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BREAKERZ vs マイファス、対極な世界観でガチバトル


2017年7月にデビュー10周年を迎えるBREAKERZが5日、愛知・Zepp Nagoyaで「BREAKERZ 10周年 10番勝負 -VS-」4thバトルとなる“マイファス”ことMY FIRST STORYとの対バンライブを開催した。

1月21日より始まったこの対バンバトルも早や第3戦目、GRANRODEO、SKY-HI、シドに続いて今宵登場したのはMY FIRST STORY。10番勝負の会場として初の開催地となるZepp Nagoyaはオーディエンスで埋め尽くされ、まずはマイファスの登場だ。

青いバックライトを浴びて登場した、Kid’z(Drums)、Teru(Guitar)、Nob(Bass)。定位置に付くや否やKid’zのドラムが咆哮をあげ、Nobの野太いベースがうなり、Teruが歪んだギターの音色をぶつける。その轟音フォーメーションの中へ勢いよく飛び出してきたHiro(Vocal)「一緒に遊ぼうぜ!名古屋」の第一声で始まった「ALONE」。

激しく叩きつけるサウンドとオーディエンスの“No More”の呼応で一気に会場が熱を帯びてくる。まさに彼らの存在証明を賭けた楽曲だ。続け様に「Smash Out!!」「Last Call」と昨年リリースの最新アルバム「ANTITHESE」からのナンバーを披露、いかにこのバンドの現在がハイテンションで充実した方向に向かっているかを窺わせる。

どれもスピード感溢れるラウドロックならではのサウンドだが、そこに緩急混ぜた演奏と歌心が交わったハイブリッドな感触があり、確かな演奏力が備わっているからこその音圧と迫力を響かせていた。特に、ボーカルHiroの圧倒的なハイトーンボイス、その聴き手に真っ直ぐ届く声の力は、まさに世界レベルのクオリティーだ。

熱量マックス3曲を終えてのMCで、BREAKERZに誘われたのは、2015年のVAMPS主宰「HALLOWEEN PARTY」にお互い出演したことがきっかけだったそう。続いてクールダウン「楽にゆっくり聴いてもらえれば~友だちが結婚したときに作った曲です」と話した『「花」-0714-』は、7月14日のその日をドラマティックに繊細に歌ったナンバー。続く「Love Letter」というラブソング、どちらも轟音だけのロックバンドではない、マイファスの音楽性の懐の深さ、またバンドの強さと優しさの表現力に大器の器を感じさせた。

そして、赤白バックライトの交錯が再び会場を戦闘モードに染め上げていく中「monologue」「虚言NEUROSE」「The Puzzle」と矢継ぎ早にドラマティックなナンバー、曲間の繋ぎは全てSE、クールダウンしている間もならぬまま「失踪FLAME」「モノクロエフェクター」「Second Limit」が、これでもかと攻め立てる。明るくポップな曲調や、Hiroのスクリームが聞けるナンバーもあり、なのだがとにかく途切れなくテンションが全く下がらない。この展開こそまさに恐れを知らぬ20代ならではの力技だ。そうして圧巻のラストナンバーは彼らのアンセムともいえる「不可逆リプレイス」。強力なカタルシスが会場中に放出されていた。
 
続いては、BREAKERZが登場。

SHINPEI、AKIHIDE、そしてDAIGOと、メンバーがステージに現れるとそれだけで会場が華やかになる。しかも、この日も前回の大阪公演とはかなり異なったセットリスト! この季節ならではのナンバーから懐かしいバラードまで、日毎に彩りを変える選曲でもオーディエンスをBREAKERZワールドに引き込んでいく。

また、この日印象的だったのは、マイファスがほぼMCがなく英語詞を多用した世界を構築しているのに対して、BREAKERZはDAIGOのMCもたっぷり、歌詞はキャッチーな日本語で掴んでいくというオーディエンスへのアプローチが対極にあった。しかもそれでいてどちらもエンターテインメントとしてしっかり成立していた。

BREAKERZが本編の演奏を終えると、この日もアンコールには両バンドが登場してのアンコールセッションを展開。今夜選ばれた楽曲はマイファスの「Tomorrowland」とBREAKERZの「灼熱」。ラストに披露された「灼熱」では、マイファスのメンバーが4人ともタオルを片手にステージを縦横無尽に駆け巡り、全力でそのタオルを振り回す! 場内に圧倒的な多幸感が溢れる中、終演を迎えた。

続く第5幕は、3月20日(月・祝)東京・Zepp DiverCityにてTrignalとの対戦を控えている。

photographer:新澤和久、MASA

<関連サイト>
BREAKERZ、同期シドとのガチ対バンライブに大阪湧く
http://www.entameplex.com/archives/34901

中谷美紀インタビュー「あきらめたのは20代の頃」
http://www.entameplex.com/archives/35280

橋本環奈、佐藤勝利を殴るシーンで「感覚的に掴めた」
http://www.entameplex.com/archives/35245