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手書きのメッセージを添えた“プチギフト”がコミュニケーションを円滑に


相手に気持ちを伝えるために、会話・電話・手紙・Eメールなど様々な手段がある中、近年はスマートフォンの普及とともに、インスタグラムやフェイスブック、ツイッター、LINEといったSNSをコミュニケーションツールとして活用する人が瞬く間に急増。直接会うことができない相手に素早くメッセージを伝えることができるという利便性はあるが、その一方で、言葉を十分に考えずにメッセージを送ってしまった結果、気持ちがきちんと伝わらなかった……、といったことも起こりがち。

そんなデジタル時代に、自分の“気持ちの伝え方”に悩んでいる人は意外と多く、面と向かって気持ちを伝えられないという人も増えているのが実情のよう。最近、トレンドになっているのが日常のちょっとした感謝やお詫びの気持ちを伝えたいときに、さり気なく気持ちをカタチにするという「プチギフト習慣」。これにより相手とのコミュニケーションが生まれ、関係を深めるきっかけになると話題になっている。

そこで、株式会社サンリオは、2月24日~27日の期間において、全国の20歳~34歳までの女性1,000名を対象に、「プチギフトについての実態調査」を実施した。

まず、「プチギフトを誰に贈りますか?」という質問に対して、67.4%の女性が「友人」と回答。2位は13.0%の「恋人」、3位に11.8%で「家族」と、日常的にコミュニケーションをとる相手への気遣いが感じられる結果となった。

次に「プチギフトとしてよく贈るもの」を聞いたところ、1位は「お菓子」が81.2%と大多数の女性からの回答が集まった。続く2位は「小物」(45.2%)、3位は「生活用品」(25.9%)と、相手にとって比較的負担にならないものや、日常的によく使うものが選ばれるという傾向が見られた。

また、1回あたりのプチギフトにどのくらいの金額をかけるのか聞いたところ、最も多かった価格帯は、「500~999円」(36.1%)。次に多かったのは、「1,000~1,499円(26.7%)」と、1,000円前後のプチギフトを渡す人が大半であることがわかった。

続いて、プチギフトを贈る際にどんな想いを込めているのか質問したところ、1位は断トツで「ありがとう」(83.9%)という結果に。そのことから、お礼の気持ちと共に渡している人が多いということが分かった。2位「おめでとう」(37.1%)、3位「お疲れさま」(33.0%)と、お祝いの気持ちをさらに伝えるためや、職場でのコミュニケーションツールとして、プチギフトを贈っている様子。

そして、プチギフトを贈る際にメッセージを添えるという声も多く、その形式としては、「メッセージカード」が、90.2%と最も多く、そのほか「メモ用紙」(19.7%)や「付箋」(19.2%)も票を集めるなど、手書きのメッセージを添えてプチギフトを贈っている人が大多数であることが明らかになった。この結果から、デジタルツールが発達した便利な現代社会だからこそ、手書きすることで伝わる気持ちがあると、多くの女性が認識していることの表れともいえる結果となった。

最後に、「プチギフトはコミュニケーションを円滑にすると思いますか?」と質問をしたところ、実に96.4%の人が「YES」と回答。プチギフトを贈った際の具体的なエピソードでは、「疲れていた同僚にチョコをプレゼントしたら、今度は私自身が疲れているときにお菓子を差し入れてくれた。心遣いが嬉しかった」(職場)、「ずっと親と喧嘩ばかりしていたのに、口では言えない感謝の気持ちを書いた手紙とお揃いのマグを送ったら、その日から打ち解け合い、喧嘩をしなくなりました」(家族)、「友人が仕事で疲れている際に渡した文房具のプチギフト。毎日職場の机で疲れたときには、それを見て頑張れると聞いて自分まで嬉しくなりました」(友人)といった声が挙がっていた。

<関連サイト>
株式会社サンリオ http://www.sanrio.co.jp/