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田中麗奈の怖さ際立つ『真昼の悪魔』の台詞たち


田中麗奈主演のフジテレビ系連続ドラマ、オトナの土ドラ『真昼の悪魔』が3月11日(土)に第6話を迎える。

本作は、田中が演じる悪魔の女医・大河内葉子の振り切った怖さがSNSを中心に話題になっている。
ドラマ『真昼の悪魔』は、昭和55年に発表された遠藤周作の医療ミステリーが原作。罪悪感や良心の呵責もない裏の顔を持つ主人公・大河内葉子が人の命を救うはずの病院で衝動的に悪事を犯していくというストーリーだ。

葉子を演じている田中は「お芝居をしている中でアイデアがわいてきます。ここまでの人はなかなかいないので、今は葉子を楽しんでいます」と悪女、いや悪魔役への手応えを語った。そして彼女の演技をより際立たせる役割となっているのが、言葉の美しさや深さ、かつ斬新さが面白い、このドラマのセリフではないだろうか。

東海テレビ・遠山圭介プロデューサーは、「僕にとって印象的なセリフは、『勇気を出さないと欲しいものは手に入らない。人生は行動なの』(第2話)『助ける方法があるのに、命より規則が大事ですか?』(第4話)『もし神様がいるのならどうして世の中は苦しんでいる人ばかりなんですか?』(第2話)です。自分の感情に正直に生きている葉子は普通の人が“常識”として口にするのが憚られる言葉を躊躇なく口にします。思考、行動ともに悪魔的で、共感できる言葉はほとんどありませんが、それでもどこかで惹かれてしまうのは、葉子が放つセリフにもその要因があると思います。今後も視聴者の心に刺さる葉子のセリフにも注目してもらいながら、ドラマ放送後のLINE LIVE(毎週土曜24:35~)でもセリフの面白さや怖さについて視聴者の皆さんと語りつくしたいと思います」と語った。

さらに大倉孝二演じる葉子の恋人・シャイニングホテルグループの御曹司・大塚光のセリフもまた独創的だ。後輩のために三百万を貸して欲しいと葉子に頼まれ、『三百万円なら確か今、財布にあったと思います』(第5話)また、「大河内先生にとってあんたはただのATMなんです」と挑発した芳賀(篠原篤)に対し、『お前のATMにもなってやるよ! だから、俺の葉子さんに近づくな』(第5話)等、その御曹司ぶりがセリフから溢れている。

大倉は「そんなこと普通の人が言うか? みたいなセリフもかなり多いんです。でもそれが逆に大塚らしくていいのかな。変なセリフも大真面目で言ったほうが視聴者の方も楽しんで頂けると思っています」と大塚のセリフを大真面目に楽しんで演じている。

11日放送の『真昼の悪魔』第6話では、葉子の病院に大塚の父が入院する。そして葉子に翻弄され続けた大塚は、ついに悪の道に決定的に引きずりこまれていくことに…。葉子の怖さに精神崩壊した大塚、そして病院を脱走した難波の復讐のシナリオは!? ますます加速する葉子の恐ろしさに振り回され、土曜の夜はさらに眠れなくなりそうだ。

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