮かぶが、スプーンですくって口に運ぶと不思議だ。あのスープと卵焼きやカニカマ、タケノコなどが実に合う。鶏白湯のじんわりとした“甘深さ”に具材が包み込まれ、見事に調和している。

一方「天下一品監修 赤んこってり天津チャーハン」(税込み646円)は、その調和をいい意味で打ち倒す。ていねいに積み重ねたバランスを、赤いスパイスがばらばらに解体していくのだ。これがめっぽう快感で、食べ終えたあとは、脳がひりつく感覚とともにカタルシスがやってくる。

どれも天一のスープが土台にある商品だが、食材によって味がこうも変わるものか。変幻自在に印象を変えるあのつゆの奥深さを見せられた。

「天下一品こってりフェア」は、全国のローソン店舗(※一部エリアを除く/約14,000店:2024年9月末時点、「ナチュラルローソン」「ローソンストア100」を除く)で展開。オリジナルどんぶりが当たるキャンペーンも展開しているので、詳しくは公式サイトにてチェックを。

<関連サイト>
ローソン「天下一品こってりフェア」
https://www.lawson.co.jp/lab/tsuushin/art/1494045_4659.html