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初音ミク、雪ミク衣装で盛り上がった札幌公演がオンエア


デスクトップミュージックのボーカル音源ソフトとして「初音ミク」が登場してから2017年で10年の歳月が過ぎた。ベストアルバムのリリースや東京2020公認プログラムとしてのコラボレーションライブをはじめ、活動も人気も国境を越えてどんどん広がっている。そんな初音ミクから派生したキャラクターの「雪ミク」が2010年から毎年「SNOW MIKU」というフェスティバルを展開している。

これは、毎年さっぽろ雪まつりの開催時期に合わせて行われている、冬の北海道を応援するフェスティバルだ。その企画の一つとして、2月9日、10日の2日間に渡ってZepp Sapporoで「初音ミク」によるライブイベント「SNOW MIKU LIVE! 2018」が行われた。

2月10日、ライブイベント2日目。オープニングムービーが流れ、“Are You Ready?”という文字が映し出されるとファンの歓声も大きくなる。「SNOW MIKU LIVE! 2018 Zepp Sapporo、行くよ!」と「気まぐれメルシィ」でライブがスタート。「こっち向いてBaby」、「ゴーストルール」、「裏表ラバーズ」と、生バンドによる重厚なサウンドと初音ミクのキレのあるダンスが続き、「Yellow」ではミラーボールが会場を彩った。序盤から拳を振り上げレスポンスするオーディエンスの士気も熱気も上がる一方だ。

続いて、初音ミクに変わり、鏡音レンによる「脱法ロック」で会場のボルテージは更に上がり、鏡音リンの「スイートマジック」、そして、まるで雪が降ってきたかのような演出から始まったKAITOの「スノーマン」と多彩な演出がファンを楽しませていく。
深海の中から現れる演出で初音ミクが再登場し、「深海少女」など数曲を披露。その後はMEIKOが激しいマイクスタンドパフォーマンスで「忘却心中」を熱唱し、巡音ルカがヘヴィなサウンドの「Leia」で会場の熱を高めていく。初音ミクと巡音ルカによる「アカツキアライヴァル」、鏡音リンと鏡音レンによる「ジェミニ」「リモコン」など、バーチャル・シンガー同士の共演も披露され、バンドメンバーの紹介コーナーを挟み後半へ。

ステージ上方に「R3 Live Generated」という文字が映し出され、「愛の詩」が始まった。音楽に合わせてリアルタイムで3DCGキャラクターを歌い踊らせることができる技術「R3」を使用したセクションで、よりリアルで臨場感のあるパフォーマンスを見せてくれた。「ローリンガール」では、サビの部分のコール&レスポンスを初音ミクがオーディエンスにレクチャー。さらに「私と一緒に歌おう!」と促すと、会場中が大合唱になり一体感のあるパフォーマンスが展開された。「R3」セクションの後も、Google ChromeのテレビCMに起用された曲「Tell Your World」、「ODDS&ENDS」と初音ミクの曲が続き、会場の熱気は増していった。

「みんながいてはじめてここに立てます。ありがとう。そして、最後の曲、聴いてください」との言葉から、「letter song」がはじまり、しっとりと歌い上げた初音ミクはステージを後にした。まだまだ興奮さめやらぬファンたちによる、大きな“ミク”コールが続き、それに応える形でアンコールがスタート。「好き!雪!本気マジック」「Snow Fairly Story」、そして「四角い地球を丸くする」の3曲を披露。怒涛の「SNOW MIKU」フェスティバルテーマソング3曲、歴代の雪ミク衣装での歌唱ということで、大いに盛り上がった。

アンコールも含め、新旧代表曲を織り交ぜたセットリストでファンも大満足なライブとなった。初音ミクをはじめとしたバーチャル・シンガーカルチャーの魅力を体験できるライブの模様は3月9日(金)夜10時15分からWOWOWで放送される。最新の初音ミクのライブをお楽しみに。

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