パルクールというスポーツをご存知だろうか？
建物や自然の障害によって動きを途切れさせること無く、目的地へ移動することが目的のスポーツである。特別な道具などは一切使わず、身一つですることができる。

自殺以外に飛び降りる人はいないだろうという高さから飛び降りたり、壁から壁、屋根から屋根に飛び移ったり、ワイヤーアクションのような動きを身一つでこなしていくのだ。

そして今、パルクールのスゴ技満載のこちらの動画が話題になっている。

右手前の建物から、遥か下にある建物の屋根に飛び移る。

着地する面もボコボコしていて、非常に足場が悪そうである。
しかし、何の装備もないスウェットとティーシャツ姿で着地し一回転。そのまま走っていく。

こちらの男性は手前の壁から、小さな丸い塔の上に向かってジャンプ！
踏み外したら一大事である。いや、踏み外さなくても普通の人なら怪我をする高さであろう。
しかし、この男性はなんなく着地し、そのままもうひとジャンプをし、次の壁に飛び移っていく。
アニメや映画でみる忍者のようだ。

今度は、幅3メートル以上はある壁から壁へジャンプ。壁の縁を素手で捕らえ、よじ登り上る。

おそらく彼は駅のホーム間をジャンプで移動するのだろう。

次は、民家の屋根から屋根へと飛び移り、地上に下りていく。

また、民家ではなくマンションの通路から階段へのジャンプを繰り返す者も！
見ているこっちはヒヤヒヤしっぱなしなのだが、なんなく飛び降りていく。

パルクールは、周囲の環境を利用した身体動作でどんな地形でも自由に動ける肉体と困難を乗り越えられる強い精神の獲得を目指すもの。
ジムに行くお金もないスラム街の若者たちが、自分と家族の身を守るために始めたのがルーツと言われている。

日本国内で活動しているチームは、ネットで確認できるだけで約70チームほど。そのほとんどは3、4人程度の小規模なチームで活動しており、まだまだ競技人口は少ないようだ。

参照元：Best Parkour and Freerunning 2014

＜関連サイト＞
Best Parkour and Freerunning 2014 https://www.youtube.com/watch?v=t373DpAglbQ