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あの坂本龍馬と面接!? かつてないバーチャル体験に背筋も伸びる

“当社を希望した理由は何ですか?”

机を挟んで自身をアピールする面接はいつになっても緊張するもの。そこで転職サービスでおなじみ「DODA(デューダ)」が、“面接をもっとワクワクした場にしたい”というコンセプトのもと、ユニークな試みを開始した。

その名も「未来の面接プロジェクト」。これは、転職者が面接できちんと実力を発揮するための企画で、第1弾として11月16日より、面白法人カヤックの制作協力のもと、「VR(バーチャルリアリティ)面接」をスタートした。

「VR面接」とは、VR用ヘッドマウントディスプレイ「オキュラスリフト」と感情検索エンジンを活用し、バーチャル空間で3D制作したキャラクターと面接を行うユニークな内容だ。VRヘッドマウントディスプレイと聞くと、ゲームなどでの活用が頭に浮かぶが、面接を当て込むとは……。面接前に度重なるシミュレーションが重要なのはご存知だと思うが、果たしていかに――。

では実際に体験してみよう。オキュラスとマイク付きヘッドホンを着用すると、面接がスタート。目の前のふすまがスパンと開き、部屋ではハカマ姿の男性が背を向けている。

振り向く男の顔は……坂本龍馬! 関係者によると、「日本初の起業家として名高い坂本龍馬と面接できれば盛り上がるのでは?」との発想から、この偉人を架空の面接官に採用したそうだ。
それにしてもよくできている。頭を動かすと左右には掛け軸があり、まるで本物の部屋にいる気分。そして、坂本はリアルな面接官のように「長所を教えてくれ」などと質問してくる。

こちらが回答すると、声の感情を分析し、ストーリーや龍馬の態度が変化。

面接中に刀で斬りつけられそうになるなど度胸を試されるシーンもあり、アトラクションの要素も満載だ。

終了後には、面接内容に応じてその人に合ったオススメの職能を紹介するが、体験者は「マーケティング系分析タイプ」との診断を受けた。これは仮想現実のリアルさに驚き、ろくに答えの準備をしてこなかったため答えを言いよどんでしまったからだろう。しかし冷静さは買われたようだ。このように体験すれば、自分に足りないものや適性がわかる仕組みだが、単純に何より面白い。こんな面接なら何度もしたい!

ちなみに、どうしても試したかったこととして“超不真面目な態度”で面接をしてみた。

ろくに龍馬と目を合わさずナメた態度をとっていると「お主は真面目に面接する気はないようじゃのう?」と龍馬がブチギレ。ふところからピストルを取り出し、銃口を突きつけられる事態となった。面接ではくれぐれも失礼のないように……。

この「VR面接」は一般人でも体験が可能となっており、DODAの問い合わせフォームから、「未来の面接プロジェクトVR面接体験希望」の旨を伝えればOK。日本屈指の偉人と向かい合う状況を体験すればリアルの面接も怖くない、はず。

<関連サイト>
「未来の面接プロジェクト」 http://doda.jp/promo/campaign/mirainomensetsu/