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菜々緒“本当に素晴らしい終わり方” あぶ刑事リレーインタビュー#2


「あぶない刑事」完結! タカとユージがなんと……。
1月30日(土)公開の映画『さらば あぶない刑事』で、大人気シリーズがいよいよファイナルを迎える。

そんな今作でヒロインを演じているのは、ここ最近“悪女”役が代名詞となり、女優として目覚ましい活躍を見せている菜々緒。ただし、今回は正統派ヒロイン、しかも歴史ある作品への出演ということで、彼女自身期待と不安、さらには様々な思いもあったようで……。
夕輝壽太に続く“あぶ刑事”連続インタビュー第2弾は、そんな菜々緒に今作の魅力などを聞いてみた。

――『あぶない刑事』と言えば、やはり舘ひろしさんと柴田恭兵さんなくては語れないところですが、そんな2人が演じるタカ&ユージのような男性は菜々緒さん的にどうですか?

「大好きですね。仕事に夢中になっている男性はすごくいいなと思いますし、かと思えばオフにはふざけあっている、その感じもいいですよね。今回も2人はおそばを作っていますからね(笑)。ああいったシーンを見ていると本当に素敵だなって思います。それに、海辺で舘さんと踊るシーンがあったんですけど、男性とダンスを踊る習慣がない中で初めて男性とダンスをするというときに、踊り方を教えてくれる感じ。“はっ~”ってうっとりしますね。大人の男性はこういうところが魅力的なんだなと」

――あの2人は男女問わず憧れる存在ですよね。

「ホントいろいろな魅力が詰まった、とても素敵なおふたりだと思います」

――このシリーズは菜々緒さんが生まれる前からスタートしているわけですが、そんな作品に出演する気持ちというのは?

「率直に言わせてもらうと“なんで私なんだろう”、“私でいいのかな”って、最初はそう思いました。でも、本当にこんな機会はないと思いますし、みなさんとお仕事ができることはすごく貴重な経験になると思ったので、まずは自分の力を全部出し切って、この作品の一部になれたらという気持ちでやらせていただきました」

――しかも、今回がシリーズ最後の作品になるわけですが。

「その長い歴史からしたら私なんて本当に一瞬しか関わっていませんが、こうして完成していろいろと振り返ってみると、(あぶない刑事が)終わってほしくないなっていう気持ちはやはりあります。ただ、その一方でかっこいいまま終わってほしいという気持ちもあって……。でも、みんな本当に去り際を知っていますよね。そういった部分もかっこいいなって思いますし、本当に素晴らしい終わり方だと思います」

――撮影現場の雰囲気はどうでした?

「何十年も一緒にやられてきていて、チームワークが完璧に出来あがっている空間だったので、最初はそこに踏み込んでいく勇気がすごく必要でした。みんな息がぴったりなんですよ。でも、舘さんと柴田さんがふざけあっているところに入っていくシーンがあって、そこを演じきった後にすごく実感が生まれて」

――今回は舘さんの恋人役。役作りの部分では大変でした?

「クランクインから監督と衝突しまして……そう言ってしまうと大げさですが(笑)、舘さん演じる鷹山さんとは実年齢も役の年齢も年の差がかなりあるので、私は大人の女性を演じなければならないなって思っていたんです。役的には外交官で海外を飛び回っている聡明で才色兼備な女性、そういうイメージで撮影に挑んだんですけど、監督的にはちょっと違っていたみたいで。クランクインからその温度差が生じて、しかも初日なので私もすごく緊張していて、何度もテイクを重ねることになって結構テンパってしまったんですが、そこで舘さんがそんな私を察して“いいんだよ、自分のやりたいようにやりなさい”って言ってくださって。その一言に本当に助けられましたね。肩の荷が下りたというか。すごくほっとして、そのシーンもすぐにすんなりできました」

