柴田阿弥アナ、ママとお風呂に入る東大卒・33歳男性に…
2月20日放送の『AbemaPrime』では、Twitter上で大きな反響を呼んだ、“30代の男性が母親と共に風俗店を訪れた”という投稿を起点に、近年少しずつ増えていると言われるマザコンについて、議論した。
番組では、“マザコン”を自称するなうたをスタジオに招き、この日のスタジオゲストで番組冒頭では生コントを披露したお笑いコンビ・空気階段と共に、“マザコン”と呼ばれる母親との関わり方や、“親子共依存”について議論した。
現在33歳、東大卒のなうたは、その生活を追ったVTRの中で「ママが好きってことと、ママって呼んでるってこと、あと(一緒に)風呂入るってこと」と、自身を“マザコン”だと思う理由を挙げ、スタジオを驚かせたが、「(自身が取材対象になる意味は)分かります」と理解を示した。
また、親からの仕送り総額が1200万円にも及ぶという空気階段の水川かたまりも“マザコン”当事者としての立場で参加。水川は「僕も理論上、取材対象になるということは理解できますけど、感情的には理解はできないです」としながらも、相方の鈴木もぐらに「お母さんに色々決めてもらってたりとか。例えば、免許をとりたいっていってお母さんに相談したら、『ボーッとしてるからダメ』って言われて、すぐ『はい、分かりました』ってやめちゃったりとか。あと、テレビも色々見ていい番組とダメな番組を言われてて。『金八先生』見ちゃだめって言われてたらしいんですよ」と暴露されると、その理由を「“偽善”だから見ちゃダメだって」と明かし、一同の笑いを誘った。
そんな中、レギュラーコメンテーターの若新雄純は「僕もマザコンなんですよ」と切り出し、「結局母親って最高なんすよ。自分のことを本当に色々分かってくれるし。もう一個あるのは、子供が年齢的にも、進学したりで離れていくときにも、母親はやっぱり“息子を失ってしまうんだ”みたいな寂しさを見せてくるんですよね。これにすごい引力を感じたんです」と自身の体験を語り、続けて「そこにハマると人生のステージを更新していけないんだなっていうことに気づいて、一生懸命自制するようにしてます。そこを完結させると、新しい家族を作れなくなる。オカンとの家族がアッパーになっちゃうわけですよ」と、母親への愛情は自覚しているものの、ある程度距離を作っていかなければいけないと持論を述べた。
また、おとなの親子関係相談所代表・川島崇照は、“マザコン”が増加する原因として、「少子化になっていることで、母親の方も子供にのめり込みやすい環境ができている。例えば、この先経済が不安定だってことになると、お金の面で心配になるし。手を出しやすくなりますよね」と現代日本が抱える問題との関連性を挙げ、「少子化がマザコンの温床になっている?」という問いには、「一つの要因としてということ。でもほとんどの場合、親もまたその親から過保護に育てられてきて、達成感がないとか、自信がないっていう不安ばかりを抱えていて、子供を信じることができないっていうのがやっぱり大きな要因ですね」と分析。
また、親離れできない子供と、子離れできない親の両者が依存関係になってしまう“親子共依存”について、番組アンカーを務めるアイドルグループSKE48 の元メンバーでフリーアナウンサーの柴田阿弥は「別にマザコンでも良いと思うんですけど、それより依存関係になるのがあんまり良くないなと思っていて。親子に限らず、女の子とかも彼氏に依存したりとか、何かに依存することが人として危ないのかなと。人に依存すると、自分の承認欲求とかを人に委ねることになるから、つまり自分の人生が人任せになっちゃうっていうのがちょっと危ないんじゃないのかなって思います」と、他者に依存し、自ら意思決定ができなくなることを危惧していた。
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