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明治が新聞で「ごめんね」チョコの魅力伝え漏れを謝罪!?


株式会社明治は、1月23日付けの読売新聞・朝日新聞にて、「チョコレート効果」の全面広告としてお詫びを掲載した。

本企画は、90年以上に渡りチョコレートに向き合い、「チョコレートは明治」と謳ってきた明治が、高カカオチョコレートは低GI食品で健康に関心のある人におすすめの食品であったにも関わらず、そういったチョコレートの意外な魅力を伝えることを怠っていた為に、世の中のチョコレートにお詫びするというシュールな内容となっている。

現在市販されている明治「チョコレート効果カカオ72%」ならびに「チョコレート効果カカオ86%」について、2018年GI値測定の専門機関を有するオーストラリアの大学に試験委託を行った結果、「チョコレート効果カカオ72%」はGI値29、「チョコレート効果カカオ86%」はGI値18という数値が出たとか。そのため、両製品ともに摂取後の血糖値上昇がおだやかであり、GI値分類基準においても低GI食品であることが確認された。

【広告全文】
いままでごめんね、チョコレート。

そう、チョコレートは誤解されていました。
実は、高カカオチョコレートは低GI食品!
糖質の吸収がおだやかだから、健康に関心のある方へおすすめの食品なのです。
何十年も「チョコレートは明治」と言ってきたのに、そんな、チョコレートの意外な一面を伝えることを怠っていました。
本日、明治は、チョコレートにお詫びします!
そして、その真実を伝えていくことを誓います。
そう、チョコレート!きみのチカラはすごいのだから!

今回、新聞全面広告の掲載を記念して、お詫び文広告を企画した明治の菓子マーケティング部・部長の萩原秀和氏にインタビューを実施。本企画を制作した背景や、明治のプロモーションについて話を聞いた。

──今回の施策に至った背景は?

萩原:チョコレートは長年の間、高GI食品として多くの方に知られていたのですが、研究の結果、高カカオチョコレートは低GI食品であることが判明しました。これはチョコレートに対するネガティブなイメージや、誤ったイメージを放置していたということでもあります。我々のようにチョコレートを長年扱っている企業としては、これを受けて「もっと早くこの事実をお伝え出来ればよかったな」、「チョコレートに申し訳なかったな」という気持ちが強く湧き上がり、実施に至りました。

──施策実施にあたり、社内から反対の声はありませんでしたか?

萩原:一部の社員からは、「誤って伝わってしまうのでは?」という懸念の声もありましたが、ちゃんと読んでいただければ理解できるような文章を作れば大丈夫だろうという思い切った判断で、企画を通させていただきました。

──今回のような「お詫び」を活用したプロモーションは明治としては初めてですか?

萩原:私が覚えている限り、チョコレートにお詫びする、という今回のようなプロモーションは明治として初めてです。

──(高カカオチョコレートが低GIという研究成果を受けて)全国のチョコレートファンに一言。

萩原:今までチョコレートを高GI食品として認識し、食べることを控えていた方も多くいらっしゃったと思いますので、今回はチョコレートだけでなく、そのような方々に対しても伝える努力が足りてなかったと思っております。これからはみなさん是非、自信を持って低GI食品の高カカオチョコレートを食べていただければと思っております。

──最後に改めて、チョコレートへお詫びの気持ちを伝えてください。

萩原:そうですね、本当に……。これだけ長くチョコレートを作って販売させていただいていたのに、チョコレートの意外な一面に、気付いてあげられていなくて「ごめんなさい!(大声)」

◆チョコレート効果 4つのポイント

①チョコレート効果は低GI食品
②豊富なポリフェノール量!1枚あたり127mg!(72%の場合)
③ポリフェノールはカラダに留めておけないので、毎日コツコツ習慣化を!
④1日あたり3枚から5枚が目安です。

<関連サイト>
「チョコレート効果」サイト
https://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/chocokoka/