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大阪・関西万博『滋賀県デイ』ステージイベントレポート


滋賀県は7月24日、大阪・関西万博会場のEXPOホール「シャインハット」において、滋賀県の魅力を届けるステージイベント『滋賀県デイ~びわ湖サマークルーズ~』を実施。このたび、そのイベントの様子をレポートで紹介するとともに、9月18日より、同イベントに登壇した西川貴教、髙橋ひかる、宮川大輔の特別インタビュー動画が、滋賀県公式YouTubeチャンネルにて公開された。

『滋賀県デイ~びわ湖サマークルーズ~』は、学習船「うみのこ」に乗船して県内を巡る設定で、滋賀県の魅力を発見・再発見してもらうというイベント。来場者に、滋賀県民の環境意識の高さや、会場となる大阪までの水のつながりを体験してもらい、いつか滋賀県に足を運んでもらいたいという想いから開催に至った。

出航のオープニング演出のあと、滋賀県彦根市のマスコットキャラクター「ひこにゃん」と、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が滋賀の小学生らとともにステージに登場し、開会を宣言。小さな銅鑼(どら)を鳴らす横に立ち、愛らしい姿で会場を沸かせた。

世界遺産・比叡山延暦寺の根本中堂にて1200年前に灯され、今も灯し続けられている「不滅の法灯」がステージに登場。この「不滅の法灯」を間近で見ることができるのは、非常に貴重な機会。照明が落ち、おごそかな雰囲気のなか、ホールの後方から法灯を手にした僧侶を先頭に、次々とステージに上がる約40人は、伝統的な管楽器・笙(しょう)の音をバックに経を唱え始めた。異界のような空間に会場の空気も一変。来場者は神聖な儀式を、固唾をのんで見守っていた。

続いて、しが広報部長の髙橋ひかる、近江米PR隊長の宮川大輔が登場し、滋賀県人によるトークステージが行われた。前半は、滋賀県の児童がびわ湖で環境を学ぶ学習船「うみのこ」の概要やその学習体験についてトーク。乗船経験があるという髙橋は、スライドを眺めながら「乗船時の夕食で、初めて近江牛を食べた」「レクリエーションで綱引きをやったことを覚えています」と当時を懐かしんだ。

中高を滋賀の学校で過ごし「年齢的にギリギリ乗れなかった」という宮川は、同船の活動内容について「いい経験だと思う」、髙橋は「小学5年生で一度きりの経験。乗船経験は『共通言語』になる」と話した。

びわ湖の思い出を聞かれると、宮川は父との思い出を回顧。「子どものころは、父のヨットでびわ湖のいろいろなところへ行ったんです。花火大会もすぐ近くで見た」「水上から見る夜景のきれいさ、それはもう感動でしたね」という経験談に、会場からはうらやむ声が上がっていた。一方、髙橋は「家族でよく泳ぎに行っていて、クロールの練習はびわ湖でしました」。息継ぎが苦手だったといい、父の手をつかんで練習したと話し、さらには「身近に水があるのは本当に素敵なこと。水が十分にあることは大人になって改めて感謝しています」とも。

後半は、魚の絵本も出版した「びわ湖だいすき高校生」の黒川琉伊が登場。びわ湖の生態系などを伝えた。コイの仲間のハスについて黒川が「動きの速い小魚を食べるために、歯の代わりに口の形をペンチのような形に進化させた」と写真を交えて紹介すると、宮川は「なんか……チューしたら気持ちよさそうやな」とこぼし、髙橋から「やだっ!」とツッコミを受けていた。

さらに、滋賀ふるさと観光大使を務める西川貴教と、パラ水泳選手で、しがスポーツ大使を務める木村敬一選手によるトークステージも行われた。2025年滋賀県で開催される国民スポーツ大会、全国障害者スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」のPR大使も務める西川は、「44年前の『びわこ国体』(第36回国民体育大会)のとき、僕は小学校高学年で、今度はお迎えする立場。本当に感動しております」とコメントし、喜びを伝えた。

障スポに過去2回出場した経験のある木村選手は「全国のトップ選手が出場する一方で、スポーツを始めたばかりの障がいを持つ方も出る大会」とコメント。「2006年に出たときは、僕はまだ高校生で、人生経験豊富な先輩方からいろいろと勉強させてもらいました。スポーツだけじゃない、世界を広げてくれる」と評した。

そして、イベントを締めくくったのは、西川によるライブパフォーマンス。タンクトップの上に黒スーツをまとった西川が登場すると、会場からは歓声が。最初に「HEROES」を歌い上げたあとは「皆さん、拍手をいただいていいですか!」と聴衆に呼びかけ、手拍子とともに「響ケ喝采」を歌唱。割れんばかりの拍手のなか、西川は「万博で滋賀県のPRをさせていただけたことが本当にうれしい。皆さんとこの時間を過ごせているのもうれしく思っています。ありがとうございます!」とコメント。「これからも誠心誠意、尽くさせていただきます」と滋賀県への思いを語った。最後はジャケットを脱ぎ、鍛え上げた全身を使って大ヒット曲「FREEDOM」を歌唱。曲のリズムに合わせて場内ではたくさんの手が揺れ、盛り上がりは最高潮に。興奮のなかイベントは閉幕し、滋賀県の魅力をたっぷりと体感できるイベントとなった。

そんなイベント『滋賀県デイ~びわ湖サマークルーズ~』に出演した、西川、髙橋、宮川の3人への特別インタビュー動画が公開中! イベントの感想や舞台裏エピソード、もし自身のパビリオンをつくるならどんな展示にしたいか、芸能生活を振り返った感想などについて語っているので、ぜひチェックを。

<関連サイト>
滋賀エキスポミュージアム サイト
https://expo2025-shiga.jp/

滋賀エキスポミュージアムチャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UCMBC2U_8OZi01yS178PgXdg