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D-BOYS・瀬戸康史がプライベートな恋に意欲見せる「いろんな経験をしたい」


5月6日、新宿の花園神社にて舞台「夕陽伝」の公演成功祈願が行われ、キャストたちが華やかな舞台衣装で登場した。

「夕陽伝」は、日本最古の歴史書「古事記」をベースにした物語で、大和朝廷の時代、運命に翻弄される若者たちの姿を描いた青春群像劇となっている。主演は、現在NHK大河ドラマ「花燃ゆ」、TBS「マザー・ゲーム」に出演中の瀬戸康史が務め、ヒロイン役には実写映画「魔女の宅急便」のキキ役で第57回ブルーリボン賞・新人賞を射止めた女優・小芝風花を迎える。また、芸能事務所ワタナベエンターテインメントに所属する男性若手俳優集団「D-BOYS」の舞台「Dステ」17thであることも、注目を集める理由のひとつだ。

快晴のこの日、本殿で祈願を終えた出演者たちに脚本家・末満健一氏、演出家・岡村俊一氏も加わり、取材陣の前で舞台への意気込みを語った。

今年で役者10年目となる瀬戸は、「節目の年なので変化の年にしていきたい。この舞台で演じる『海里(カイリ)』のように、型にはまらない人間になりたい」とコメント。“どんな風に?”との取材陣からの質問には「プライベートでも恋だったり、いろんな経験をしたい」と答え、周りを驚かせた。ただし、恋活のプランは特にないそうだ。

また、今月18日は自身の誕生日とのことで、同じ舞台に出演する「D-BOYS」の鈴木裕樹が誕生日会を企画してくれているという。記者から「男ふたりですか?」と質問が飛ぶと、瀬戸は「いや、たぶん…皆さん、集まってくれるかと、僕の勝手な思いなんですけど」と周りのスタッフを不安げに見つめる一幕も。

小芝は舞台初デビューとのことで、「すごく驚きました。いつかは出たいと思っていたけど、こんなに早く舞台に立てるとは…」と、喜びを伝えた。ポスター撮影時には、この日同様に衣装をまとい、剣を手にポーズを決めたときは「テンションが上がって、ひとりで振り回してました」とのこと。

そんな初舞台の小芝に瀬戸からアドバイス。専門的な発言が飛ぶのかと思いきや「舞台は長くなるので、ゴハンは持ってきたほうがいいですよ(笑)」と、周囲の期待を裏切り(?)当たり前のコメントが飛び出した。また、瀬戸は小芝の印象を「目の輝きやパワーがすごい」「芯のある“男らしい”役者」と表現した。

すると小芝は瀬戸の印象を、テレビドラマの印象から「怖い人だと思った」と語り、「でも実際はすごく気さくで“お兄さん”だなって」と続けた。

演出の岡村氏によると「『古事記』は昔のお話ですが、それを現代版に置き換えて衣装もイメージしました。演出面もやはり現代だからこそできる表現をしていきたい」という。さらに、「『小芝・シャーロット・ダイアナ』が舞台デビューしますんで」と、先日イギリス王室に誕生した「シャーロット・エリザベス・ダイアナ」の命名にちなんで、笑いを誘った。

最後に瀬戸は、「『古事記』自体が、和の精神や『日本人とは?』みたいな部分を大事にして書かれた作品だと僕は思っていて。僕たちが意識するかどうかは別としてDNAに刻まれた日本人ならではの何かを、劇場に足を運んだ方々に感じてもらえればうれしいです」とアピールして締めくくった。

Dステ 17th『夕陽伝』
【東京】サンシャイン劇場 2015年10月22日(木)~11月1日(日)
【大阪】森ノ宮ピロティホール 2015年11月21日(土)~11月22日(日)

<関連サイト>
Dステ 17th『夕陽伝』 http://yuhiden.dstage.jp/
D-BOYS http://www.d-boys.com/