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太陽光で調理!? 無料で最新テクノロジーが楽しめるGREEN POWER KITCHEN


バーベキューやキャンプが楽しめる新豊洲のエンターテインメントパーク:WILDMAGICに、7月17日(金)から9月30日(水)まで期間限定でオープンするGREEN POWER KITCHEN。そこではなんと、まるでSFのような調理器具で太陽光調理が楽しめる。

その調理器具というのが、パラボラアンテナのようなソーラークッキングキット“かるぴか”。これは最大200℃で調理ができるという代物で、ここでは無料でレンタルが可能。光と熱を集めて発熱する仕組みで、使い方も機器の角度を調節して太陽の方へ向けるだけと簡単だ。なお、ここで食べられるメニューはソーラーチョコバナナとソーラーポップコーンの2つで(いずれも無料)、晴天であれば前者は10~15分、後者は15~30分程度で完成するという。

片面が黒いアルミホイルで市販のバナナとチョコレートを包み、網の上に乗せると次第に温度が上がり煙がのぼる。

時間が経過するとともに温度計の数値もみるみる上昇し、160℃ほどになったところで包みを開くと……そこには見た目色濃くなったバナナが(心なしか照りも出ているようだが……)。

口にしてみると、中までしっかりと熱が通り、トロリとした食感と濃厚な甘みがたまらない。熱を加えることでフルーティーな香りと甘さが増しているようにさえ感じられ、それは「本当に市販のバナナですか? 高級なやつじゃなくて」と思わずスタッフに聞いてしまったほど(もちろん普通に売られているものですとの回答だった)。かるぴか、侮れない。

続いて調理に挑んだソーラーポップコーンだが、こちらは結論からいえば失敗ぎみだった。15分近く調理を続けたが、風で熱が逃げてしまい思うように温度が上がらず、不発に終わる(コーンが残ってしまった)。

この日、都内の最高気温は34℃に達したのだが、気候はもちろん、風の強さによっても調理がうまくいかないことはあるとのこと。風向きを調べて、風よけのために人が立てばもしかしてうまくいったかも? ポップコーン自体の味は市販のものと変わらないが、できたて熱々でバターも香ばしく、充分に美味しい。

エネルギーやテクノロジーは調理にも大きく関わってくる。ちなみに、会場の近隣には調理には欠かせないガスについて学べる施設「がすてなーに ガスの科学館」もある。もうすぐ夏休み、ぜひ子供と一緒に行きたいところ(もちろん1人でも楽しい!)。

<関連サイト>
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