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マツコ・デラックス、自身の“引き際”について言及


マツコ、平成最後に何を思う――。タレントのマツコ・デラックスが27日、都内にて開催された「キリン ファイア新商品CM発表会」に登壇。変わりゆく時代に言及した。

今回発表となったのは、忙しいオフィスワーカーのためのボトルコーヒー「キリン ファイア ワンデイ ブラック」(以下、「ワンデイ ブラック」)。600mlの巨大ボトルで「冷たくても常温でもおいしい」というのがウリだ。新CMにはマツコを起用。怪獣を思わせるマツコがビルに囲まれた都会に立ち、新商品の巨大さをアピールする。

登壇したマツコは「森ビルには感謝してほしいわね。ちょっとお金もらってもいいんじゃない?」「4棟は映ってる。大宣伝よ、ホントに」と、不動産会社「森ビル」の建物がCM内やポスター内にあると指摘し、笑いを誘った。

イベントには、CMの世界観を表現した大きなジオラマも用意された。東京の街を再現した巨大なセットに、マツコは「意外にお金かけた発表会ね。この分をギャラに回してくれないかしら(笑)」と本音も。

セットの中央に立つマツコの周りを、カメラ付きドローンが飛ぶ演出も。スクリーンにはジオラマとの対比により、マツコと「ワンデイ ブラック」のボトルが、ど迫力で映し出される。

続く「ワンデイ ブラック」の試飲では、「冷たいバージョン」「常温バージョン」をマツコが順番に口に運ぶ。冷やしたものは「スッキリしていて、水みたいにガブガブ飲める」、常温のものについては「甘さが出てくる。ちょっと口の中にためて味わいたい。何もかも嫌になった午後3時くらいにはぴったり」と感想を述べ、最後には「どデカうまい認定書」に公認の証としてサインした。

マツコはキリン商品のイメージキャラに選ばれた驚きを改めて明かし「(キリンは)クリーンでお堅いイメージ。私みたいなところには広告いただけないと思っていた。ようやくおじさま方から認めてもらえたのかしら」と喜びを伝えた。

また、4月末で平成が終わりを迎えることについては「反省するよね。私はちゃんとこの30年、生きたんだろうかって」と感傷的になりつつ、「皆さんが盛り上げてくださるからどうにかやってこれた。感謝です。そう言った意味ではすばらしい平成だった」と本音をこぼした。さらに新元号については「絶対ならないだろうけど、ものすごく斬新なものになってほしい」「明るい字がいい」と期待を寄せた。

先日現役引退を発表したシアトル・マリナーズのイチロー選手になぞらえ、自身の「引き際」について語る一幕も。マツコは「みんな優しいから『お前は今日で終わりだ』とは言ってくれない。身を引くタイミングは自分で考えなきゃならない。もったいないと言われるうちに。『まだいるのか』と言われる前に」と述べていた。

「キリン ファイア ワンデイ ブラック」は、4月2日(火)より、全国で新発売される。

<関連サイト>
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https://www.kirin.co.jp