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受験シーズン目前!“受験生ママ”の不安や工夫を大調査


株式会社明治は、全国の大学受験を予定・希望している高校生の母親500名を対象に「受験生の親の悩み」に関する調査を実施。このたび、その調査結果を発表しました。

子も親も悩みが増えたり、神経質になったりしやすい受験期。子どもとのコミュニケーション上の悩みについて聞いたところ、7割以上の親が悩みを抱えていることがわかりました。具体的には「勉強の進捗の追い方(30.8%)」「娯楽をどこまで制限するか(28.4%)」「プレッシャーを与えていないか(22.4%)」「悩みの聞き出し方(22.4%)」に悩みを抱えている人が多く、様々なことに配慮したい、受験生の親の苦悩がうかがえます。

コミュニケーションがうまくいかないと、喧嘩に発展してしまうことも。約6人に1人の親が、進路について子どもと喧嘩した経験が「何度もある(16.8%)」と回答しました。

どのような喧嘩をしたのかエピソードを募ったところ、親目線の意見が伝わらない、つい言いすぎてしまうといった、距離感が難しい受験生の親ならではの体験談が寄せられました。心配するあまり空回りしてしまうという親心には、共感する人も多いのではないでしょうか。

■思わず共感…受験生の親子喧嘩の原因&エピソード10選
「子どもの理想と、親から見た現実の違いで意見がぶつかった」(神奈川県・45歳)
「県外に行く、私立に行くなど理想ばかり述べる」(熊本県・45歳)
「なかなか大学のことを自分で調べようとしない」(大阪府・44歳)
「『今はこうだから!知らないでしょ?!』と言われてカチンときてしまい、買い言葉に売り言葉で、『親も大変なんだよ!』とこちらの都合を言ってしまった」(愛知県・46歳)
「進路を変更しようとしたとき、かかったお金のことを話してしまった」(東京都・44歳)
「親としてアドバイスのつもりで話しても、子どもには意見を押し付けてくると思われる。こちらも子どもの思いを知りたいが、言っても無駄だと思われ話してくれず言い争いに」(山梨県・38歳)
「『その話は前も聞いた』と怒られる」(北海道・52歳)
「勉強しているときに限って、『勉強したの?』と言ってしまう」(千葉県・48歳)
「応援したつもりが逆にプレッシャーを与えてしまった」(東京都・51歳)
「つい必死に言いすぎてしまう」(大阪府・56歳)

受験において気を付けていること1位は、過半数が回答した「過干渉にならない(52.4%)」でした。次いで「子どもの気持ちを尊重する(49.0%)」「プレッシャーをかけない(47.8%)」という回答が多く、精神面や、子どもとの距離の取り方に気を遣っている親が特に多いことがわかります。

受験においての子どもとのコミュニケーションの悩み1位は「勉強の進捗の追い方(30.8%)」でした。子どもは学校の試験や模擬試験の結果を自主的に見せてくれるのかを聞いたところ、「必ず見せてくれる(27.0%)」「だいたい見せてくれる(27.4%)」を合わせると、意外にも半数以上の受験生が、親から言われずとも結果を見せていることがわかりました。勉強期間も含めると、受験は長期戦です。子どものやる気維持や向上のために何かしているという親は約3割で、苦労しているものの行動までできている親は少ない実情のようです。

何もしていない理由の1位は「どうすればいいかわからない(39.5%)」でした。サポートを強化したい気持ちはあるものの、何をすれば子どものためになるのか悩んでいる親も多そうです。子どもに対する自身のサポートについて、十分だとは思わないと回答した親が多数派でした。

受験において子どもをサポートするためにやってよかったことと、失敗談も聞きました。やってよかったこととしては「パウチゼリーやキャラメル、ラムネ、チョコレートなど、勉強中につまめるものを用意しておく(愛知県・50歳)」、「必ず早くに起床して、子どもが勉強をしている間も一緒に起きている(茨城県・45歳)」、「相談には乗るが最後は自分で決めさせる(東京都・52歳)」といった意見がありました。

失敗談としては「子どもが喜ぶ献立が立てられない(東京都・48歳)」、「自分の勉強不足も大きい。家庭教師や塾を探したけれど子どもに合うものが見つけられなかった(茨城県・45歳)」、「色々話をしすぎたこと。自分の大学受験の経験談が何かの役に立てばと思い話したが、ウザいと言われた(愛知県・53歳)」、「過干渉にならないように口出しを控えすぎてしまった(長崎県・47歳)」といった様々な経験が寄せられました。

受験を控えた子どもとのコミュニケーションや、自身のサポートに不安を感じている親がいることがわかりました。親子のコミュニケーションのきっかけにもなるのが、食事の場。親子で一緒に食事をとっているか聞いたところ、夕食は約9割の親子が一緒にとっていました。朝食も約7割の親子が一緒にとっており、コミュニケーションへの悩みは抱えながらも、可能な限り子どもと一緒に食事をしようとしている親が多いようです。食事に関して気を付けていることを聞いたところ、「朝食を抜かない(48.2%)」「栄養価の高さ・バランス(45.0%)」といった意見がありました。

受験生を支えるにあたり、食事や栄養についてのサポートサービスがあれば「利用したい」と半数以上の親が回答しました。具体的なサポート方法を求めている親は多いと考えられます。

今回の調査結果をもとに、現役大学受験生の母親と大学に合格した子どもを持つ母親、明治の管理栄養士、東京大学経済学部4年生で日曜劇場『ドラゴン桜』の脚本監修も担当した西岡壱誠による座談会を実施。受験における子どもとのコミュニケーションや食事、実践したことなどについて議論し、親同士で共感し合える悩みもあれば、家庭それぞれの苦労も存在することが垣間見えました。その様子が、11月12日より「受験飯」公式サイトにて公開されていますので、受験生ママのみなららず、ぜひチェックしてみてください。

<関連サイト>
「受験飯」公式サイト
https://www.meiji.co.jp/learned/jukenmeshi/