――さすが舘さんという感じですね。

「柴田さんも柴田さんで、すごく褒めてくださって。“すごくよかったよ、あれでいんだよ”って。おふたりからは本当に温かい言葉をいただきましね。本当に素敵で、すごい人たちだなって改めて思います」

――2人とも大人ですね。

「しかも、おふたりのスゴさはそれだけじゃなくて、2人がおそばを作るそのシーンとかも全部アドリブなんですよ。もうすごいなと(笑)。アドリブなのになんでこんなに息がぴったりで、しかも面白いんだろうって。私自身、お芝居しているのを忘れそうになりました(笑)。どうしてこんなふうにできるんだろうって思っていたら、今回密着していたある記者さんがいて、その方の話によると劇中でおふたりが乗っている車が横転したときに、その車の中でアドリブの打ち合わせをしていたって言うんですよ」

――逆さまの車の中で?

「そうなんです。それが、おそばのシーンの打ち合わせだったかどうかはわからないんですが、そんなところでもアドリブのことを考えているなんて、本当にすごいと思いましたね」

――こういった刑事もののシリーズは、男子は好きな方が多いと思うんですが、菜々緒さん的にはいかがですか?

「私はどちらかというと恋愛ものよりも、こういったアクションものの方が好きですね。しかも、この映画はアクションだけじゃなくて大人のラブストーリー的なところもあって、すごく情熱を感じたんです。恋愛もそうですけど、今回は全体を通して今表現できない要素がすごく詰まっていると思うんです。それは言葉では言い表し辛いんですけど……。例えば、舘さんとダンスをしながら会話しているシーンで“なんで私を選んだの?”って質問したときに“ダンスがうまいから”って。その大人な雰囲気、空気感はなかなかないですよね」

――そんなことなかなか言えないです(笑)。

「大人の色気のようなものもすごく感じるし、歴史があるからこそにじみでてくるものもありますし。甘酸っぱくてキラキラした青春、恋愛もいいんですけど、こういった男臭いところだったり、言葉を交わさなくても目配せで伝わるところだったり、そういったところはぐっときましたね。あとは、最近いろいろと規制が厳しい中で、バイクに乗って両手を離して銃を持って暴れられる映画ってないと思うんです。そういったところは海外にも負けないなって思いますし、好きなだけ暴れられる感じとかを見れるのは、もしかしたらこの作品が最後なのかなって思うほど爽快な感じなので、今の若い人たちにもぜひ映画館で驚いてほしいですね。アクションも目の前で見させていただいたんですけど、吉川(晃司)さんと舘さんのシーンとか本当にすごくて。本来、私は関係ないシーンだったんですけど、片隅で見させていただきました(笑)」

――ここ数年、菜々緒さんは女優としても大活躍されていますが、最近では悪女役が続いてすごく評判になりました。そして、ここにきて正統派のヒロインを演じることに。

「最初にお芝居をさせていただいたときはずっと泣いている役だったんですけど、そこからずっと悪女をやっていたぐらいのインパクトが残っていて、それで今回“やった! あぶない刑事だ!”みたいな感じでした(笑)。でも演じること自体、すごく楽しいですし、悪女を演じるのも本当に楽しくて楽しくて(笑)。今や自分の名刺みたいなものなので、それもすごく大事だと思っています。こんなに悪女役が立て続けにあるのかって思いもしませんでしたけど、私が悪女をやるなら見たいって言う方もいて。それって最初は予想もしていなかったことなのですごく嬉しいです。今回は悪女ではないですけど(笑)、ぜひみなさんに楽しんでいただければと思っています」

映画『さらば あぶない刑事』は、1月30日(土)より全国ロードショー!

© 2016「さらば あぶない刑事」製作委員会

<関連サイト>
映画『さらば あぶない刑事』 http://www.abu-deka.com
菜々緒 オフィシャルブログ http://ameblo.jp/nanao-blog/
夕輝壽太“これは一生自慢できること” あぶ刑事リレーインタビュー#1 http://www.entameplex.com/archives/26532