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高杉真宙、声優デビュー作『君の膵臓をたべたい』に感涙


9月1日(土)、新宿バルト9にて劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』の初日舞台挨拶が行われ、本作の主人公「僕」の声優を努めた高杉真宙をはじめ、Lynn、藤井ゆきよ、内田雄馬、和久井映見ら豪華キャストと牛嶋新一郎監督が登壇した。

「君の膵臓をたべたい」は、その衝撃的なタイトルで発表直後から大反響を呼び、累計発行部数260万部を突破した住野よるの小説デビュー作。

高杉は自身初のアニメ声優への挑戦となった作品の初日ということで「いよいよ公開されるんだなと考えるとあっという間でした。今日、初日を迎えることができて感慨深いです」と語り感無量の様子。本作が初の劇場アニメのヒロインとなった声優のLynnも「みなさんが今この作品にどんな気持ちを抱いているのかドキドキしています」とコメントし、自身キャリア初の劇場アニメ声優に挑んだ和久井は「ついにこの日を迎えたんだなと思うと泣きそうになりました。作品に関わった方々の想いが、たくさんの人に届けばいいなと思います」と語り、笑顔を見せ、本作で初監督を務めた牛嶋監督は、「作品を作り初めてから2年近く経って、ようやく皆さんの元に届けることができて嬉しいです。胸を張って皆さまにお届けできる作品に仕上がったと思います」と喜びを述べ、会場からは暖かな拍手が送られた。

劇中で印象に残ったシーンについて聞かれ、高杉は「花火のシーンが大好きです!実写では決してできない描写やアングルで描かれていて、アニメならではの表現だと思います」とコメント。Lynnは「“「僕」”と桜良が海辺に行くシーンが大好きです。映像もキレイで二人の心が初めて動くシーンでもあってとても素敵なシーンです」と回答。和久井も同じく海辺のシーンがお気に入りとのことで「海辺のシーンで“「僕」”の表情が少し変わるんです。すごく繊細なシーンで何回か観直しました」と語り、牛嶋監督は「海辺のシーンは作画のみなさんもかなりこだわったシーンなので、お気に入りのポイントにあげていただいて嬉しいです」と喜びを語った。

本作で声優初挑戦となった和久井は「最初に桜良のお母さんがどう描かれているのかを作画で確認させていただいたのですが、この一枚が私の元に届くまでどれだけの時間と労力があったのかと考えるとすごく緊張してしまって。今までで一番緊張したかもしれません」と語ると共演者からも驚きの声があがっていた。

そして劇中で「僕」と桜良が距離を縮めるきっかけとなった“真実か挑戦か”ゲームにキャスト陣が挑戦。監督がキャストの名前が書かれたトランプを引きゲームの挑戦者を決め、MCから【真実】か【挑戦】かを尋ねられ回答者はどちらかを必ず選択して答えなければいけないというゲーム。

最初に選ばれた高杉へのお題は“【真実】気になる異性と仲良くなりたい時、どうやってアプローチしますか?”“【挑戦】ステージ上の誰かをお姫様抱っこしてください”という内容。すかさず内田が「準備はしてるけど」と会場を盛り上げる高杉は「挑戦するしかないじゃないですか!(笑)」と答え、まさかの高杉から内田へお姫様抱っこを行い会場からは大きな歓声があがった。続いて選ばれた和久井には“【真実】役者になってよかったと思うこと”“【挑戦】「1分間」で自分自身の好きなところを5つ言ってください”という内容。和久井は【真実】を選択し、「長い時間お仕事をさせていただいて、色々な方と出会って、色々な経験をさせていただいて、今こうしてこの場に立っていられるのも、こうした出会いのおかげですし、この仕事のおかげで成長させていただいていると思うと凄い幸せだなと感じます」と感謝の意を伝えた。

最後にLynnは「本当に感謝の気持ちでいっぱいです。『君の膵臓をたべたい』を愛していただけると嬉しいです!」と語ると高杉は「本当にこの作品に参加できて幸せだったなと感じます。こんな感情になるのは滅多にないのですが、、」と溢れ出る涙を堪えきれず「観た方がこの作品を大好きになってくれればいいなと思います!」と涙ながらに語った。

©住野よる/双葉社 ©君の膵臓をたべたい アニメフィルムパートナーズ

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