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山田孝之 主演映画に「観ろ!コノヤロー!!バカヤロー!!」

9月4日、新宿ピカデリーにて映画『凶悪』の完成披露試写会が実施され、山田孝之、ピエール瀧、リリー・フランキー、池脇千鶴、白石和彌監督が揃って初登壇した。映画『凶悪』は、死刑囚の告発をもとに、雑誌ジャーナリストが未解決の殺人事件を暴き、真犯人逮捕への道筋をつけた事件を活写したベストセラー・ノンフィクション新潮45編集部編『凶悪ーある死刑囚の告発ー』の映画化。

(C)2013「凶悪」製作委員会

(C)2013「凶悪」製作委員会

山田は「映画を見終わった後、予定がある人達は楽しめなくなります。友人関係が壊れても責任は取りません」と、登壇一言目から骨太作品であることをアピール。今回のキャストの出演経緯を白石監督は「見たことのない役で躍動してもらえればと。」と語った。

人間の二面性を浮き彫りにした脚本に惚れ込んだ山田は、「登場から気持ちの変化があり、すごく大変そうだけど楽しそうだったのでぜひ!」と快諾。ピエール瀧は「ヤクザで死刑囚。須藤の気持ちにはなれません」と監督に告げるも、監督からの熱い心意気を感じ出演を決めたことを明かした。

(C)2013「凶悪」製作委員会

(C)2013「凶悪」製作委員会

撮影は、3週間ほどのタイトなスケジュールで敢行。「笑いが起きる現場」と山田は振り返り、「せめて楽しいところを見つけないとある意味やってられなかった。凶悪がピークになるシーンは、熱が上がり、想像以上にすごいものができた」と瀧がコメント。リリー・フランキーからは「俺らより藤井家のヘビィさのほうがキツイ」と語り、藤井の妻を演じた池脇は「まったく笑いはなく、地獄の2日間だった」と、ほかキャストとは違って過酷な撮影現場を振り返った。

最後に、「感情に素直に見てほしいです。感情が思わぬ方向に行って今まで感じたことのない感情をパスされます。それがどこからどこに行くのか自分と向き合ってもらえれば」と白石監督が熱弁し、舞台挨拶は終了した。

 

<関連サイト>

映画「凶悪」公式サイト : http://www.kyouaku.com/